今日は、朝から、「夏の風景」の写真を撮りに行って来ました。
娘の夏休みの宿題の中に、美術で「夏の風景を描く」というものがあります。
遠近法を用いて鉛筆でデッサンして、絵の具で彩色するというもの。
この宿題、息子のときも出たのですが、全国的に中1の夏休みの宿題の定番なのでしょうかね。
「夏の風景」、しかも、「この町の」という条件付きなので、日射しを感じる緑の風景や、たくましく咲く向日葵など、良さそうな風景を探して町を練り歩くことに……。
炎天下で何時間も写生していては命に関わるので(苦笑)、この場所を描くと決めたら写真に撮ってきて、描くときは写真を見ながらにするのですが、この場所決めが大変です。
いくつか候補を決めて行ってみても、日射しが出ていなかったり、花が枯れていたりで、なかなか見映えのする風景を切り取ってくることができません。
今朝は、日射しがある割には風が涼しく、暑さがそれほどでもなかったので、私はエプロン姿、娘はパジャマ!のままブーンと車で目当ての場所に行き、写真を撮ってきました。人気のない時間帯で良かったです(……にしても、田舎だから許される服装ですね)。
娘が描きたかった紫陽花は、終わったのかこれからなのか、イマイチな咲きっぷりでしたが、木立に降り注ぐ日射しの感じは、なかなか良いのが撮れたと思います。
それから家にもどって、自分の支度をして用事をこなしに行きましたが、朝がバタついたせいで疲れて疲れて……(でも夕方以降だと、娘のイメージする日射しの感じが撮れないので、仕方ないのですが)。
毎年のことですが、なんだか子どもの宿題に振り回されっぱなしな夏休みです。
実技教科の評点の配点が高い地域なので、美術も適当には出来ないのです……。課題はベストパフォーマンスで出さなくては……。
息子にも美術で絵の宿題は出ていますが、こちらは「この地域」の縛りが無い風景画なので、私の地元に帰省したときに撮っていた写真などから、構図のいいものを選ぼうかと思っています。
こういうとき、自分に絵の素養があればなあ、と思います。残念ながら、私は描けない方の「画伯」なので(笑)、
「子どもたちよ、写真を撮るところまでは協力するから、あとは自力で何とかしてくれ!」
ということになってしまうんですよね。
夫は私よりは描けますが、どうにも漫画チックな画風で、風景画などにはマッチしません(苦笑)。
欧米などでは、親も子どもの宿題に協力するのは普通と聞きますが、日本はまだ「おうちの人の力を借りないで自力でやるのが偉い」という風潮なのでしょうか?
子どもたちが小学生のときは、自由研究や工作などについては、先生から
「親子合作もいいと思います。」
とはっきり言われていたのですが、中学生はどうなんでしょう?
だんだん手を離して行きたいけれど、作品展を見に行くと、やっぱり、親の手が入っているとわかる作品がたくさん……。
自分の仕事もありますし、年々酷く疲れるようになってきているし(苦笑)、いつまでも手を貸していては子どものためにもならないことはわかっていますが、子どもだけに任せていたら悲惨な仕上がりが目に見えるような宿題もあり、どこまで手を貸すべきなのか、毎年悩みます。
仮に全部を子どもに任せることにしたとしても、うちの子達はまだ、親の「見張り」が
必要です(苦笑)。
成績がつかないのなら、思いきって任せて失敗させるという経験も良し、と思うんですけどね。成績がついて、それが入試に直結すると思うと、介入せずにはいられないというか……。
ああ……夏休み……早く終わらないかな(笑)。