『プレジデントFamily』夏号を買いました。
プレジデントFamily(ファミリー)2017年07月号(2017夏号:自分から机に向かう子になる! )
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2017/06/05
- メディア: 雑誌
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「自分から机に向かう子になる!」
という特集の号ですが、今回私が気になったのはその特集ではなく、
「母が忙しい3つの理由が判明!」
という記事です。
普段から、家事や子どもたちの送迎や自分の仕事で手一杯の生活で、テスト前などに子ども勉強を見る時間を取ろうとすると、それはもう、てんやわんやなのです。フルタイムで働いているわけではないのですが、在宅ワークのため、仕事と家事育児を明確に線引きすることが難しく、仕事の手を止めて子どもを迎えに行ったりすることが多いのも、忙しいと感じる理由の1つかもしれません。
もっと自分ひとりのの時間を取りたいと思うと夜更かしするしかなく、翌日に影響してしまいます。
そんな毎日を打開するヒントに巡り会えるかもと、目を皿のようにしてじっくり読んでいると……ありました、わたしの心にメガヒットする言葉が!49ページの左下のあたり(笑)に、小さく書いてあったその言葉とは……。
「カオス度の高い家庭は子供の成績もふるわない傾向にある」
……「カオス度」!
……「カオス度」とは、……なんぞや(笑)?!
記事によると、「カオス度」とは心理学の言葉で、
「生活時間が不規則で、テレビがつけっぱなしの中、お菓子を食べながらだらだら勉強をするような生活に区切りのない状態」
のことを言うのだそうです。
平たく言うと、いつも時間に追われて、ワタワタとしているような生活のことを指すようです。
忙しいからといって、家事をしながら勉強をみるなどの「ながら指導」ではなく、子どもの勉強をみるときは家事の手を止めてじっくりと向き合うようにしたほうがいいとすすめていました。
なるほど。
カオス……混沌……
カオス度が高い……
我が家はずっとテレビがついています。テレビを消そうとすると、シーンとしているとかえって集中できないと子どもが言うので(私自身もシーンとしてるところで勉強するのは子どもの頃から苦手でした)。生活音も普通にたてています。
受験当日など緊張する場面では、シーンとしたところで集中するのに慣れている人は、隣の人が咳をする音や、鉛筆のカツカツ言う音、問題用紙をめくる音などが気になって集中できないと聞いたことがあります。
リビング学習は、ある程度の生活音がある中でも集中することができるようになるのもメリットとも聞いたことがあります。
ですから、
テレビつけっぱなし状態を、一様にカオスと呼んでいいのか?
という疑問がわいたのですが、それはさまざまな立場から、さまざまな説があるでしょうから、そういう見方もあるのね~、くらいにとらえることにします。
でも、確かに、いつもワタワタと時間に追われている環境では、子どもがじっくり考えることができないだろうということは想像できます。ケアレスミスも増えそうだし、記述の論点もぼやけてしまいそうです。
要は、テレビがいつもついているか、お菓子を食べながら勉強しているか、ということは枝葉の部分で、根幹となるのは、
「落ち着いた生活をできる環境か否か」
ということではないかな、と思います。
習い事をたくさん入れて、子どもが下校するや否や息つく暇もなく習い事をかけもちさせ、車の中でご飯を食べる、というような生活で成果を出せるのは、ほんのひとにぎりではないかと感じます。おおかたの子は、ワタワタ生活では注意力散漫になったり心身の調子を崩したりするだけなのではないでしょうか。親自身も、子どもを追いたてるのに疲れたり、自己嫌悪に陥ったりしてしまいますよね。
大事なのは、落ち着き。
落ち着いた生活をすること。
イライラするほど過密なスケジュールを組まないこと。
親の気分ができるだけ安定していること。
例え急いでいても、あまりチャカチャカとしないこと(笑)。
「子どもの成績を高くキープするには、そして子どもの心身を健やかに保つためには、何よりもまず、家庭のカオス度を低くすること」
改めて、痛感しました。
これでもかと案内が来る高校のオープンスクール、息子の手術、娘と私の親知らず、毎週末ダブルブッキングする部活と受験がらみのスケジュール、夫の仕事の用事に地区の行事、自分の仕事の締め切りに学校の役員仕事……
キーッとなるほど立て込んでくる予定に追われる毎日で、半ばパニックの最近でしたが、
「カオス度が高い」
という言葉に出逢い、忙しければ忙しいほど落ち着いて行こう、と、深呼吸することができました。
これも神様からの「お知らせ」に思えてならないです……。
よっぽどテンパっているように見えたのでしょうか(笑)。