24時間テレビで、みやぞんさんが走りましたね。
前回の記事で、みやぞんさんの
「自分の機嫌は自分でとる」
という姿勢を、息子に学んでほしいと書きました。
実際には、24時間ずっとテレビに張り付いて観ていたわけではないけれど、ゴール直前の、1番苦しいあたりを観ることができました。
スイム、バイクのあとの100キロマラソンって、いくらみやぞんさんの身体能力が素晴らしいと言っても、無謀すぎないか?と思っていたのですが、やはりゴール間際はとても苦しそうで、笑顔が消えていました。
もともと、みやぞんさんの笑顔って、泣いているようにも見える時があると思います。
この人の笑顔は、悲しみを内包しているのかな?
辛い時もこうやって笑顔を作って、乗り越えてきたのかな?
バラエティ番組なども、そう思ってこれまで観てきました。
「苦しい時にこそ笑顔で」ということは、わりと良く聞く言葉です。
でも、実際にやってみようとすると、とても難しい。
いつもニコニコしているみやぞんさんでも、こんなに辛いことをやらされていたら、さすがに笑えないよね、と観ていると……。
信号待ちで止まった時、子どもたちに笑顔で手を振ってるΣ('◉⌓◉’)!!
泣いているようにも見える、あの笑顔。
苦しくてたまらないのに、笑顔を作る。
ああ、こうやって、この人は生きてきたのか。
苦しい時にも笑顔を作って、大きな声を出して、自分で自分の気持ちを上げてきたんだろうな。
「自分で自分の機嫌を取る」って、そういうことだよね?
苦しそうに走り出して、でもペースを上げて、遅れていた時間をぐんぐん詰めていく。
彼の原動力は何だろう。
ゴールの景色を想像する?
周りの人に感謝する?
楽しいことを考える?
自分を信じる?
そして、武道館が見えてきたとき、沿道の応援する人たちに向かって、立ち止まって頭を下げていました。
それも、1度ではなく、何度も、サンバイザーを取って、深々と……。
け、謙虚すぎる……(T_T)。
最後にゴールして、武道館で待っていた皆さんから、いろいろと労いの言葉をかけられていました。そして、(確か「セクシーセンキュー」とかいつも言う青年から)
「みやぞんさんは1番のヒーローだと思います!」
というようなことを言われると、
「そんなことないですー。楽しかったですー。苦しかったけど、楽しかったですー!」
と、またあの笑顔。
謙虚で、元気な声で、なんか笑っちゃう。
これが彼の魅力で、人気者になった理由なんだろうなぁ、と、しみじみと感動してしまいました。
彼を育てたお母さんって、どんな人なのかな……。気になる……。
24時間テレビのマラソンは、この企画が良いことかどうか、そういう議論はひとまず置いておいて、ランナーの人間性が見えるということに、毎年注目してしまいます。
肝心の息子はどう観ていたかというと……。
「……すげーなー……。なんでこの状況で笑えるんだよー?」
と、呟いていました。
バラエティ番組のみやぞんさんを観るときは、いつもギャハギャハ笑っているのに、昨夜は、苦しい時に笑顔を見せ、頭を下げるみやぞんさんを観て、全然笑わずに、じっと観ていました。
そして、走り終わったあとのインタビューの、
「苦しかったけど、楽しかったですー!楽しんでやって、良かったですー。終わっちゃうのが寂しいっていう気持ちもありますー。」
というコメントを聞いて、
「楽しいんかーい( ̄◇ ̄;)!!!」
と、叫んでいました。
その後、惨憺たる結果に終わった数学のテスト直しに取り組んでいた息子でしたが、好きな数学の点数が伸びなかったため、ため息ばかりついて、本当に嫌そうにやっていました。
「苦しいけど楽しいんですー!って、思ってみたら(笑)?」
とからかうと、苦笑いしていました。
でも、そのあと、
「みやぞんは、人間性がすげーからな〜。」
と、言っていましたよ。
彼のすごさがわかってるということは、何か感じたと思っていいんだね?
ハードな高校生活も、そのハードさを楽しむように過ごせたら、何かいい景色にたどり着くかもしれないね。
「逆境を楽しめ!」
と、学校の先生方からは言われるそう(苦笑)。
「それじゃあ、マゾじゃね〜か!」
と言っていた息子(笑)。
でも、苦しさを楽しんだみやぞんさんからは、マゾっ気はあまり感じなかったよ?
あなたも、ハードなことはわかってて入った高校なんだから、楽しむ術を見つけていこうよ。
みやぞんさんを見習ったら、せめて、不機嫌のダダ漏れ状態から抜け出すことは目指せるんじゃない?
母も、「弁当、もう嫌だ。」とか言わないようにするわ(笑)。
みやぞんさん、うちの不機嫌ダダ漏れ息子も、何か感じるところがあったみたいです。
素晴らしい姿勢を見せてくれて、ありがとうございました!