昨日は怒涛のママ会dayでした。
午前中は娘のバレエのレッスン、そして昼はバレエの発表会の子どもチームお疲れさま会(子どもたちも一緒のランチ会)があり、夕方帰宅して、夜は息子の方のママ友さんと飲み会。重なる日は重なるものですね(^▽^;)。
いや~、飲むのも飲んだけど、とにかく喋って喋って、頭痛がするほど喋りまくりました(笑)。
でもやっぱり、ママ会というものは子どもの話題が中心で、特にバレエの方では、まだ小さいお子さんもいるので、うちの子たちが小さい頃のこともいろいろと思い出しました。
ママ会に連れて来られていた小さい子は、発表会で踊った小学生の妹ちゃん。個室を取っていたので、食べ終わった後は、ママンたちはマシンガントーク、小さい子達は持参した絵本を読んだりお絵描きしたり、シールを交換したり(懐かしい遊び!)して遊んでいました。
絵本を拾い読みする小さな女の子を見ていて思い出したエピソードがありました。
私、どいかや さんの『チリとチリリ』シリーズの絵がとても好きで、子どもたちが小さい頃、少しずつ集めていました。
ある日、子どもたちに『チリとチリリ』の読み聞かせをしていて、
「チリとチリリ、どいかや 。」
と、絵本の題と作者名を読み上げました。
すると幼い息子、
「チリとチリリリ、ドカイヤ(*゚▽゚*)!」
と復唱します。
ん?
もう1回、言ってみて?
「チリとチリリリ、ドカイヤ(*゚▽゚*)!」
……リが1個多いねぇ、息子くんσ(^_^;)。
「リが1個多かったね(^_^;)チリとチリリだよ。それから、この絵本を描いた人の名前は、どいかや さんだよ。ど・い・か・や。」
すると息子、
「チリとチリリリ、ド・カ・イ・ヤ(*゚▽゚*)!」
あ、あのねぇ…ドカイヤだと、戦隊モノの悪役みたいに聞こえちゃうでしょ( ̄◇ ̄;)!
チリリリも直ってないし……(一一")。
当時の戦隊モノは「マジレンジャー」。
悪い奴を、5人のきょうだいでやっつけます。
息子はこのきょうだいの長男、マジグリーンに憧れて、身に着けるものはほぼ緑、そして、いつも空中の悪者と戦っていました(笑)。
そんな背景も手伝ってか、本人も「どいかや」と言っているつもりのようでしたが、どうしても「ドカイヤ」になってしまうようでした。
この時期の息子は、「たかい(高い)」が「かたい」になり、「プレゼント」が「プジェレント」になってしまっていたので、「どいかや」が「ドカイヤ」になってしまうのも頷ける現象ではありましたが(笑)。
それ以来、『チリとチリリ』シリーズは、優しくて心がほんわかとあたたまるような女の子たちの絵本なのに、手に取ると私の頭に浮かぶのは、怪獣みたいな悪い奴・ドカイヤと、それをやっつけるマジグリーン(息子)になってしまいました(笑)。
(どいかや さん、本当にすみません(>_<)!)
今になってその話を息子にすると、案の定まったく覚えていません。
娘も覚えていないと言います(まぁ、この時の息子よりも小さかったんだから当たり前か)。
でも私の中では、いつ思い出してもフフッと笑ってしまう、楽しい思い出になっているんです。
きっと、こんなふうに、「絵本を介した、自分たちだけがわかる思い出」をお持ちの親子は、多いのではないでしょうか。
昨日のママ会でも、「最近いかに物忘れが激しいかを競う大会」かのように、次々に自分の物忘れエピソードを披露し合っていましたが(笑)、この思い出は忘れたくないので、ここに残しておきたいと思います。
どいかやさんの絵本は、本当に絵に魅了されます ↓ 。