ママンの書斎から

ミドフォーママンの考えごとなど

東大生の苦悩

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この間、ぽやんちゃんと話していて、アルバイトの話題になりました。

刹那は「実験が忙しい」「バイトが忙しい」と言って、全然ママンの相手をしてくれません)

 

その話の中で、最近のぽやんちゃんの悩みがわかってきました。

 

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悩みその1:なんでもできると思われる

 

「東大生」という記号が付くと、なんでもできるとか知ってると思われるようで、できないことや知らないことがあると、

 

「東大生のくせに、こんなこともできないの(知らないの)?」

 

という反応をされて、「できない(知らない)」という事実以上に傷つくのだそうです。

 

バイトの話で言うと、例えば、

 

「東大生なら、どの教科でも教えられるんだろうから、塾講師や家庭教師も、さぞかし高い時給で引く手あまたなんでしょうね?」

 

と思われがちだけれども、ぽやんちゃんは中学受験をしていないし、塾にも行ったことがないので、都会に多い「中学受験対策」のニーズには、対応できないんですよね。

 

特に、

 

「東大に受かるための塾(鉄〇会など)に入りたいので、対象の中高一貫校に入れるような指導をしてほしい」

 

というようなニーズには、旅人がどうの~、鶴亀がどうの~、というような、中学受験特有の問題を解いたことすらないぽやんちゃんは、

 

「自分で解けたとしても、教えるほどのスキルはないわ(´ー`)。」

 

と思ってしまい、引き受けられないそうなのです。

 

まぁ、ぽやんちゃんは、もともとそんなに塾講師や家庭教師をやりたいわけでもなかったので、バイトは違うことをやってますが、「なんでもできる(知ってる)」「なんでも教えることができる」と思われるのは、プレッシャーみたいですね。

 

悩みその2:離れていく人がいる

 

「東大に受かったということを知って、離れていった人(友達)がいる」ということも、悩みの1つのようです。

 

中学時代にも、「学年1位や、県模試1位になったら、友達に離れていかれた」ということは経験しているぽやんちゃんですが、ん~…これはもう、どうしようもない問題なのかなぁと思います。

 

何か嫌われるようなことをしたわけではなく、ただ「努力して、結果を出した」だけ。

ぽやんちゃん自身は何も変わってないつもりなのに、結果を出したばっかりに、友達だと思っていた人に、スーッと離れていかれた。

 

この現象は中学時代にも経験済みだけれど、「東大合格」では、より強くそれを感じる、ということのようですね。

(ちなみに、離れていったのは、高校時代のともに切磋琢磨した仲間ではなく、中学時代までの友達のようです)

でもこれ、せつないですが、ぽやんちゃんには、どうしようもないことなんですよね。

 

東大に受かったからって、嫌なことが何もない薔薇色の日々になったかというと、そんなわけないんですけどね。

それなりに嫌なことや悩みもあるし、

 

「これまでどおり、あなた(友達)を必要としているのに、なぜ離れていくの?」

 

という、寂しさ、やりきれなさがあるのだと思います。

 

東大生ではないママンにも、同じような経験はあります。

 

「学年1位」で離れていった人

「学年1位」に関しては、の中学校はド田舎の小さな公立中で、しかも当時は荒れていたので、「学年1位」も、さして語るほどのことではないと思っていたけれど、それを知ったとたんに、スーッと離れていった友達はいました。もしかして、「友達」だと思ってたのは、だけだったのかしら。

 

「教員」と知って離れていった人

「教員」に関しても、「学校の先生ってさぁ…」というフレーズは、たいがい批判的な文脈で語られるので(泣)、「元・教員」ということは自分からは言わないようにしてきましたが、やっぱり、何かのきっかけで知られると、その後は何かしら否定的なバイアスがかかった状態で見られるようになるのは感じます。

「学校の先生なのに、こんなことも知らないの?」という空気感もヒリヒリするくらい感じますが…教員と言っても、世の中のすべてのジャンルの専門家じゃありませんので…自分が勉強してきた内容と経験したこと以外はわかりません。すみません。

 

「東大生の母になった」と知って離れていった人

「東大」という言葉も、もともとは子ども達の大学名は公表するつもりはなかったのですが、寄稿先との兼ね合いや新しい仕事の関係で、「東大」だけは公表した方が都合が良さそう…となったので、ぽやんちゃんに承諾を得て公表したという経緯です(だから、刹那君の大学名は公表していません)。

 が、「東大生の母」と言うと、それだけで何かこう、酒池肉林の暮らしでもしているかのような誤解を受け、「けっ!」という態度を取られることがあります。…んなわけないじゃん!毎日、必死に生きとるわ!

 

などなどね。

それぞれ、心の声とともに書きましたが、ママンにも、いろいろありますよ(^_^;)。

(もしかしたら、出した結果とは関係なく、単に嫌われて離れていかれたのかもしれませんし、お互いに「離れ時」だったのかもしれませんし…一概に「結果のせいだ」とは言えませんけどもね…)

 

でも、ほんと、こういうのは、どうしようもないんですよね。

自分がその相手に何かやらかした記憶がない以上、(自分の努力で結果を出したということに関しては)謝るようなことでもないですし…もう、ほんと、しょうがない。

寂しいし、悲しいですけどね。

 

ただ、↓ こういう本があるくらい ですから、「東大生」には、東大生にしかわからない苦悩があるのだろうな、と思います。

 

 

離れた土地で「東大生」してるぽやんちゃん…必要ならば、心のケアはしてあげたい。

 

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積み上げてきたものを否定せず、今を肯定する

 

とはいえ、今は、せっかくの大学祭シーズンですから。

悩みはいったん脇に置いて、今を楽しんでほしいですね。

自分が積み上げてきたものを否定せず、今を肯定してね、ぽやんちゃん

 

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どんどん日が短くなり、どんどん寒くなる今の時期は、1年のうちで、いちばんママンの元気がなくなる季節です。

 

でも、子ども達が大学受験生だった昨年までの3年間に比べたら、この時期の辛さとしては、だいぶ楽になりました。

真っ暗で寒い早朝や夕方に、模試で結果を出ないしんどさとか、受験費用の心配とか、コロナ禍の不安などと戦いながら毎日送迎をするのは、しんどかったなぁ…(T_T)

 

まさに今、共通テストや一般受験を控えていて、模試地獄でしんどかったり、いろんな不安と戦ったりしている受験生とその親御さんが、たくさんいらっしゃると思います。

 

しんどくなったら、できてることを数えてみてください。

なかなか結果が出ないとき、未来に掲げた目標を見つめているばかりでは、今の自分との距離をつきつけられて、心が折れそうになるものです。

そんなときは、振り返って、過去から今にかけて、積み上げてきたものに目を向けてくださいね。

必ず何か、進歩しているはずなので。

ゼロじゃないはずなので。

 

あぁもう、受験生のことを考えると泣いちゃう(T_T)。

親御さんの気持ちを思うと、泣いちゃう(T_T)(T_T)!

 

長くてしんどい一般受験も、必ず終わるときが来ますから。

「良い受験だった」と思えるように、今を積み上げてくださいね。

走り切った人にしか見えない景色が、必ずあります。

 

散々、今の苦悩を愚痴った記事の終わりで言うのもなんですが(笑)…大学生活にも悩みはありますが、それ以上に楽しく、可能性が開ける世界(きっと受験生の今は思いつきもしない選択肢が出てくる世界だと思いますので、外野のノイズはシャットアウトして、最後まで走り切ってくださいね。

 

ママンは、がんばる受験生と、その親御さんを、応援してますよー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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