ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

バス通塾のハプニング

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地区のお祭りが終わりました。

祭り疲れしております(苦笑)。

役員だったわけでもないのですが、子どもが出なきゃならないと、親もその時間に合わせて動かなきゃならないわけで、なんだか疲れる週末でした……。

 

疲れた頭で今日考えていたのは、先日、息子が塾へ行った際に遭遇したハプニングのことです。

 

 

塾は、バス停の向かい側にあります。バス停でバスを降りてから、道路を渡って塾に入るまで、1~2分ほどの距離です。

まさかその1~2分ほどの間に何か起きるとは思っていなかったのでバス通にしてきたわけですが、先日は、バス停で降りてから塾へ向かって歩いているほんのちょっとの間に、ちょっとしたハプニングがありました。

 

お年寄りの集団に声をかけられ、手招きされたのだそうです。

知らない人たちなので、どうしようかと不安に思ったそうですが、オズオズと近づいてみると、

「きみ、ちょっと写真撮ってくれない?」

と頼まれたので、

「なんだ。写真撮ればいいのか。」

とホッとして写真を撮ってあげたそうです。

何かの観光をしているっぽい団体さんだと、そのとき理解したそうです。

それで、写真を撮り終わったので、

「じゃあ、ぼくはこれで。」

と、塾へ向かおうとすると、お礼なのか、

ビニール袋からパンを出して、くれたそうです。

「いいです、いいです。」

と断ったけれど、

「まあ、そう言わずに!」

と、5つくらい大きなパンをいただいたそうで、断りきれずに

「あー、ありがとうございます。」

と、受け取ったものの、どうしていいかわからず、塾に入って先生方に事情を話して、先生方にあげてきたそうです(笑)。

先生方は、

「おー、そりゃビックリしたなあ。」

などと息子の戸惑いに共感し、もらってくれたそうですが、先生方もご迷惑だったんじゃ……(苦笑)。

 

まあ、田舎ですし、お年寄りの観光のような団体さんたちがくれたパンは、純粋に写真を撮ってくれたお礼で、怪しいものではなかったと思います。

 

でも、幼いときから、

「知らない人に話しかけられても話をしないように。ついていくなどもってのほか。」

とか、

「知らない人からもらった食べ物は食べないように。」

などと言われて育った息子は、警戒心が拭えず、ひとりでパニクったのでしょう。

 

世の中物騒になっているので、今の子どもたちは小さいときから自分を守るためのことを、家庭でも学校でも、いろいろ教育されてきてるじゃないですか(「いかのおすし」とか……)。

 

近所のお祭りでも、

働いてくれる子どもたちに、労い?として配られるおにぎりなども、

「誰が握ったかわからないおにぎりは食べられない。」

という子もいるのだそうです。

 

ご年配の世代の方々は、好意で食べ物をくださることが多いですよね。でも、受けとる子どもたちは「警戒しろ!」と教えられている。

 

このあたり、すごく難しいなと感じました。

 

息子が写真を撮ってあげてパンをもらったということも、「ハプニング」ではなく、「中学生男子と、お年寄りのささやかな心の交流」だったとも言えます。

 

でも、ありがたく受け取れなくなっている現実が、今の子育て世代にはありますよね。

子どもたちには、何かいただいたら素直に

「ありがとうございます。」

と受け取れる人になってほしいという気持ちもあり複雑ですが、もし自分が息子の立場だったら、そのパンを食べたかどうか……。

いただくことはいただいても、食べるのはやはり躊躇するような気がします……。

 

うちの母は、お年寄り世代ですが(笑)、小さい子を見るとかわいくて、つい何か、飴でもアイスでもあげたくなってしまう人です(苦笑)。

 

子どもたちが小さいころ通っていたスイミングスクールで、レッスン終わりにアイスを買ってとお母さんにねだっているお子さんを見かけたときも、お母さんは「ダメよ。」と言っているのに、うちの母は「私が買ってあげる!」などとしゃしゃり出ようとするので、止めたことがあります。

「もしかしたらあの子はアレルギーで乳製品を食べられないのかもしれないし、レッスン終わりでアイスを食べるという習慣はつけたくないという方針のご家庭かもしれないのだから、しゃしゃり出なさんな。」

と言ったら機嫌を損ねてしまったんですけど(苦笑)。

 

うちの母のように、おそらく、息子にパンをくださった方々も、良かれと思ってのことだろうなと、本当に思います。

 

でも、その好意を昔のように、すんなりとは受け取れない時代になっていることのせつなさというのか……せっかくの好意を受けとれず、結果、相手を傷つけてしまうのではないか……。

 

実際、近所で、小さい子に飴をあげようとして、若いおかあさんにピシャリと断られ、傷ついていたお婆さんもいましたし……。

 

あげるほうも、そんな時代だということをよく考えてからあげないと、と、うちの親には言っていますが……。

 

どうしたらいいのでしょう?

しばらく考え込んでしまいました。

 

 

子どもたちとは、

「そういうときは、好意だとしたら断るのも申し訳ないから、とりあえずお礼を言って受けとるけど、食べるのは待て。」

という結論に落ち着きました。

 

 

バスでひとりで塾に通わせて(帰りは遅くなるので迎えに行っています)、バスの心地いい揺れで寝てしまって降り損ねるなんていうハプニングはあるかもしれないと覚悟していましたが、今回の「パン事件」は、「こんなハプニングもあるのか!」と、少々スキをつかれた感じです(笑)。

いや~、想定外だったわ……。

 

子どもも私も、いい勉強になりました……。