今日は、ママ広場さんへの寄稿記事のご紹介です。
うちの子達は、今はどちらも塾へは通っていませんが、刹那君は一時期通っていました。
そのときの、思わぬ出費や心配事について書いてみました。
寄稿も20本を超えたので、「寄稿記事のご紹介」の画像をリニューアルしてみました。
塾のある日の「つなぎ飯」
刹那君が塾に通ったのは、中3の夏休み明けからです。
本当はもう少し早くから通う予定でしたが、最後の中総体前のハードな練習で持病の右手首の疾患が悪化し、夏休みに手術することになってしまったので、入塾が延び延びになってしまったんですよね…。
塾に通い始めると、塾までの交通費がかかるのはもちろんのこと、お昼を挟んだり、帰宅後の晩ご飯まで持たなかったりして、つなぎの軽食が必要になりました。
我が家では、その軽食を「つなぎ飯(つなぎめし)」と呼んでいました。
ママ広場さんにも書きましたが、刹那君の通った塾は、匂いが出たり、スープジャーをのような「ガッツリ塾弁」は、集中を欠くからという理由で禁止の方針でした。
カロリーメイトやサンドウィッチやおにぎりなど、本当に軽く食べて「つなぐ」食べ物しか認められていなかったのです。
中3から通い始めて、高1の初めくらいまでは、軽いものを買って、文字通り「つないで」いた刹那君でしたが、高1の秋くらいから、塾友に誘われて、某低価格の有名チェーン店で牛丼を食べたのをきっかけに、「つなぎ飯」にお金がかかるようになっていきました。
高校生男子ですから、お昼にお弁当をしっかり食べていても、塾の始まる19時まで、おなかが持つわけもなく、友達との付き合いというものもあって、毎回ではなくても、牛丼やらラーメンやら食べてしまいます。
つなぎ飯代を1回500円としても、週3で塾があった時は1週間で1,500円、1か月で6,000円の計算なのに、お店でガッツリつないだり、おやつや飲み物も買ったりするので500円ではおさまらなくて、つなぎ飯代だけで月に10,000円前後かかるようになりました(T_T)。
その後、学年が上がるにつれて、高校部の自学部分が増えて授業のコマ数が減り、週3が週2になって、だんだんと「つなぎ飯」にかかるお金は減っていきましたが、あの週3時代の塾絡みでかかる食費は、本当に想定外で、お財布に厳しかったです(T_T)。
塾が悪いわけではありません。
下校したら一旦自宅に戻って晩ご飯を食べ、それから塾に来ていた子達も多かったのです。
我が家は学校からも塾からも遠かったので、いったん帰宅していると今度は間に合わなくなるため、部活からそのまま塾へ行き、その移動中に「つなぐ」というスタイルだったためです。
パンやおにぎり、カロリーメイトなどを家から持たせたこともありますが、急に友達に誘われたり、暑い季節は傷むのも心配だったりで、結局、その日の夕方、自分の判断で用意するスタイルになっていきました。
中学時代は管理が厳しく、買い食いなどもってのほかだったのに、高校では自由で何も言われないので、友達と食べるのが楽しかったということもあると思います。
塾をやめても「つなぎ飯」
その後、高2の冬に、塾の数Ⅲの先取り範囲が終わったタイミングで、塾はやめました。
中学時代は、情報と演習量の確保のために受験期だけ通ったので土日だけだった塾が、高校部では平日の夜になりました。
朝も5時半起きで6時半には家を出るのに、塾の日の帰宅は22時を過ぎ、寝るのはどんなに急いでも24時を過ぎてしまいます。
いつも寝不足で疲労困憊していて、いつ体調を崩すか、常に不安でした。
また、このあたりでは塾の数がそもそも少なく、志望する大学の専門コースなども特にないため、不安な数Ⅲをひと通り終えたら、あとは自宅で自学した方が、負担が少なく効率的なのではないかと思っていました。
刹那君自身も、自分でやりたい問題集が決まっていて、通塾するのに時間と体力を使うより、家で自学をしたいという意向でしたので、「本当に自律して自学できるなら」「わからないところをそのままにしないで、学校の先生に聞くなりして解決していけるなら」「きちんと結果が出ているか、時々、自学の方針を見直して軌道修正できるなら」というさまざまな条件のもと、お世話になった塾をやめました。
できてるかな…(;゚Д゚)…。
「…はぁ…これでやっと、つなぎ飯にお金がかからなくなるわ~(*´Д`)。」
と、ママンはホッとしたのです。
…ホッとしたのですけども、このとき、ママンは考えが及んでいませんでした。
高校生男子が早くから家に帰っているということは、庭師とぽやんが帰宅してみんなで晩ご飯を食べるまで、家中の食べ物を刹那怪獣に食べつくされる、ということを(((;゚Д゚)))!
帰宅後、手洗いうがいを済ませたら、まず冷蔵庫へ突進。飲み物かアイスをあさります。
そして、それらを冷蔵庫の前に立ったまま腰に手を当てて、一気に流し込みます。
秒殺です。
その後、キッチンのお鍋の蓋を開け、晩ご飯が何であるかをチェック。
鍋が見当たらないときは、
「今日、メシ、何( `ー´)ノ?」
と、あたかも、亭主関白な夫がきゃよわい妻を責め立てるように、献立を言わされます。
献立がわかると、おもむろに「お菓子の買い置きストック棚」を開け、ガサクサとあさっては何かしら見つけて、それはそれは真剣な表情で、しかも無言で完食します。
きゃよわい妻は、関白夫のこの傍若無人な振る舞いにも何も言えず、呆然と見守るのみなのです。
冷蔵庫や、お鍋や、お菓子のストック棚に何も在庫がなかったら、刹那怪獣は荒れ狂うに違いありません。
ここですでに、「空腹なあまり亭主関白な夫」風から怪獣に変態しています。
幼稚園のお遊戯会では、怪獣の役もやったしね。
そしてその役、ハマってたしね。
怪獣に変身するの、得意だよね…"(-""-)"…。
ただでさえ、コロナ禍の受験ストレスで荒ぶる刹那だというのに、
「なんで食い物がねぇんじゃ〜!
ガオー\\\٩(๑`^´๑)۶////!」
なんていう事態は恐ろしすぎて、必死に家に食べ物を常備する生活です。
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…そうです。
結局、塾をやめても、晩ご飯までの「つなぎ飯」代は、なんだかんだ、いまだにかかっているのです~( ;∀;)。
塾をやめたらかからなくなるお金だと思っていましたが、「つなぎ飯」代は、塾に行っても行かなくてもかかるのだということに、いまさらため息をついているママンであります。
高校生男子の食欲…底なしですわ_(:3 」∠)_。
高校生のいる暮らし
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