ママンの書斎から

ミドフォーママンの考えごとなど

『学ぶ心に火をともす8つの教え』(武内彰)

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昨日は高校の学校説明会を2校ハシゴで、クタクタでした。

 

この地域の公立トップ校というくくりである、A高校とB高校です。

息子がどちらにしようかと、ずっと迷っている2校です。

 

A高校は、地域ナンバー1の伝統校ではあるものの、校風がかなり変わっていて、時代にマッチしていない感があります(苦笑)。でもそこに魅力を感じる人たちも根強く、同窓会も活発なので、将来ビジネスにおいても人脈が築けるとか……。

 

B高校は、偏差値的にはA高校より僅かに下がりますが(トップ層の偏差値はA高校のほうが高いが、B高校の上位層は、A高校の下位層より偏差値が高い。AB両方から東大や医学部医学科の合格者は出ているが、Aのほうが難関大学の合格者数がやや多い。現役国公立合格率はB校の方が上。中間層の進学先は大きく変わらない、という状況)、人気はダントツ1位で、倍率はA高校より高くなります。自由でさわやかな校風で、のびのびしているという感じです。

 

去年の文化祭も2校見比べ、洗練された雰囲気を感じたB校に気持ちが向いていた息子ですが、昨日の学校説明会でもやはり、B校に行きたい!という気持ちを強くしたようです。

 

地域ナンバー1のA高校で学んでほしい(ドロップアウトしないで行けるなら、高レベルで磨かれるのではないか)という気持ちも無くはないですが、息子が大学を受ける年には入試の方法も変わるので、学力突破だけではなく、さまざまな選択肢が出てくると思います。推薦も視野に入れて考えると、上位層にいることが難しそうなA高校より、B高校に行って上位にいられるように頑張れば、チャンス(推薦枠)が回ってくる確率が高くなるのかな、という期待もあります。

 

でも、何よりもまずは、子ども本人と学校の相性ですよね。そこで3年間、燃え尽きること無く意欲的に学べて、伸びることができそうな環境であるかどうか、が1番大事だと思います。

 

 

学校との相性(校風や大事にしていることに共感できるか)の大切さについては、『学ぶ心に火をともす8つの教え』(武内彰)にも書いてありました。

 

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド

 

 

著者の武内彰さんは、東大合格者数公立ナンバー1の、都立日比谷高校の校長先生です。

 

「受験直前まで文化祭を頑張る」

というところは、正直、

「うーん……(受験直前まではやらなくてもいいのでは……?)」

と思いましたが、勉強だけ頑張るのではなく、部活や課外活動を仲間と共に頑張り抜くことで人間力を高める、というところには共感します。

能力があるのに人とコミュニケーションを取ることが出来なくて能力を発揮しきれていない大人はたくさん居ます。著者の武内校長先生もおっしゃっていますが、やはり、最後は人間性なんですよね。

 

日比谷高校では、

「勉強も行事も部活も全部、全力でやります。」

という学校の方針に、子どもも保護者も共感しているからこそ、子どもたちが最大限に頑張ることができて伸びていくのだそうです。

 

 

高校はゴールではないし、大学進学もゴールではない。

社会人となって自立し、幸せな生活を築いて生きていくことが最終目標なのですから、教養を身につけつつ人間性も磨いていくには、息子にとってはB高校のほうが相性がいいだろうなと思います。どのルートを通って目的地へたどり着くかと考えたとき、息子の場合は最善のルートは今のところB高校なのかな、と。

 

第一志望はB高校で決まりかなあ、という感じです。

 

まあでも、夏休み明けから塾へ行くようになったら、

「何がなんでもA高校!」

という人たちとも会うはずです。そのときも気持ちが揺らがず、

「周りがどうでも、俺はB高校!」

と言うようなら、Bに本決まりなんでしょう。

 

「行きたい!」

と強く思える学校を志望しないと、受験勉強も頑張れないし、入学後も頑張りが続かないと思うので、息子の気持ちが本物かどうか見極め、本物ならもう何も言わずに応援しよう、という気持ちです。

 

 

迷うのは、そろそろ終わりにしたいですね(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

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