ママンの書斎から

ミドフォーママンの考えごとなど

高齢者のスマホ購入に付き添う

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先日、私の両親と会ってきました。

父が、ガラケーを卒業してスマホデビューをするためです。

 

「たぶん、自分だけで行っても、分からないことが多すぎて買えないから、ついてきて。」

 

と、頼まれていたのです。

 

 

そもそも1年ほど前から、父はスマートフォンに変えたがっていました。

かつての同僚や趣味仲間などが続々とスマホデビューして、

「指で画面をシャッシャッとやる仕草」

が羨ましく(笑)、自分も変えたいと。

まぁ、「指シャッシャッ」がやりたいだけではなくて、孫の写真を大きな画面で見たり、趣味についての調べ物をしたりしたい、ということも理由のようでした。

 

 

元同僚の方たちや趣味仲間の方たちは、自分だけだとチンプンカンプンなので、息子さんや娘さんに一緒について行ってもらって、契約してきたのだそうです。

 

 

それを聞いて、自分もおそらく自分1人では買えないし、買ったとしても使いこなせるのか自信がないので、私についてきてほしいということでした。

いろんな意味で私に背中を押して欲しかったんだと思います。

 

 

ただ、私も昨年は息子の手術や受験で、それどころではなかったし、仮について行っても、私自身もそんなにスマホに詳しいわけでもないので、もっと詳しい誰かに付き添いをお願いできないかなぁ、などと思っているうちに、延ばし延ばしになっていたのです。

 

 

一度、父と母だけでショップに行ってみたところ、娘の私よりも若い店員さんから、IDだのパスワードだのと矢継ぎ早に言われて、わからないのでしどろもどろになると、イラッとして見下したような対応をされたそうです。

それですっかり憤慨し、傷ついて、

 

「世の中に置いていかれる……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」

 

などと言うようになったので、ついに私も重い腰を上げて、行ってきました。

 

 

あまり上から目線の若い店員ではなく、威張らないでわかりやすく噛み砕いて説明してくれそうな店員さんがいいな、と思っていると、運良く、上から目線ではなさそうな、店長さんの接客に当たることができました。

 

 

店長さんは、こちらの知識は「無」であるとの前提に立ち(笑)、一生懸命にわかりやすく説明してくださいましたが、それでも、いちいち

 

「う(O_O)?」

 

と固まってしまう高齢者(笑)。

「う?」って、お父さん……(苦笑)。

 

「Wi-Fiの環境が……。」

 

などと言われようものなら、

 

「わ、わーい、ふ、ふぁ、ふぁ~……い……(+o+)???」

 

などと翻訳不能言語を話すので、目も当てられない"(-""-)"。

 

 

私がわかるところは間に入って通訳しながら、2時間くらいかかって、なんとかかんとか簡単操作のスマホを手に入れました。

 

 

暗証番号などの必要な情報も見事に忘れていて(どこかにメモしたものの、そのメモをどこにやったか忘れたというあるあるですね)、とにかく何をするにもいちいちひっかかりながらだったので、契約を終えた頃には、両親も私もクタクタでした。

 (親切な店長さんも、さぞかしお疲れになったことと思います。お世話になりました。)

 

とりあえず、電話とメールの操作をやってみましたが、ボタンを押しながら次のことを考えるので、画面を触っている時間が長すぎて違う操作になってしまったり、予想と違う画面になってパニックを起こしたり(笑)。

 

 

それでも(操作に不安を残しつつも)、孫(うちの息子と娘)の写真を大きく見られるようになったと、喜んで帰って行きました。

きっと、今頃は仲間にスマホを見せびらかし、

 

「指シャッシャッ」

 

をやってみせていることでしょう(^^;)。

 

 

父のスマホ購入という長年の(?)懸案事項が片付いて、良かった良かった……。

いずれ母も「スマホに変えたい」となったとしても、今回よりは楽にできるでしょう。

普段、親孝行らしいことは何もできていないので、娘として親の役に立ってやれたようで、ホッとしました。

 

でも……ゆくゆくは始まる介護の感じをチラ見したようで、暗澹たる思いにもなりました(−_−;)。

 

 

ちゃんと介護、できるのかなぁ、私……。

 

 

私の両親は、スマホやパソコンのことは全くわからなくても、書類の記入などは、まだまだできるほうだと思います。

実際、スマホの購入時も、書類の記入は全く問題なく出来ていました。

比較的新しいことが、わからないだけ。

 

でも、世の中が進むにつれて、対応できないことがますます増えていくのでしょうね。

 

 

私も今は子どものことばかり考えている生活で余裕がないのですが、親のことも、少しずつでも考えておかないといけないな、と痛感した出来事でした。

 

 

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