ママンの書斎から

ミドフォーママンの考えごとなど

その受け取り方に深みはあるか

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ここ最近、感染者がグッと増えて嫌な感じですが、私自身の生活はこれ以上どうにもこうにも変えられないので、不安を振り払うように、粛々と冬の準備を進めています。

 

インフルエンザワクチンに続いて、私の車のタイヤ交換も終わりました。

タイヤ交換を予定していた前日に初雪が降って、若干焦りました(;゚Д゚)。

お歳暮も、半分終了したところです(;´Д`)。

 

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今日のBGMは「A Thousand Miles」

 

朝から小さくイラっとすることが幾つか重なり、なんとなく気分の乗らない今日のBGMは、「A Thousand Miles」です。

 


Vanessa Carlton - A Thousand Miles (Official Video)

 

このMV、なぜこんなにもピアノが爆走しているのか謎なのですが(笑)、

 

「1,000マイルもの距離を、あなたに会いに行くわね~(/・ω・)/!」

 

という意味なのでしょうか。

遠距離恋愛の曲と解釈されがちなようですが、ヴァネッサ・カールトンご本人は

 

「亡くなった祖父を想って作った曲」

 

とおっしゃっているそうです。

それを知ると、案外深いですよね、この曲。

歌詞の意味はちょっとせつないものの、旋律が「人生まんざらでもない感」があって、私は好きです(*^-^*)。

 

↓ こちらのアルバムに入っています。

 

 

 

出だしのピアノが好きなので、朝や寝落ちする時のアラーム音にもしています。

この曲だと、「叩き起こされたイラっと感」が少しマイルドになるのです~(^▽^;)。

 

 

 『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』

 

この長いタイトルは、お笑い芸人「オードリー」の若林正恭さん(春日じゃない方)の紀行文です。

 

 

失礼ながら、若林さんについては、「オードリーの春日じゃない方」という認識でしかありませんでした。

 

でも、刹那

 

「若林が面白い。」

 

と言ってオードリーのYouTubeばかり観ていたときがあったので、若林さんの著書が出ていると知ってから、注目するようになりました。

春日とか若林とか、親子で呼び捨てしてすみませんm(__)m。

 

 

 

 

 

 

『ナナメの夕暮れ』は、過去に成蹊大学経営学部の入試問題にも採用されています。

 

読書もかなりされる方のようなので、よくある薄っぺらいタレント本やkindle本とはちょっと違って、中身(よくある自己啓発や成功哲学などからの借り物ではない、彼自身の、彼独自の思考)がみっちり詰まっている本という印象を受けました。

 

『表参道の~』では、亡くなられたお父様が生前行きたがっていたキューバに1人旅をされたときのことが綴られているのですが、その当時の若林さんは、日本(東京)で生きることに閉塞感を感じてもいて、どこか救いを求めるような気持ちでキューバに行かれているのです。

 

そして、東京に帰ってきたときの彼の言葉に、私はちょっとしびれてしまいました。

 

なぜぼくは灰色の街でこれからも生活し続けるのだろうか。ここを出る勇気がないから?いい歳をして言い訳を探しているだけ?

ここで生活し続ける理由。

それは、

白々しさの連続の中で、

競争の関係を超えて、

仕事の関係を超えて、

血を通わせた人たちが、

この街で生活しているからだ。

だから、絶対にここじゃなきゃダメなんだ。

それにこの街は、親父が生まれて死んだ街だから。

そうか、

キューバに行ったのではなく、

東京に色を与えに行ったのか。

だけど、この街はまたすぐ灰色になる。

そしたらまた、網膜に色を映しに行かなければぼくは色を失ってしまう。

 

 ここですよ、ここ。

 

キューバに行ったのではなく、

東京に色を与えに行ったのか。

 

「東京を灰色の街と感じながらも、それでもそこで生きる意味を、キューバで見出した。」

 

という事実を、

 

「東京に色を与えに行った。」

 

と表現できるセンス。

 

それにしびれて、ここだけ何度も読み返してしまいました。

 

   

 

その受け取り方に深みはあるか

 

「A Thousand Miles」も『表参道の~』も、サラッと提示されているので、サラッと聴いてよくある遠距離恋愛の歌だと受け取ったり、サラッと読んでよくある旅行記だと受け取ったりして終わりそうな雰囲気もある作品です。

 

でも、ちゃんと聴いたり読んだりすれば、もっと深い、祖父や父への想い、生きる意味の発見などが描かれています。

 

忙しいからと、人の作品や言葉を、薄っぺらく観たり聴いたり読んだり引用したりしたらダメだな~、と改めて感じました。

受け取る側の深みというものも問われるなと思った次第であります…。

 

1個のことから10個の何かを受け取れる人

10個のことから1個の何かしか受け取れない人

 

 1個のことから10個も受け取れる人は、それゆえに生きにくいということもあるかもしれませんが、どっちがいいかと聞かれたら、私は10個受け取れる方でいたいなと思ったり……していたら、あっという間に夕方じゃありませんこと(;゚Д゚)!?

 

今日も時間が足りなかった~!

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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