最近ちょっと考えていたことがあります。
優しさの種類について。
優しさには、積極的に関わっていく「足し算の優しさ」と、遠慮するとか、そっとしておく「引き算の優しさ」とがあると思うんですよね。
足し算の優しさと引き算の優しさ
例えば、マンションなどでエレベーターに乗る時も、乗り合わせた人に
「何階ですか?」
と聞いて、その階のボタンを押してあげるのが優しさだと思う人もいれば、自分が住んでいる階を知られるのは嫌だろうから聞かない、と考える人もいるわけですよね。
友達や知り合いが病気になったと聞いたとき、その知らせを聞くやいなやお見舞いに駆けつけるのが優しさだと考える人もいれば、今は誰にも会いたくないだろうから、お見舞いには敢えて行かずに、そっとしておくのが優しさだと考える人がいると思います。
ちなみに私は引き算派です。
刹那君を里帰りで産んだときのことです。
産後の、まだ体じゅう痛い、寝てない、すきあらば寝たい、というボロボロの状態で入院している最中に、次から次へとお見舞いの人達が押し寄せてきて、無理して対応する羽目になり、心底閉口しました。
そういう文化の田舎だったので、困り果てる産婦さんが多かったのでしょう。
ナースステーションに頼めば、「母体の回復最優先なので」ということにして、お見舞いを断ってくれるシステムがありました。
私ももちろん、そのシステムを知った後は、駆使しましたわよ( `ー´)ノ!
でもね、そうして入院中にお見舞いを断ると、退院するやいなや、家に押しかけてくるんですよ…しかもアポ無しで。
しかもしかも、玄関からじゃなくて、縁側とかから勝手に入ってくる((((;゚Д゚))))。
なんでも、畑に行く前に寄ったとかなんとかで、早朝(一晩中寝かしつけていて今やっと寝かせたばかり…みたいな時)に来られて、パジャマ姿でボロボロの私が、
「まだ着替えてないから…。」
とやんわりお断りしようとすると、
「そんなの気にしない。」
だの、
「あんたじゃなくて赤ん坊を見にきたんだから、あんたは寝てていい。」
などと言って強引に見舞う親戚のおばちゃんとかね…本当に本当に困りました。
これがストレスで、ぽやんちゃんのときは里帰りをやめたほどです。
相手から、
「今すぐ助けに来て欲しい!」
と求められているなら、すぐさま駆けつける足し算の優しさが良いだろうし、相手が
「今はそっとしておいて欲しい…。」
という気持ちでいるようなら、必要とされるまでそっとしておくという引き算の優しさがありがたいはず。
要は、相手の求めている優しさを提供することが大事なんですよね。
自分がどうしたいかではなく。
だから私は、電車で高齢者の方に席を譲るときなどは、譲られたくない方もいらっしゃると思うので、そっと席を立ってその場を離れるだけにし、
「譲ってあげました!さぁ、お座りくださいな!」
というアピールにはならないようにしています。
そうすると、そのご年配の方ではない若者がサッと座ってしまったりして、「あなたのために空けた席じゃないのよー!」と思うこともあるんですけどね…。でも、その若者も、もしかしたらものすごい体調不良なのかもしれませんし…難しいですよね。
傷口をえぐられてメドゥーサ化
受験の結果なども、ダメだったとわかったときには、それ以上聞かない、むやみに励まさない、そっとしておく、という引き算の優しさの方が、私はありがたく感じます。
私自身も、知り合いの受験生など、結果がわからないうちは、こちらからは聞かないようにしているのです。
残念だった場合、かける言葉がないからです。
合格ならば、いずれ自分から話してくれるでしょうし、残念だったとしたら、何を言っても傷つけてしまうに違いないので、その話題にはこちらからは触れられません。
でも、聞きたがる人は聞きたがる。
そして、聞いた結果をあちこちに言いふらす。
(ママンの周り調べ)
実際、この前も、刹那君の中学校の同級生で、高校は違ったので3年以上連絡を取っていなかったママ友さんから、
「大変ご無沙汰しております…この春、うちの子は◯◯大学へ進学しました。△△君は⬜︎⬜︎大学へ進学したそうです。刹那君は☆☆大学を目指していたそうですね(なんで知ってる((((;゚Д゚)))))))?)。…それで、どちらに進学しましたか?」
というメールが突然来て、ママン、傷口をえぐられました。
「気にしてあげるのが優しさ、もし落ちていたとしても、私はどこまでも寄り添うよ、という姿勢を見せるのが優しさ」だと思っている人だから、悪気なく、世間話でもするように聞いてきたのかもしれませんが、「こういうときはそっとしておくのが優しさ、聞かないのが優しさ」派の私は、正直、傷口をえぐられちゃったんですよね~_(:3 」∠)_。
でも、この前も私は、
「私の地雷を踏まないで!と訴えても、(相手の発信は止められないから)意味がない。自分の受け止め方を成長させるしかない。」
という記事を書きました。
偉そうに書いたんだから、自分の受け止め方を成長させなければ…。
この人は、3年ぶりに突然現れて私の地雷を盛大に踏んでくれたけれど、きっと悪気はないはず。もっとおおらかに受け取るのよ、ママン。自分の受け止め方を成長させるのよ…良いように受け取るのよ…。
受けとめかたを成長…せ…
…
い、いかん、メドゥーサ化してしまったわ…。
も、もう一度…。
受け止め方を成長させるのよ…。
このメールには悪気なんてきっとないはず…。
私は傷つかない…。
私は傷つ…
…
い、いかん、もっと強力なメドゥーサになってまう…_(:3 」∠)_…。
…というわけで、なんと返信すれば良いか迷いながら、いまだに返信できておりません。
いっそ我が家の受験が全部終わるまで、ママン国を鎖国してしまいたい。
乱れた波動で掃除機のホース壊れる
そんなふうに波動がダダ乱れていたせいか、今日、掃除機をかけていたら、掃除機のホースがバッカーンとぶっ壊れているのを発見。
寄りすぎてボケてるし。
嘘でしょ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)。
なんでこんなところが引きちぎれるの~?
(メドゥーサの呪いとしか考えられない or 誰かがよほどの怪力で日常的に引きずり回している)
いろんな考え方の人がいるので、これはあくまでもママンの感じ方でしかありませんが、
私だったら聞かれてもいないのに自分の子の進路とよその子の進路を吹聴した挙句、相手の子の志望校まで調べ上げて、しかもその受験結果を聞くメールを直接本人に、しかも3年以上連絡を取っていなかった人にいきなり送り付けるなんてこと、とてもできないわぁ、
と思ったのでした。
あと、自分から結果を聞いといて、
「残念だったから、もう1年頑張ることにしたの。」
と、やっとの思いで返信したら、それについては返信なし、という人も、どうかと思いますけどね~。
ダメだったときのリアクションを考えてないなら、最初から聞かないでくださるかしら( `ー´)ノ!
一応、お目汚しかと思い、毒は消しておきました( ̄ー ̄)。
別に、残念だったという結果を恥じているから聞かれたくないわけではないんです。
刹那君は、志高く、本当に頑張りましたし、もう1年頑張るという決意も、なかなかできないことだと思うので…。
だから、聞かれたら正直に答えようという気持ちもありますし、実際に、聞かれてそう答えたこともあります。Blogのみなさまには自分から報告しましたしね。
でも、デリカシーのない質問って、せっかく乗り越えつつあった悲しさや悔しさが、また揺り戻されるじゃないですか。
それで心が乱されるのが嫌なのです。
受験のことで何か相談に乗ってもらっていたとか、何かしらお世話になっていたママ友さんなら、結果がどうであれ報告するのが筋だと思いますが、そういうわけでもない方は、こちらからわざわざ報告しないことの意味を察していただきたい…。
まぁでも、みなさん、悪気はないのでしょうし、残念だったと聞いてリアクションに困る気持ちもわかります。
これはあくまでも私の地雷ですからね…。
時間がかかっても、自分で撤去するしかありません(;'∀')。
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わかっちゃいるけど、これが難しいんだよぅ~(・´з`・)。
高校生のいる暮らし
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