前回は、デリカシーに欠ける昔のママ友からのメールで「メドゥーサ化」してしまったことを書きました。
みなさまから、あたたかい共感の声をたくさんいただき、私の中の、
「うちの子の進路を聞いてどうするんですか? 結果を知ったら、あなたが何かしてくれるんですかねっΣ(-᷅_-᷄๑)?」
というメドゥーサは、かなり鎮圧されました。
ありがとうございました。
リアル世界では、ママ友の悩みを別のママ友に話す、なんてことは危険極まりないので避けていますが、Blogの世界では、誰かに聞いてもらい、共感してもらえます。そんな場があるということのありがたさを、改めて感じました。
失礼だった人
最近、毎日カミナリが鳴っています。
昨日まで、3日連続で鳴りました。
たいてい、お昼過ぎからゴロゴロ鳴り出し、その後、雨が続くという感じです。
今日もカミナリかしら。
…胸騒ぎがするわ。
気圧のせいなのか、ここ数日、頭痛がひどいんですよね〜。
昨日も、Blogを書こうかと思いながらも、書けませんでした。
カミナリにやられっぱなしです。
でも、とりあえず晴れているうちに外に干していた洗濯物を、雨が降る直前に取り込み、しっかり乾かすことに成功すると、
「勝ったわψ(`∇´)ψ!」
と満足できます。
この3日間は、3連勝でしたのよ~( ̄▽ ̄)。
お天気の急変に常に気を配り、辺りが暗くなって冷たい風がヒョォ~と吹いてきたら、
「は∑(゚Д゚)! 今だわ(=゚ω゚)ノ!」
とベランダに駆け上がって取り込むのがコツです。
誰でも知ってますね(^_^;)。
今日も小さく戦い、小さく勝ってご満悦なママンです。
小さな「勝ち」や「ご満悦」は、日々の暮らしに満足するためには大事だと思っています。
「勝ち」というか、「自然とうまく付き合えた感」ですかね。
洗濯物を乾かすこと1つとっても、お日様や風を最大限に活かして乾かせたかどうかは、私の1日の達成感に大きく影響します。
「逆らえない自然を上手に利用して家事をこなすこと」は、知恵も使うし、スケジューリング能力も必要で、臨機応変さも求められます。
実は、かなりクリエイティブな仕事なんですよね。家事って。
前職を退職した後、
「あなた、仕事辞めて家にいて、毎日何してるの?」
と、人を小馬鹿にしたように言い放った中間管理職のおっさん上司に、当時は言えなくて飲み込んだ言葉…だいぶ面の皮が厚くなった今なら言えます。
「あなたこそ、毎日毎日職場にいて、何をしていらっしゃるんです? 失礼ながら、あなたが何か意味のある仕事をしているようには見えないんですよね~。職場にいるだけで何の生産性もなくてもお給料になるって、気楽でいいですわね。あ、生産性って言葉、知ってます? 少なくとも、主婦は毎日、何かを生産しているんですのよ。あなた、毎日、0から1を生み出すことができますか? それから、主婦は、マイナスを0に戻して、またすぐマイナスにもどされ、そのマイナスをまた0に戻すいうことも、延々と無報酬で繰り返しているんです。それはオツムが弱いからではなく、家族への愛情に起因する奉仕です。あなたにそれができますか?あなたはその陰の働きのおかげで、外で働けているんですよ。そこに対しての敬意はないのですか?あなたは職場にいることが仕事をしていることだと思っていらっしゃるようなので、家にいる私が暇そうに見えるんでしょうけど、それはあまりにも家の仕事を知らなさすぎるというものですわ。それに主婦だって、お鍋をかけながらシェイクスピアを読んだりすることだって、できるんですのよ。下に見られるような発言は、はなはだ心外で、とても承服できませんわね。仕事だけしてればいい人が、あなた家で何してるの? なんて、何を偉そうに! そういうことは、1日でも主婦業をやってみてから言ってくださいね。でないと、奥様から熟年離婚されますわよ。あなたの退職時が今から楽しみですわね~オホホホホ( ̄▽ ̄)!」
あら~、どうしたのかしら~。
私、なんだか最近、毒が止まらないのよね~( ̄ー ̄)。
きっとデトックスなのね~。
コロナ禍で、リモートワークで事足りることに気づいてオフィスをなくしたり、地方に移転したりする企業も出てきた今の時代を見て、あのおっさん上司は、今、何を思っているでしょう。
知らんけど( ̄ー ̄)。
毎日通う職場をなくしてからが見ものだわね。
(↑ 毒が過ぎる)
片田舎の人
冒頭に貼った前回の記事でも触れている、よその家のデリケートな事情をズケズケと聞いてくる人、入院したと聞くとすぐさまお見舞いに駆けつける人、などがとても嫌い苦手な私(「嫌い」の公言は慎むんでしたわ)ですが、こういうエピソードに触れて必ず思い出すのは、『徒然草』の「片田舎の人」です。
前にも書いたかな…?
…もう忘れたので、また書く。
花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。…
という書き出しの有名な章なので、学校で習ったという方も多いことでしょう。
この中に、
教養がある人(洗練された人)は、(花見など)何事をするにも楽しみ方があっさりしているが、片田舎の人は、花の下に人を押しのけて近づき、酒を飲んで騒いだり、挙句の果てには花の枝を手折ったりしてしまう。
夏には泉の中に手や足を突っ込んだり、冬には趣深く降り積もった雪の中へ降りたって足跡を付けるなどして、どんなものでも離れたところから見るということがない。
(ママンのかなり適当な意訳です)
というようなことが書かれているんですよね。
まぁ、平たく言うと、田舎者は風流を解さない(つまり野暮)で困るぜ…的なことなのですが…。
どんなものでも離れたところから見るということがない
ママン、この書きぶりに拍手を送らずにはいられません。
私自身が地方出身、地方在住の、生粋の「片田舎の人」なのですが(^_^;)、
(実際、進学先の高校(地元よりは若干都会)や大学時代を過ごした東京では、そんなふうにからかわれたこともあります)
そういう田舎にありがちな野次馬根性文化?には違和感を抱きながら育ったので、この章は看過できないんですよね。
こういう遠慮のなさが良い方向に働くこともあるのかもしれませんが、私はどうも苦手で…(*´Д`)…仲良くなれるのは、パーソナルスペースにズカズカ踏み込んでこない人や、あれこれ詮索しない人(田舎にもそういう人はいます)だけです。
だから、この章を読むと膝を打ってばかりで、
「ちょっと兼好さん、今度、お茶でもご一緒しませんこと(=゚ω゚)ノ?」
という気持ちになります。
吉田兼好と語り明かしたいって、ヤバいかしら~(^_^;)。
でも、きっと気が合うと思うのよね~。
わざわざ近づかなくていいこと、知らなくていいことってありますよね。
話題のスィーツを全部食べてみる必要もないし、今話題のホットなスポットとやらにも行かなくていいし、流行りのカタカナ用語を全部知らなくたっていい。
むしろカタカナ用語は減らしてほしい。
ましてやご近所の家庭の事情なんて、知らないほうがいいということもあると思います。
今日も、
「〇〇さんちの車が新車になってた!」
などという噂話を聞き、
人んちの車が新車だろうと中古車だろうと、どうでもよくないですか~(*´Д`)?
ちなみにうちは馬車ですけど、何か問題あります?
と、心底げんなりしてしまいました。
…ママン国、いよいよ鎖国が近いと思われます。
高校生のいる暮らし
本と共にある暮らし