春の雪
最近暖かくなってきたと油断していたら、今朝はまた雪が積もっていました。
積もってるだけじゃなくて、まだ降ってたし(ー_ー)！
ホントのホワイト・デー！
やはり、一足跳びに春になる、というわけにはいかないのね(￣◇￣;)。
「もう春だと思っていたら、まさかの雪！」
ということが、北国ではよく起こります。
私が中学生だったころ、4月も下旬に差し掛かり、やっと桜が咲いたところで、その桜の花の上に雪が降ったことがあります。
あれは悲しかったなぁ(T_T)。
「何してくれてんのじゃo(｀ω´ )o！」
と、天に向かって吠えました。
交通当番の思い出（悪天候の朝）
子どもたちが小学生の頃、子ども会で、親たちが順番で通学路の交差点に立って通学の安全を見守るという当番がありました。
↓ こんな旗を持って横断歩道のところに立ち、子どもたちの通学を見守るのです。
年に何度かあるのですが、その年の私は、春先の交通当番に当たっていました。
その日も、4月だというのに、朝から今朝のような雪でした。
もう少し気温が上がれば雨に変わるのかな、というような、水分を含んだ重たい雪がボタボタと降って、足元はビチャビチャ。
「こんな日に当番に当たるなんて、ついてないわ〜(>_<)。」
と思いながら、交通見守り当番が立つ場所へ向かいました。
すると、見慣れないご婦人が立っていました。
子ども会の母親ではありません。歳の頃は、おそらく還暦前後。
「もしかして、子ども会のお子さんのおばあちゃんかな？ ほかに都合のつく大人がいなくて、おばあちゃんが駆り出されたのかも…。」
と思い、
「おはようございます。お疲れ様です。」
と挨拶すると、その方は挨拶もそこそこに、困ったような怒ったような顔で、私に何か話し始めました。
「わだす（わたし）、婦人会から来たんですけどね。子ども会の当番の人と一緒に交差点に立って旗を振ってこいって言われて。」
「婦人会からも交通当番が出るなんて初めて聞いたけど……。この春からなのかな？」
などと思いつつ、
「婦人会からも出てくださってるのですね。足元の悪い中、ありがとうございます。今朝は雪になってしまって……大変ですよね。」
と言いました。
すると、その方は、急に、堰を切ったように話し始めました。
「そんだのよ（そうなのよ）ー。私、朝は忙しいって断ったのに、そったらこと（そんなこと）みんな一緒だからって言われて…。ほんでも（それでも）もし雨だったら、婦人会の人は無理して行かなくていいですよって言われたんだけども……。今朝は雨でなくて雪だから、来たわよಠ_ಠ！」
とおっしゃいました。
雨だったら行かなくてもいいと言われた。
でも、今朝は雨ではなくて雪だったから来た。
確かに、その朝は、雨ではなくて、雪でした。
でも、
「雨だったら無理して行かなくてもいい。」
は、
「悪天候の時は無理しなくていい。」
という意味で、雪だったその日も、無理して来なくても良かったんでは(笑)！？
ಠ_ಠ
ಠ_ಠ
ಠ_ಠ
こんな納得のいかない顔をしながらも、子どもたちの安全のための交通当番に出向いていただき、ありがたいなぁと感じる反面、その方の律義さがなんだかおかしくなって、背中を向けて少し笑ってしまいました。もしかしたら、肩の震えでバレていたかも～σ(^_^;)。
ご自分でも、
「雨だったら来なくてもよかったのに、雪の場合はどうするのか、それは言われてないもんだから、困っちゃうわね、もぅ！」
なんて思ってらしたのではないかと思いますσ(^_^;)。
その方とは、その後はお会いする機会もなく子ども会を卒業してしまいましたが、今朝は、あの律儀な婦人会の方を思い出しました。
毎朝立ってくれているおじいさん
今年度から、子ども会の交通当番とはまた別の場所に、毎朝立って子どもたちを見守ってくれているおじいさんがいらっしゃいます。おそらく、子ども会か行政か、どこからか委嘱されているのだと思いますが、子どもたちだけでなく、車で通りかかる親たちにも、会釈してくださいます。
暑い日も寒い日も、雨の日も雪の日も、毎朝同じ時間に立つことは、大変なことです。ありがたいなぁ、といつも思うので、私も車の中から会釈して通り過ぎます。
私たち母親は、たいていいつも忙しく、余裕がありません。
朝の交通当番も、私が役員の時に当番を組む係をしたことがありますが、出勤時間と重なるとか、赤ちゃんがいて無理とか、なかなか当番を引き受けられない事情の方も多くて、役員の親が何度も当番に入ってカバーするしかなく、役員yearの負担は相当なものでした。
そんな時、地域の先輩方がヘルプしてくださると、とても助かり、本当にありがたいんですよね。
名前も知らないおじいさん、いつもありがとうございます<(_ _)>。
午前中いっぱい降り続いた春の雪も、午後になって晴れてきたら、あっという間に溶けました。
やっぱり春は近いんだなあ(*^-^*)。
