2023年最後の記事は、ぽやんの東大合格ストーリー・第10話のご紹介となりました。
受験時のホテル情報も少し載せていますので、年末年始、ふと時間が空いた時などのお共にしていただけたらと思います。
東大受験が現実味を帯びるものの覚悟が決まらなかった高2時代
ぽやんちゃんが高2のときは、模試でA判定が出て、東大が志望校として現実味を帯びてきた時期でした。
厳密には、高1の駿台か何かでA判定を出したことがあるのですが、1年生の判定はまったくあてにならないので、判定を参考にし始めたのは、2年生の頃でした。
でも、高2で受ける模試も、母集団に浪人生が入っていないため、鵜呑みにもできないんですよね。
高校でも校内の定期テストでは学年1位を取り続けていたぽやんちゃんでしたが、模試では、1位ではないこともありました。
でも、この時期になると、学校内の順位は本当にどうでもいいというか(どうでもいいとまで言ってしまうとさすがに語弊がありますが)、本当に参考程度でしかありませんでした。
大切なのは、あくまでも「自分と志望校との距離」
模試は、「自分の学習計画で成果が出ているか」の答え合わせです。
模試の偏差値や志望校内順位や度数分布で、おおよその自分の位置を確認したら、あとは、「どうしたら志望校との距離をもっと詰められるか、課題を発見して戦略を練る」、そういう機会ととらえていました。
志望校決定に関しては、かなり迷いました。
国立大学は試験日がみな同じなので、東大を第一志望にして前期日程で受けるということは、落ちたら他の(安全圏の)国立大も逃してしまうことを意味します。
安全圏の国立大を第一志望にするべきか、それとも、落ちることも覚悟で東大にチャレンジすべきか…。
ぽやんちゃんは「浪人はしたくない」という希望だったので安全志向に傾きかけましたが、刹那君の時は、A判定しか出したことのない大学がまさかの不合格になったりしたので、何が正解かわからず、なかなか決めきれませんでした。
ママンのサポートは勉強の「周り」を整えることだけ
受験はもちろん子ども本人が頑張るものですが、親はまったく何もしなくていいかというと、そういうわけではありませんでした。
ママンがやったサポートは、勉強の「周り」を整えることのみでした。
受験手帳をプレゼント
ぽやんちゃんは、中学校1年生の定期テスト対策から自分で学習計画を立てるようになりましたが、コピーを失敗したA4用紙の裏とか、学校から配られるB6版のバーチカル手帳を使って計画を立てていました。
でも、大学受験期の学習計画を立てるにあたっては、A4裏紙では枚数が膨大になって管理しにくいし、学校配布の手帳はB6サイズで、いろいろ書き込むには小さいと感じていました。
そこで、手帳の変態でもあるママンが本領発揮( ̄▽ ̄)!
「広々と使えるA5サイズで、年間計画を立てられるページもあるオシャレな手帳」
をプレゼントしました。
ぽやんちゃんはこの受験手帳でテンションが上がり、ネットや本で調べた「東大合格者の年間学習計画」を参考に、
「◯月ごろには、この問題集を仕上げて、その次は…」
というような年間計画を立てました。
情報収集
今の受験は昔と違って、実にさまざまな受験方式があり、それぞれ出願日程や方法が異なります。
併願校や受験日程の戦略などは、もはや「情報戦」。
勉強だけで手一杯な受験生が、自分だけですべてを調べて戦略を練るのは難しいと思います。
我が家の場合は、地方なので東大受験に強い塾もなく、高校の進路指導の情報も十分とは思えなかったので、私もインターネットなどで情報を集めるようにして、それをぽやんちゃんと共有していました。
ホテル予約
このBlogでもときどき書いてきましたが、国立大は試験日がみな同じなので、受験生の多い大学の前期日程は、周辺のホテルが早くから埋まってしまいます。
しかも、アクセスの良さや受験生向けサービスの充実度など、条件の良いホテルから埋まって行くので、国立前期日程(2/25.26とその前後数日間)のホテル予約は、早め早めをおすすめします。
ぽやんちゃんの場合も、高2の2月の段階では、まだ東大を第一志望にするかどうかは決まっていませんでしたが、1年前から予約できるホテルについては、念のため高2の2月にはおさえておきました。
(予約解禁日や受験生向けプランについては、ホテルによって違いますし、コロナ禍の前と後ではだいぶ変わったところもあると思うので、これから探す方は、泊まりたいホテルに直接問い合わせていただくのが確実だと思います)
駒場キャンパスが受験会場の方(文Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)におすすめ
渋谷エクセルホテル東急 | ||||
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本郷キャンパスが受験会場の方(理Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)におすすめ
東京ドームホテル | ||||
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ホテル機山館 | ||||
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フォーレスト本郷 by unito | ||||
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大学受験生への親の関わり方については、いろんな人がいろんなことを言いますが、ママンは、関わりすぎるのも、まったく関わらないのも極端なように感じます。
子どもは勉強で手一杯。
ならば、その「周り」を整えることはサポートしてやり、安心して受験に挑めるようにしてあげたい。
それが、シンプルな親の想いではないでしょうか?
大人だって、誰にも頼らずに、完全に自分だけで何かを成し遂げることって、あまりないですよね?
自分では頼ったつもりがなくても、必ず誰かに助けられているものです。間接的にでも。
スポーツ選手は、コーチやトレーナーなどでチームを組んでサポートし、選手は競技だけに専念できるように環境を整えます。
なのにどうして、受験生には、
「頑張るのは子どもだから」
「親があれこれやってあげるのは過保護」
というような意見がでてくるのかなと、純粋に疑問に思います。
ましてや、多くの大学受験生は、年齢的には成人扱いでも、中身は
「追い詰められたティーンエイジャー」
です。
追い詰められている時には、家族や教員など、大人のサポートがまだまだ必要な人達だと思うんですよね。
だから、親は、子どもにサポートを求められたことの中で、自分ができることをしてあげれば、それでいいんじゃないかなと思います。
受験期間中、耳を傾けるべきは我が子の言葉のみ。
あれこれうるさい外野のノイズは、オールシャットアウトですわよ( `ー´)ノ!
第1話〜第9話はこちらです
第1話からまとめて読みたいという方は、こちらからどうぞ。
ママ広場さんのサイト内で「Maman」と検索していただいても、すべて読むことができます(*^-^*)。
年内入試(推薦入試)が増える中で、敢えて一般入試で挑む決心をした受験生の皆さんとそのご家族にとって、年末年始は、追い込みでしんどい時期ですよね。
浮かれ気分の世の中とは対照的に、体調や気候など各方面に気を配り、張り詰めた気持ちでお過ごしのことと、お察しします。
でも、受験は、必ず出口のあるトンネルです。
そして、通り抜けた者にしか見えない景色があります。
周りのさまざまなノイズはシャットアウトして、「経験して良かった」と、親子で思えるような受験にしてくださいね(*^-^*)。
ママンも、微力ながら応援しておりますヽ(´▽`)/!
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