気が付けば11月。
4月から、平日は息子の高校入学に伴う4時半起き、土日は娘のバレエ漬けという、ハードな日々を送ってきました。
半年経った今は、睡眠3~4時間の生活もなんとか回るようになり(昼間、寝落ちする率高いけど)、娘のバレエも発表会を終えて、だいぶ落ち着きました。
はぁ……これでやっと落ち着ける……。
はず。
だったのですが……。
実は、そうでもないのです。
歯がね。
歯が、しみるんですの(T_T)。
昨年、下の親知らずを抜いたんです。両方。
特にも右下は、斜めに生えて、ほとんどが埋伏したまま隣の歯を押していたので、すでに隣の歯が少し溶け始めていて、抜いたほうが良いと言われたのです。
恐怖と痛みに耐え、混んでて狭い大学病院の駐車場に泣かされ、苦労して抜いた親知らず。
大学病院の口腔外科まで行き、両方抜き終えるまでに1年かかりました。
抜き終わりさえすれば、すべて解決、と思っていたのに、右下に関しては、正直、抜いた後のほうが、煩わしいことになっています。
親知らずに押されて溶け始めていた隣の歯。
根元に近いあたりが露出してしまい、歳のためか、歯肉の戻りも期待したほどではなかったため(T_T)、4月あたりから、しみるようになりました。
その部分だけ詰め物をしても、場所が悪いとかで、すぐに取れてしまいます。
材料を変えたりして試行錯誤しながら、5回ほど、詰めたり取れたりを繰り返してきました。
5回目取れたときには、さすがに、
「ええい、いい加減にしろーい( `ー´)ノ!」
と、堪忍袋の緒が切れてしまい、歯医者さんも疲れ果てて、
「もうクラウン(冠)にしましょう。」
と、おっしゃいました。
ここでセラミックにする経済的な余裕があれば良かったのですが、なにせ息子の高校入学直後であり、娘のバレエの発表会を控えた時期、私の歯に高額なセラミッククラウンをかぶせる余裕などあるはずもなく(T_T)、おとなしく保険適用の銀にしました。
銀歯だと、熱伝導が良いため、熱さや冷たさが神経に伝わりやすく、神経が落ち着くまではしみるかも、ということでした。でも、神経はできる限り残したいので、どうしても耐えられない痛みが続くとか、だんだん酷くなるという以外は、できるだけ神経が落ち着くのを待ってみてほしい、とも言われました。
神経が落ち着くまでの期間には、個人差があるとのこと。
数日で済む人もあれば、半年くらいかかる人もいる、と言われ、
「半年かかる人は、半年もしみるのを我慢しつづけなきゃならないの(´Д`)?」
と思いましたが、私には、銀歯にするしか、選択肢はなかったわけです。
「銀でお願いします(T_T)(T_T)(T_T)。」
と言って、銀のクラウンを入れたのが9月下旬のことでした。
それから1か月。10月下旬までの間には、息子の部活の大会や、娘のバレエの発表会、地区の役員仕事など、気の張る行事が続いたためか、しみることがあるとは感じていたものの、さほど気にせず過ごしていました。
このまま神経は落ち着いてくれるのだろう、親知らず抜歯の後遺症に苦しむのも、もう終わりだ、と安心していました。
しかーし。
バレエの発表会が終わった後、だんだんと、銀のクラウンの歯が痛むようになったのです。
冷たいもの、熱いものがしみるのはもちろん、夕方になると痛み出して、夜寝るまで痛い、ということが1週間くらい続きました。
私は不安になりました。
「クラウンを入れて1か月も経ってから痛み出すなんてことはあるのか?私の歯の神経は、落ち着くことを頑なに拒否しているのではないだろうか?いつまで様子を見ればいいの?やっぱり神経を抜くことになるんじゃないだろうか"(-""-)"。」
鏡の前で大口を開けては、いまいましい銀クラウンの鈍い光を睨むばかり。
「そもそも、この歯がしみるようになったのは、私が歯磨きをさぼったからではない。頼んでもいないのに中年になってから親知らずが生えだして、隣の歯を押し、抜けと言われて、苦労して抜いたのだ。それなのに、抜いたのに半年も隣の歯に苦しめられるとは、いったいぜんたい、神様はどういう了見でこんな酷い仕打ちを???」
納得いかない私は、なんとかして歯の神経を落ちつかせようと、思いつく限りのことを試しました。
そしてついに、知覚過敏用の歯磨きを使って歯を磨くと痛みが落ち着く、ということを発見したのです!
↑ これは、磨いているうちから痛みがスーッと引いたので、感動!
痛みが神経に伝わるのをブロックしてくれると書いてありました。「硝酸カリウム」が良い仕事をしてくれてるのかな?フッ素も、歯医者さんで買った歯磨き粉と同じ量(国内では最大の含有量1450ppm)が含まれています。ただ、研磨剤が入っているのがちょっと気になるんですよね。
↓ これは、歯がしみるのを防ぐ2つの薬用成分「硝酸カリウム」と「乳酸アルミニウム」が配合されています。「乳酸アルミニウム」が、神経の周りに新しい層を作るのを助けてくれるらしいので、今の刺激をブロックするだけではなくて、使い続けるうちに「しみない歯」になっていくのかなあ、という期待を込めて、今はこれを使っています。着色除去成分とフッ素も入っています。
↓ これも「乳酸アルミニウム」配合なので買ってみましたが、まだ使ってみてはいません。
若いころは
「知覚過敏って何?」
なんて思っていた自分が、血眼になって知覚過敏用の歯磨き粉を探す日が来るとは……(一一")。
歯磨き粉のおかげか、最近は、夕方から痛み始めることが少なくなってきました。
でも、ちょっと油断して冷たいものを飲んだりすると、悶絶です:;(∩´﹏`∩);:!
まったく…どうして今頃こんなに過敏になっちゃったのでしょうか?
発表会やら何やらが終わって、気が抜けたのでしょうかね?
何にせよ、はやく落ち着いてくれないと困りますよ、銀さま(こう呼びでもしたら、少しは憎しみが軽減するか?)。
今日も銀さまは、鈍く怪しく光っていて、ニヤリとしているようにさえ見えます。
ギャー、こっち見ないで~(/ω\)!
自分で自分の歯が怖い、中年の危機です……。