今週のお題「100万円あったら」
今週のはてなさんのお題は、「ここに100万円があります」だそうです。
目の前に、あの「帯がかかっていて自立できる、意外にコンパクトな100万円」があったなら…さて、何に使いましょうかね?
100万円の使い道
100万円があったら何に使いたいか、ということですが、100万円って微妙ですよね。
とりあえず、帯でまとめられていて自立する姿を写真に収めるでしょ~(庶民~!)。
そいでもって、ひとしきり撫でさすりまくったあとで、自立する100万円殿を愛でつつ、晩酌するでしょ(ド庶民~!)。
き、貴族たるもの、100万円なんて、扇子の代わりにするくらいでなくては(=゚ω゚)ノ。
それで、そのあとは…。
う~ん、必要なものや欲しいものを全部買うには足りないし、子どもの大学の費用にするにしたって、一人暮らしに必要なものをそろえたら入学前になくなってしまう額です。
微妙すぎる…"(-""-)"…。
家電とか車検とか子どもの学費とか、そういう「必要なもの」は考えずに、純粋に自分の欲しいものだけを思い浮かべるなら、私はとりあえず、使い道の1つとして、自分のPCを新しくしたい、ということがあります(^_^;)。
今使っているPCは、Blogを書くとか他のサイトに寄稿するようになることを想定していなかった頃に買ったものなので、RTA役員の仕事ができるくらいのスペックでいいとしか考えずに安さ重視で選んでしまい…この頃は、しょっちゅう調子が悪くなってしまいます。
自分のBlogだけなら、PCの調子が悪い時は更新しないという手もあるのですが、最近は寄稿のお仕事もあるので、しょっちゅうフリーズされると困るんですよね…。
PCを、お仕事の道具として、きちんと機能するものに買い替えたいです。
…と、ここまで書いて、ママン、はたと思いました。
ちゃんとした仕事の道具が欲しいという100万円の使い道…。
これって実は、「書くこと」を、もっときちんと仕事にしていきたい、ということであり、それは、今の私の本当の願いなのではなかろうか?と。
教材作成のお仕事と両立できるのか?と考えると弱気になってしまいますが、リモートで、定年もないとなると、働き方としては、理想的なんですよね。
とにかく、自分が自由に使える100万円の使い道を考えてみたら、おいしいものを食べることも旅行に行くことも、欲しいものを値段を見ないで買うことも(もちろん実現したら嬉しいですけど)、今の自分のファーストプライオリティではないということに気がつきました。
本当の願いを探る
先日もチラッとご紹介していた、『満月珈琲店』シリーズ。
読んでみたら、とても良かったです。
「本当の願い」編の方に、「願い事をするときに、パッと思い浮かんだことというのは、自分の本当の願いからは微妙にズレているものだ」ということが描かれている場面があるのです。
実際、登場人物の1人である若い女性が、
「宝くじに当選したい」
と願うのですが、「それはあなたの本当の願いですか?」
と掘り下げられるうちに、
「宝くじに当選したい」
↓
「お金が欲しい」
↓
「正社員になりたい」
↓
「必要とされたい」
と、願いが変わっていくのです。
変わっていくというか、自分の生い立ちにまでさかのぼって、魂の願いを思い出す、という感じ。
このくだりを読んだとき、私、心が震えました。
人は、自分の心からの願いというものを、実はよくわかっていないんじゃないか。
今、思い浮かんでいる願いは、もしかしたら、自分の願いの本質からはちょっとズレたものなのではないか。
自分のやりたいことだと信じてきたことは、世論やメディア、親や教師、学校の導きなど、外側の情報から思い込まされている部分も大きくて、本当の自分の願いとは違っているということが、往々にしてあるのではないか。
なんて、思ってしまったわけなのです。
(『満月珈琲店』シリーズでは、占星術のホロスコープをもとにして、「本当の願い」にコミットしていきます)
私は、私にとってのファーストプライオリティは家庭であることに変わりはありませんが、子ども達が巣立つ時期に差し掛かっている今、これからの自分の生き方というものを考え始めているのだと思います。
本当の願いにたどり着く過程は、じっくりと自分に向き合い、時には直視するのがつらい事実を掘り起こすような、辛い作業になるのかもしれません。
『満月珈琲店』の女性も、本当の願いを思い出す過程では、涙を伴っていました。
でも、その過程を経てたどり着いた本当の願いは、きっと叶うようにできているのではないかと思えてなりません。
「100万円あったら何に使いたいか」という問いは、今の自分の本当の願いをあぶりだしてくれる、なかなか深い問いなのかもしれませんね。
進路はじっくり考える
今、進路選択という人生の岐路に立たされている子ども達にも、今一度、考えてみてもらいたいと思います。
本当にその大学が良いの?
本当に、心から、その道に進みたいの?
もしかして、うっすら感じている違和感に蓋をしてしまっていない?
もしも、ちょっと違うかもと感じているなら、今ならまだ他の選択肢を考えられるよ。
刹那君は、今までブレずにやってきましたし、今年の模試の判定は昨年よりは良いのですが(浪人なのでこの時期の判定が良いのは当たり前)今年は、せっかく浪人したのだからということで、昨年は請求しなかった大学の入学案内なども広く集めてみるうちに、選択肢はもっともっと広かったということにも気づきつつあるように見えます。
昨年は受けなかったけれど判定は良かったあの大学から、第一志望だった大学の大学院へ進まれた先輩方の事例なども目にして(巷では学歴ロンダリングなどと揶揄されることもあるようですが、認められている正式ルートならそれもありだと思います)、ルートは1つではないのだから、今年の志望校決定は、より柔軟に、という気持ちが出てきているように感じられます。
「本当の願いに気づく」「願望実現のルートを探る」ためには、外側の情報に惑わされずに、自分の深い部分と対話するということが、避けられないんですよね。
積極的に情報を取りに行きつつ、情報過多で惑わされてしまうような時は敢えて情報を遮断する…その辺のバランスをうまくとりながら、子ども達には、自分の本当の願いに気づき、それに近づける大学を選んでほしいなと思います。
最終的に対話すべきは、情報ではなく、自分の心の深いところ。
それを忘れてはならないのよ(=゚ω゚)ノ!
※※※
「100万円」と打とうとすると、どうしても「100蔓延」と変換されてしまい、
んまー!
このPC、本当に腹が立つわね\\\٩(๑`^´๑)۶////!
と、怒り心頭でこの記事を書きました。
でも、もしかしたら、「100蔓延」と変換してしまうこのPC、いろんなものが「蔓延」しすぎている今の世相を理解している、とても賢い子なのかも…という気もしてきました(^_^;)。
新しいPCが手に入るその時までは、今のこのPCを大事に愛でつつ、地道にお仕事、そして、仕上げの時期に入っている子育ても、頑張っていきたいと思います。
高校生のいる暮らし
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