今日は、前回の続きになります。
ママ広場さんへ寄稿させていただいた、「子ども達がオーディションから得たもの」の後編、ぽやんちゃんのオーディションについてです。
↓ 前編(刹那君のオーディション)はこちらです。
人を蹴落とすのではなく自分を高める
↓ ママ広場さんにも書かせていただいたことですが、ぽやんちゃんの鼓笛隊のオーディションは、指揮者を希望していたため、練習段階から全体をまとめる役割が求められるということで、実技の他に、面接もありました。
実技は、↓ こういう指揮杖(ぽやんちゃんの学校では、指揮棒と言っていました)を正しく取り扱い、動きながらでも、ずれないようにテンポを刻むことが重要でした。
腕の力がなかったぽやんちゃんは、テンポ云々の前に、ずっと腕を上げていることに耐えられるようにならなければならなかったので、指揮杖の重さに慣れるべく、家でも自主練に励みました。
家に指揮杖はないので、ダ〇キンの短いモップを最大限まで伸ばして指揮杖に見立て、振り回す方式σ(^_^;)。
バレエのおかげで、体幹をキープする感覚は理解していたようなので、腕の筋力強化とテンポを体に叩き込むことを中心に頑張りました。
面接の準備は、練習段階からリーダーシップを発揮しなければならないということを踏まえて、どうしたらみんなに前向きに練習してもらえるか、みんなに指揮者として信頼してもらうには、自分はどういう立ち居振る舞いをすべきか、ということを一緒に考えました。
ぽやんちゃんは、自分で、予想される質問なども考えていましたね。
オーディション本番では、実技はモップ練習の成果が出て練習どおりにできたということでしたが、面接は、
「予想と違う質問をされて、しどろもどろになっちゃった…(T ^ T)…。」
ということで、肩を落として帰ってきました。
でも、翌日、結果が出たら、合格していたのです。
おそらく、自分が指揮者のポジションをどれほど勝ち取りたいかを主張するだけではなく、全体を良くするために自分をどう高めるか、という考え方を評価していただけたのではないかと思います。
親バカ? バカ親? を、なにとぞお許しくださいませm(_ _)m。
全体を俯瞰する眼差しを得る
合格したらしたで、その後の練習では、やはり全体をまとめていく難しさに直面し、悩んだりもしたわけですが、それもまた良い経験になりました。
オーディションの面接と、指揮者というポジションを通して全体を俯瞰して見る眼差しを得たことで、ぽやんちゃんはひと回り成長することができたのでした。
どんな結果も糧にしてみせる
この鼓笛隊のオーディションを皮切りに、刹那君もぽやんちゃんも、2人とも、いろんなことに挑戦しては、合格も不合格も経験してきました。
子ども達のこれまでの挑戦の、すべての過程と結果を見守ってきて言えることは、どんな結果も糧になるということです。
いや、どんな結果も自分次第で糧にすることができると言った方が正しいかな。
勝っても負けても、合格でも不合格でも、「この経験を絶対に糧にしてみせる!」という意気込みで挑戦するなら、何も怖いことはないのかも、と思います。
一緒に受け止める親は、子ども以上に気力・体力を持っていかれて、消耗するんですけどね〜…_(:3」z)_…。
これからまた受験に向かうにあたって、あのオーディションの時のことを思い出しながら、私自身も「どんな結果も糧にしてみせる」という覚悟を決めなければ、と思っているところです。
高校生のいる暮らし
本と共にある暮らし