娘の中学校の卒業式が終わりました。
練習なしのぶっつけ本番
娘達の卒業式は、新型コロナウィルスの影響で、時短・規模縮小で行われることになりました。
少しずつ練習していた呼びかけや合唱も取りやめになり、卒業証書授与は、まだ練習していないままに休校期間に入ってしまったので、当日の朝サッと打ち合わせしただけの、ぶっつけ本番となりました。
在校生が出席していないため、そのスペースも用いて、椅子と椅子の間隔も広く取られ、出席者は全員マスク着用。寒いけど、入り口のドアは開放。
でも、いつもとは違うものものしい雰囲気の中でも、子ども達は立派でした。
起立・着席・礼もそろっているし、代表者も間違えないし、何よりみんな落ち着いている…。
公立高校の合格発表もまだという落ち着かなさに加えて、春からも、新生活以上に世の中がどうなっていくかわからない中で、淡々と落ち着いて式を進める姿が本当に頼もしく、成長を感じました。
時短でも、規模縮小でも、卒業式が行われただけで、そして保護者も参列させてもらえただけで感謝だなぁ…とウルッときてしまいました(T ^ T)。
保護者席のポジショニング
卒業式そのものが練習なしで行われたので、夫も私も、保護者席のどこに陣取ればいいかなんて、何も考えていませんでした。
娘がどの辺りに座るのかさえ、娘本人も当日までわかっておらず、私達にも想像がつきませんでした。
しかし、カメラマン(うちの庭師は、卒業式ではカメラマン)を従えたプリンセスとしては、遠〜い所から豆粒のような娘を見ることになるのも忍びなく、会場に入ってからカメラマンと作戦会議。
「娘のクラスは、入場の順番からいったら、この辺に座るんじゃない?」
「いやいや、たぶん入場順に奥から座るんじゃなく、1組から順に前から着席、しかもセンターで男女セパレートのパターンじゃないか?」
「は!そうだわね!確か入学式も、前から着席の、センターで男女セパレートだったわ。…確か…女子はこっちサイドよ!」
「するってぇと…こっちサイドのどのあたりになる(卒業生名簿で娘の女子の中での順番を確認)?」
「女子の◯番目だ!…ってことは、この辺りの席に座るに違いないわ!」
「じゃぁ、その席をいちばん撮りやすい保護者席は…最前列、奥から◯番目辺りだな!よし、まだ空いてる!」
庭師、競歩ばりの早歩きで、狙いの席をゲット( ̄^ ̄)!
でかしたわ、庭師(/・ω・)/!
この私達の予想は見事に当たり、入場してきた娘は、この席だ!と当たりをつけた、まさにその席に着席(*≧∀≦*)!
私達も、その席がいちばんよく見える保護者席から、心おきなく、肉眼でもカメラでもビデオでも、見守ることができました。
答えのない問題に向き合う力
校長先生や来賓の方々の祝辞も、かなり短く、人数も絞ってお話しいただきました。
「未曾有の大災害となった東日本大震災の時に卒園&入学を乗り越えたこの学年が、またこのような未知のウィルスの影響を受けた卒業・入学を迎えることになり、君達には困難を乗り越える力が備わっているのだと思わざるを得ません。」
「このような状況下でも卒業式が行えるのは幸せなこと。どんな困難の中にあっても、それを前向きにとらえられる人になってほしい。」
「これからの世の中は、想定外のことが起きてくる。正解のない問題について、人々と協力して、納得解を見つけていくことのできる人材が欲しがられるとさんざん言われているが、それは、まさに今、直面しているようなこと。今の大人達を見てどう思うか。君たちはどう生きるか。それを考える機会として欲しい。」
そんな言葉をいただきました。
用意された原稿を読み上げるだけの祝辞ではなく、大人達の本心からのメッセージと受け取れるものでした。
卒業おめでとう
式の後の最後のホームルームは、今年は保護者は見ることができませんでしたが、その代わり、担任の先生が保護者向けにも子ども達の写真いっぱいのお便りを出してくださり、できることを精一杯準備してくださったのだな、と、感謝の気持ちがわいてきました。
最後はいつまでも友達とワイワイしているわけにも行かず、早く解散してくださいというような雰囲気だったのですが、なんとか、卒業式の看板前での写真だけ、撮ることができました。
娘、中学校3年間、「ぽやん」ながらも、よく頑張りました。
卒業、おめでとう(*^-^*)。
終わってみれば、駆け足で過ぎた卒業式。
中学校生活も、息子の時から、のべ5年。
私も、中学生の親を卒業です。
あ、ブログ村のバナー変えなきゃ。
そのうち、「中学生の子」のバナーを外しますね~(^▽^;)。
これから、ゆっくり卒業アルバムや文集を眺めて、しばし、思い出に浸りたいと思います(´▽`*)。
男子高校生のいる日常
女子中学生のいる日常
本とともにある暮らし