ママンの書斎から

ミドフォーママンの考えごとなど

一人勉強が邪魔くさい

スポンサーリンク

部活の最後の大会が、目前に迫ってきました。

 

身も心も勉強どころではない日々なのですが、学校からは期末テスト3週間前にして早くもテスト範囲が公開されました。そして、テスト取り組みとして、「一人勉強毎日3ページ」が課されています。

 

この「ひとべん3ページ」なるものが、相当邪魔くさいです。

 

そもそも、3週間前からテスト範囲を公開しても、2週間前に中総体があるという日程では、中総体までの最初の1週間は、勉強に身が入るわけがありません。

物理的にも、学校での部活延長から、夕飯もそこそこに夜練に直行して、夜練から帰ると風呂に入るのが精一杯というクタクタぶりなのです。勉強しろというほうがおかしい、と言いたくなるほど部活に時間と体力を奪われています。

 

そうまでして、部活もやれ、勉強もやれとさんざん煽っておいて、結局、テスト直前になって、公開していた範囲まで授業が終わらなかったから、ということで、あとになって範囲が縮小されたりするんですよね。となると、削られた範囲までを学習していた時間がもったいない。その時間があれば、範囲内の学習をもっと詰めることができたのに、ということになります。

 

まあ、学校側としては、忙しい時期だからこそ早くから取り組ませることによって、少しでも勉強に取り組んでくれるようにという思いなのでしょう。

 

でも、自分なりの勉強計画がある生徒にとっては、宿題にプラスしての「ひとべん3ページ」って、ものすごく邪魔くさいんですよね。「ひとべん3ページ」を毎日やらなければならないから、自分で進めたい勉強までたどり着けずに1日が終わってしまうのです。

 

こういう課題の出し方は、ある程度強制されないと勉強できないという生徒には有効だとは思います(そして、こういう子は、塾など、強制力のある環境で伸びるタイプなのでしょう)。 

でも、うちの子のように、強制されるのが嫌いで、学校の宿題のほかに通信教材など、なにかしらやることがある子にとっては、負担でしかないですね。

 

せめて、ちゃんとチェックされて、添削してあったり、励ましのコメントなど何かしらのフィードバックがあるなら、「ひとべん」も無駄ではないと思います(プリントを貼ることすら難色を示し、何がなんでも「書く」ことが大事という先生もいらっしゃるので、漢字や単語、計算などの反復系が多くなりますけど)。

どうしてもやらなければならないのなら、それを逆手にとって、どのみちやらなければならない反復系学習を「ひとべん」に落とし込む、という形は、今までも取ってきました。

 

でも、「ひとべん」は、各教科担任がチェックしているわけではなく(物理的に多忙すぎる先生が、自分の教科をやってあるものだけをすべてチェックすることはできないのだと思います)、担任の先生(実技教科の先生だったりする)が、「見ました」ハンコをつくだけなのです。ハンコすらない日も多々あります。おそらく、ミスを発見したり、よりよい学習につなげるアドバイスをできるほどにはきちんと見てないと思います。何か書いてあってページが埋まっていれば、ハンコをポンでおしまい。

 

その程度のフィードバックしかないものに時間を費やすくらいなら、自分に必要な問題集などの勉強をしたほうがいいと思ってしまいます。

 

 

某進学校では、

課題は多く出せば中間層は伸びるが上位層が伸びない(おそらく、学校の課題が邪魔になって、志望校対策や塾や通信教材など自分でやろうと思っていることができなくなるから、ということだと解釈)。だから課題は少なめに出す。」

という方針だそうです。実際に、

「自分の勉強をさせてくれ!」と生徒から要望があったことがある、という噂も。その噂が本当なら、生徒さんの気持ち、わかるなあ……。

まあ、進学校なので授業の進みがはやく、課題が少なくても予習復習や自分なりの勉強に追われるので、大変なことには変わりない、ということのようですが。

 

公立中学校でも、「ひとべん」は選択制(やるもやらないも自由で、出した人には先生方が添削などを施す。そして、自分で決めた勉強をやりたい人は、特に「ひとべん」は課さない、など)にしてくれればいいのに、と思います。先生方の多忙さを考えると添削は難しいのでしょうが、もし実現するシステムがあれば、先生方も全員分にハンコをつく時間を削減できるし、提出する生徒側も添削を受けられるメリットがありますよね。全員に一律に3ページを課し、やる方も見る方も適当という今のやり方より、はるかに実りあると思うけどなあ……。

 

うちの子は今、持病の手術の日程と重なって夏期講習を受けることができなくなってしまったので、少なくとも手術が終わるまでは、通信教材のカリキュラムを信じて進むしかない状態です。

この夏は、体調と相談しながらやれることの計画をたてたいのです。夏休みに手術入院やリハビリでロスする時間がある分、今から少しずつ「ため」を作っていこうとしているのに、テスト対策と称して、ろくにチェックもされない「ひとべん1日3ページ」に毎日時間を取られるのは、本当に負担です。

 

ワークのまちがい直しなども、「ひとべん」ノートにやればいいか……?(本当は後で順番入れ替えなどできるように、ルーズリーフにやりたいが)

 

少し時間に余裕のある日にルーズリーフなどに反復系をやっておいて、時間のない日の「ひとべん」はそれを貼るか……?(でもこれは、ルーズリーフを貼るだけになったノートのページがもったいない)

 

 

あれこれと策を練って、単なる時間の無駄にならないよう、効果の見込める「ひとべん」を探っています。

 

それにしても、今の息子の場合は、右手が使えず左手で書いているので、余計に時間がかかります。漢字の書き取りなどは、もはや修行僧のようです。もう少し、柔軟なテスト対策を自由にやらせて欲しいなあ……。

 

こんなことを思っているのは私くらいでしょうか(苦笑)。

スポンサーリンク