受験生がいるので、受験日まで確実にカバーできるよう、インフルエンザワクチン接種のタイミングを見計らっていた我が家ですが、そろそろ12月に入るということで、やっと打ち始めました。
息子も娘もそれぞれに忙しいので、同じ日に病院に連れて行くのは無理で、今のところ、息子だけが終わった状態です。
モデルウオークで処置室へ
息子は小さい頃は大の注射嫌いで、インフルエンザワクチンも、毎年大騒ぎでした。
2回接種しないといけなかった頃は、2回目が無事に済むまで、それはそれは憂鬱でした。
さすがに高校生となった今では騒ぎませんが(^_^;)、2歳からお世話になっているかかりつけの耳鼻科で、小さい子たちがワクチンで泣くのを横目に、
「フッ、小さい子は泣いちまって、可愛いもんんだぜ( ̄▽ ̄)。ま、オレはもう泣かねぇけどな(-。-)y-゜゜゜」
とでも言いたげなドヤ顔で、処置室へと向かいます。
その足取りは、あたかもパリコレのランウェイを歩くスーパーモデルのよう。
振り返ってポーズ取る気じゃあるまいな。
息子のギャン泣き時代を知っているお医者様も看護師さんも、
「昔は引きずられて行ってたのに、自分で処置室へ向かうなんて、大きくなったもんだねぇ(´▽`*)。」
と苦笑いしていらっしゃいました。
新しい看護師さん
処置室へ向かうと、息子にワクチンを打ってくださるのは、今までお会いしたことのない、新しい看護師さんでした。
「あ、こんちは。よ、よろしくお願いしまっす( ̄▽ ̄)。」
などと、そのクリニックの古株(15年通ってますからね)らしく、余裕のご挨拶などかましながら、腕を差し出す息子。
その看護師さんは、何か息子に優しく話しかけながら、ワクチンを準備してくださいました。
パリコレの消失
無事ワクチン接種を終えて、処置室から出てきた息子は、先ほどまでとは打って変わって、微妙な顏。
「どうした?」
「なんか…思ったより痛かったわね(゜_゜>)」
魂が抜けています。
目がどこか一点を見つめたまま、動きません。
しかも、オネェな口調になっています。
ダメージが大きい時の症状です。
「あぁ、ワクチンてさ、痛い時と痛くない時があるよね。 うん、痛い時もあるからさ、しょうがないね、あはは(^▽^;)!」
なぜか私まで動転してしまいました。
パリコレのランウェイもドヤ顔のモデルも、あっという間に消失(^_^;)!
好きなお菓子で立ち直る
会計待ちの待合室で正気を取り戻した息子。
帰宅途中の車の中で、リュックの中から大好きなぶどう味のグミをガサゴソと取り出し、パクパク食べて、さらに元気を取り戻しました。
(高校生になってから、いつ何があってもいいように?おやつは何かしら常備しているそうです。)
注射の後は、がんばったご褒美に、好きなお菓子を1個だけ買っていいことにしていた時代がありました。
車に充満するお菓子の甘い匂い…。
だんだんと元気になって饒舌になる息子…。
結局、ダメージからの立ち直り方は、ギャン泣き時代と何も変わってません(^_^;)。
腹いせに妹を脅かす
家に着くと、妹に向かって、
「今年のワクチンは痛ぇからな!おまえ、覚悟しといたほうがいいぞ(`_´)!」
と、脅しています。
「ふぅん。今年のだから痛いってわけじゃないと思うけど…。おにぃは痩せてるから、注射の針が骨に刺さったんじゃないの?」
迷惑そうな妹から一撃をくらう兄。
…結局、我が家のワクチン接種日は、いまだに騒がしいのです(^_^;)。
娘はこれから
期末テスト前だった娘は、副反応がテストに影響してもいけないから、ということで、テスト終わりに接種することにしています。
兄の脅しをどう受け止めたのか…。
平気な顔をしていますが、一応、立ち直りのためのお菓子は、用意しておこうかな(^_^;)。
でも、とりあえず、受験生の娘の接種が終われば、ホッとできるかな、という感じです。
早く終わりた~い!
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