昨日、ついに親知らずを母娘で抜いてきました。昨日はさすがにブログを更新することができず、今日は、母娘で顔を腫らしております(笑)。
大学病院の口腔外科で抜歯するなんて初めてなので、けっこう緊張しました。
まずは娘から。その間に私は問診でした。娘の様子が気になりチラチラ見てはいましたが、いくつか自分の質問に答えている間に、10分ほどで、あっという間に終了していました。
さすが、慣れているお医者さま。毎日難抜歯を何件もやっていると、朝飯前!という感じになるのですね(笑)。
娘も、あー、とも、うー、とも言わずに平気そうでしたが、あとで見ると、着ていた洋服に血が飛んでいました。
うわー……あっさり終わったようでも、やっぱり「手術」……。
「歯茎を切開して骨を削り、歯を割って抜いて、縫合した」んだな、と実感しました。
娘の表情をよくよく観察すると、平気だったというよりは、あまりのことに固まった無表情なんだということが伝わってきました(苦笑)。
娘が待ち合い室へ移動すると、いよいよ私の番です。
「はい、では、お母さん、こちらへどうぞ~。」
と治療用の椅子に促され、座るやいなや麻酔をブツッ(驚)。
ジウゥ~と薬を注入され、ここはちょっと痛かったです。掛かり付けの歯医者さんでは、プスッと優しく刺して、あとは音楽が流れる麻酔(自動?)でゆっくり入れるのになあ……娘も、これ、耐えたんだろうか……と思っているうちに、先生がマスクをして手袋をはめて、いかにも「手術」っぽい準備をされています(怖!)。
先生がこちらへ来て、まだ麻酔がちゃんと効いていないのでは?と思うほど早いタイミングで、
「はい、では、始めまーす。」
の、
「す。」
のあたりでもうおそらく歯茎を切開してました(苦笑)。
ここからはもう、まな板の上の鯉状態でした。
麻酔が効いていて痛みは無かったのですが、ドリルのような機械でチュインチュイン、いや、ジュインジュインと骨を削られ、頭に響く響く……。
そのうちに、顎が外れるんではと思うほど力をかけられ、バキャッバキャッと歯を割る音……。時々、
「痛くないですか?」
と声をかけてくださるのですが、
「次にされることが痛かったらどうしよう。」
と怯えていたので、曖昧にうなずくのがやっとでした。
長く感じましたが、実際にはものの10分ほどで
「抜けましたからね~。」
と言われ、縫合して終わりました。
あまりにも展開が早く、口のなかで突貫工事が行われたようで、しばし呆然(笑)。
なんて手早いお医者さまなんだ!
痛み止めと抗生剤を処方され、注意事項をいくつか言われ、抜糸の日の予約票を渡されて、
「じゃ!」
と言わんばかりのスピードで会計へ……。
まるでジェットコースターに乗っているような体験でした(笑)。
自分の身に起きたことを消化しきれず(苦笑)、ボーッとしていると会計で呼ばれ、娘が13000円くらい(15歳以下は保険が効かないようで)、私が5000円くらい、あわせて18000くらいの請求で、一気に我に返りました(苦笑)。薬代も合わせると2人で約20000円の出費でした。用意はしていったものの、私の初診料の分?が足りなかったので、とりあえずカード払いにして、フラフラと帰宅……。
帰宅後は、私のほうが娘より血が止まりにくく、ゼリーを食べて(飲んで?)薬を飲み、冷えピタをほっぺに貼って、晩酌も我慢で(笑)、ひたすら安静に。麻酔が切れかかったころ、噛んでいたガーゼを取り替えるために外したとき、初めて痛みが襲ってきて、
「痛!痛!やっぱり痛!」
と焦りました。慌てて追加の痛み止めを飲んで、ガーゼを噛んでソファで座り寝(頭は高くしていた方がいいと聞いていたので)。
それでもやはり腫れてきて、今日もときどき血がにじんでいます。
娘は、出血はわりと早く止まりましたが、私より腫れが酷く、しかも内出血したのか、ほっぺが青アザになってます。この青アザもよくあることみたいですが、紫になって緑になって黄色になって肌色に戻るまで、何日かかるのか……。部活へ行きたいけど、この顔じゃちょっと……と、悩んでいます。
娘も私も、痛み止めは昨日は飲みましたが、今日は飲まなくても耐えられる程度です。でも縫っている違和感はありますし、食事もまだ不自由で、ゼリーやそうめんなど、あまり口を開けなくてもいい、やわらかいもの中心です。
はやく抜糸までこぎつけたいですが、抜糸は抜糸で痛いのではないかと不安です(苦笑)。
今回の抜歯で、下の親知らずを抜歯するときは、抜いたあとの腫れや青アザの回復期間を考えると、1週間は極力予定を入れない方がいいと学びました。
逆サイドもまだ残っているのですが、1週間空けられるときがあまり無く……いつ抜歯しようかと考えあぐねています。
いつまでも気がかりを放っておくのが苦手な私は、早いとこやっつけてしまいたい!という戦闘モードに入ってしまったのですが(笑)、いつの予約が取れるかは、病院の都合もありますので、未定です。糸抜きの日に相談してこようと思っています。
息子は、娘と私の、誰かに殴られたかのような顔を見て、自分の手の手術より、親知らず抜歯のほうが大変なんでは?と感じたようで、
「手術に向かう気持ちが少し楽になった。」
と言っています。
……お役に立てて何より……(笑)。
これまでの経過はこちらです↓。