ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

トゥシューズを縫う

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昨日、娘がお裁縫をしていました。

 

トゥシューズを、縫っていたのです。

 

バレエに携わる人にとっては常識ですが、トゥシューズって、買ってきてそのまま履くものではないんですよね。

ごくまれに、自分の足にピッタリのトゥシューズに巡り会えた幸運なバレリーナはそのまま履くこともあるのかもしれませんが、既製品でピッタリのトゥシューズに巡り会うことは困難です。

 

足の形(厚みや幅、指の長さなど)は人それぞれだし、左右でサイズが違う人もいます(うちの娘も、右足が左足より若干大きいみたいです)。 

そして、トゥシューズも、同じメーカーの同じサイズでも、1足1足微妙に違うんですよね。メーカーもたくさんあるし、サイズの他にワイズ(幅)もあるし、色も、ロイヤルピンクとかナチュラルピンクとか、様々なので、これ!というものに出会うのが本当に大変です(汗)。

 

トゥシューズのカタログ的な本です↓

トゥシューズの縫い方や、カスタマイズのための様々なグッズも紹介されているので、だいぶ参考にしました。

新版 トウシューズ・パーフェクト・ブック

新版 トウシューズ・パーフェクト・ブック

 

 

新版 知ってる?トウシューズ (エトワールブックス)

新版 知ってる?トウシューズ (エトワールブックス)

 

 

 

だから、フィッティングして、ピッタリに近いものを買い、さらにリボンやゴムを縫い付ける位置なども自分で調整し、トゥの部分も、硬いところをぐるりとかがって、少しでも立ちやすく、踊りやすいように、おのおのカスタマイズするわけです(加工は外側だけにとどまらず、内側も、詰め物をしたり、足にパッドをつけたり、指にテーピングを巻いたり、いろいろします)。

 なーんて、偉そうに講釈してますが、私がこういうことを知ったのは、娘がトゥシューズを履き始めた昨年のことです(苦笑)。

 

 

初めてトゥシューズを縫った時は、硬いトゥをかがるのに苦戦して、勢い余って左手に針をぶっ刺して流血したことも(涙)。

リボンやゴムを縫い付ける位置も本人次第なので、娘とあーだこーだ言いながら、トライ&エラーを繰り返してきました。

 

 こんな糸と針を使います↓

慣れている人だと、たこ糸とか刺繍糸とか、糸も自分好みのものを選ぶみたいですね。

 

【Bunheads】ステッチキットプロ

【Bunheads】ステッチキットプロ

 

 

1足縫い終わると、針を持っていた指先がしばらくジンジンしているほど力の要る作業で、なんだかバレリーナのイメージとちがーう(苦笑)!

 

おまけに、硬いトゥを少し柔らかくして履きやすくするために、あの繊細な、サテンの輝きが美しいトゥシューズを、そこらへんにガンガンと打ち付けたり、足で踏んづけたりするんですよねΣ(・□・;)

 手でモミモミする人もいるらしいです。

 

優雅そうに見えるバレリーナたちが、トゥシューズをこれでもかと壁や床に打ち付けている姿は、衝撃的です。

憂さ晴らし?的な(笑)。

 

 

先週のレッスンで、今のトゥシューズがもう限界かなーという感じになったので、新しいものを買ったのですが、昨日の娘は、週末のレッスンでそれをおろせるように、カスタマイズをしていたというわけです。

 

いつのまにか、1人で縫えるようになっていました。

縫い目はガタガタだったけれど(苦笑)。

 

自分で履くものだから、自分で縫ったほうが、ここはもっとこういうふうに縫おうという工夫もできるし、何より私が助かる(笑)!

 

 

あぁ〜、自分でやってくれると助かるわ〜、なんて思っていると、突如として

 

 

ガン!ガンガンガン!ガンガン!

 

 

( ゚д゚)

ひゃっっっ、何事!?

 

 

と驚いて音のする方を振り向くと、娘が怖い顔で、床にトゥシューズを打ち付けています。あまりに鬼の形相なので、

 

「ね、ねぇ、何か怒ってるの?」

 

と、思わず聞いてしまいました。

すると、

 

「……ほぇ?ʕ•ᴥ•ʔ」

 

と、のどかに顔を上げる娘。

 

「別に……何も怒ってないけど?」

 

 

……なんだよー。

ビックリするじゃないのよ〜ぅ。

静か〜にお裁縫してたのに、突然鬼の形相でガンガン!言わすの、やめて〜( ̄◇ ̄;)

 

ただ真剣なだけでした(笑)。

 

普段あまり喋らない娘だけに、娘付近から大きな音が出ていると、何か非常事態なのかと思ってしまいます(苦笑)。

 

 

バレリーナの足は、トゥシューズを履いていると美しいけれど、トゥシューズを脱ぐと、脱いだらすごいんです状態で、マメやら死んだ爪やら外反母趾やらで、怖いほどに痛々しいと言われます。

踊っているときも、平気な顔で、しかも微笑みを浮かべちゃったりなんかもしていますが、笑顔の下では、アスリートなみの体幹で、上半身と下半身違う動きをするというすごいことををやっているんですよね。

 

娘も、普段は、居るか居ないかわからないくらい声を発しないのに、学校の行事の呼びかけや運動会の応援練習などで声を張らないといけないときは、周囲がビックリするほどの大声を出します(苦笑)。

 

「必要に迫られれば、大声くらい出せるよ。でも、別に必要に迫られてないときは、黙っててもいいでしょ?」

と言う娘。

……はぁ……そりはごもっともなんですけど、もうちょっと愛嬌というものも持ち合わせていたほうが、今後の人生、生きやすいんじゃないかと、母は思うわけでして……。

 

なんだかんだいって、体型や技術面は全然バレエ向きではないものの(苦笑)、気性(内側はどうあろうとも、外側はポーカーフェイスまたは微笑みキープ、というところ)だけはバレリーナっぽいのかも、なんて勝手に思っている母であります。

 

 

明日は、初めて自分で縫ったトゥシューズをおろす日です。

 

怪我だけはしないように、気を付けてレッスンしてちょうだいねー٩( ᐛ )و!