つい最近、
「このあたりの地域でクマが出没しているので、気をつけてください。」
というお知らせが回りました。
通学エリア内にクマ現る
数年前にも、
「地域内の◯◯山で、クマの目撃証言がありました。」
というお知らせが、自治体から出たことがありました。
でも、
「出たと言っても、山の方でしょ~( ̄▽ ̄)。」
とタカをくくっていたら、小学校から、
「学校のすぐ近くにクマが現れましたので、今日は子どもたちを早く下校させます。お迎えに来られる保護者の方は、気をつけていらしてください。すぐにお家の方が来られない児童については、学校に待機させますので……。」
というメールが来て、慌てふためいて、おそるおそる迎えに行きましたε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘。
どんだけ田舎なの~( ̄◇ ̄;)。
クマが出るのは、我が家と小・中学校エリアのちょうど中間地点あたりにある山のことが多く、気をつけると言っても、「保護者が車で送迎」くらいしか、対策が思いつきません。
自治体では、何か対策を取っているはずですけれど……。
学校は、
「なるべく集団で登下校しましょう。」
と言うだけなのですが、子どもが集団で居たからといって、実際にクマと鉢合わせしたときに、うまく対処できますかね?
できないよね~:;(∩´﹏`∩);:。
防災訓練はあれど、集団でクマと戦ったり逃げたりする訓練をしているわけではありませんからね。
親御さんたちは、みなさん、特に何も対策することなく、普段通りにされています。
お仕事の都合などで、送迎できない親御さんも多いことでしょう。
心配性の私は、その時も今回も「危険が去るまでは」ということで車で送迎していますが(>_<)。
心配性のうちの父からも、
「なぬ?クマ!? 危ないから、ぽやんだけでも、送迎しなさーいᕦ(ò_óˇ)ᕤ!」
と電話がかかってくるのですσ(^_^;)。
息子は、高校の方向が小・中学校とは逆なので、たぶん大丈夫だとは思いますが、もしも遭遇したらそのときは……が、がんばれ、息子よ!なんとかがんばれ!
ザックリしすぎか(^_^;)
……でも、いつまで待っても、クマが捕まったとか、危険が去ったとかいうお知らせは来ないんですよね(−_−;)。
大雨や台風などの注意報は、解除されたら「注意報は解除されました。」のお知らせが出るのに、クマ注意報?は解除のお知らせがないので、いつまで警戒すればいいのやら"(-""-)"。
ちなみに、不審者情報の時も、「不審者が出ました!」というお知らせはあるけれど、「もう大丈夫です。」というお知らせは出ないので、普段通りの登下校に戻すタイミングが、いつもわかりません。
学校では、災害時のマニュアルは整備されつつありますが、クマが出た時については、特にマニュアルがないのだと思います。
プーさんじゃないからさ
野生のクマは、プーさんのようにおっとりのんびりして可愛いクマではありません。
ガォーと言うクマです。はちみつをなめていれば幸せなプーさんとは違い、川に入っては鮭をバイン( `ー´)ノとはたいて捕って喰らう捕食者でもあるのです。
娘は、プーさんも好きだし、ダッフィーやシェリーメイ、ユニベアなどのかわいいクマさんのぬいぐるみももれなく持っているし、『くまの学校』だって大好きです(*^-^*)。
でも、野生のクマに遭遇した時は、可愛いキャラクターのクマさんたちと同じように考えてはいけません。
ぽやん娘…いくらぽやんでも、さすがにそこはわかってるわよね?
「あら、クマさん ♪ ありがっとう ♪ お礼に ♪ 歌いっまっしょ ヽ(´▽`)/♪ 」
などと歌っている場合では、ないのよー(゚Д゚;)!
クマさんほど、野生とキャラクターの性格に乖離のある動物は、他にいませんよね(^_^;)。
『3びきのくま』(トルストイ)
クマ対策を調べていたら、ふと思い出したのが、『3びきのくま』というロシアの絵本です(もともとはイギリスのお話のようです)。
この絵本、シュールすぎて、「何が言いたいのかよくわからない」「尻切れトンボなエンディング」という点で、強烈に印象に残っている絵本ですσ(^_^;)。
《 登場人物 》
女の子(人間・名前はゴルディロックス)
ミハイル・イワノビッチ(クマ・父・大)
ナスターシャ・ペトローブナ(クマ・母・中)
ミシュートカ(クマ・子・小)
まずもって名前が強そう。
そして、実に言いにくい。
っていうか……夫婦別姓?
あらすじは、ざっくり言うと、
「女の子、ある日プラッと森へ入り、留守中のミハイル・イワノビッチ家に不法侵入。無銭飲食、器物損壊など、やりたい放題した挙句、ミシュートカのベッドで寝ているところを発見されるも、最終的には逃亡。」
という、非常に読後感の悪いお話です(;'∀')。
この絵本を初めて読み聞かせた時、私は笑っちゃいましたが、子どもたちは……(・Д・)……唖然としていました(笑)。
ミハイル・イワノビッチもナスターシャ・ペトロ―ブナもミシュートカも、ニコリとも笑わないし、それどころか怖い。イワノビッチは激怒してるしo(`ω´ )o。
でも、自分に対してフレンドリーではないクマもいるのだという視点をうちの子たちに持たせてくれたという意味では、すぐれた絵本なのかもしれません(^▽^;)。
このお話の作者は、もしかしたら「悪いことをしちゃぁ、いかんぜよ。」などという教訓を込めていたのかもしれませんが、私は、絵本は必ずしも教訓的・メッセージ的である必要はないと思っています。タブーを扱っているような絵本だったり、ただ面白かったり、唖然としたり……。それもまた、絵本の魅力だと思うのです。
クマに遭ったら逃げなさい
実際に野生のクマと遭遇してしまった時は、背中を見せずに、後ずさりで距離を取るのが原則だそうです。話しかけるのもアリだそう。
娘よ。
もしも通学路で野生のクマに遭遇したら、ミハイル・イワノビッチだと思いなさい。
イワノビッチは、あなたにフレンドリーではないはずよ。
だから、ゆっくりと距離を取って、背中を見せずに、逃げるのよ。
はぁ……。
こんな心配も、田舎だからですよね。゚(゚´Д`゚)゚。
高校は、少し都会に出そうかしら。
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