役員決めって、高学年にいくほど、難航しますよね。(しませんか?)
最終学年でやるのは卒業対策もあって大変だから、みんな低学年でやってしまおうと考えます。だから低学年の役員決めは争奪戦となり、あっという間に決まります。
でも、最終学年ともなれば、「今まで何もやったことのない人から出しましょう」となるわけですが、「今までやったことのない人」とは、すなわち「今まで逃げ回ってきた人」が、ほとんどなわけで、当然役員決めの場にも来ていません。ごくまれに、転校してきたのでまだやっていない、とか、出産したばかりでまだやれていない、とか、希望はしてきたけれども争奪戦に破れてここまで来ました、という方もいらっしゃいますが、そういう方々は、たいてい受けてくださいます。
問題は、逃げ回ってる人なんです。
今日もまた、そういう状況になりました。
私は現役員であるので、来年やることはないと、のんびりした気持ちで集まりの場に行きました。
ところが、リストアップされるべき人たちが、ことごとく来ていないわけです。
そしたら、担任の先生が、
「では、現役員の方々にお電話がけしていただいて……」
と言い出しました。
いやいや、ちょっと待って。
お電話がけして受けてくれるような人ならば、今日来てますって。お電話がけにかかる時間と労力と電話代、どのくらいかわかってます?
「そして、誰も受けてくれなかった場合は、現役員が決定して了承してもらう。」
というような話の流れになっていき、私も含めた現役員たちは、
「えー、私たちが決めるの?そんなの了承してもらえるわけがないじゃん!恨まれるのは私たちだよ!」
となったわけです。決める場には来ないけど、自分に矛先が向いたら、とたんに怒り出す人って、いるものです。
「あの人のせいで役員にされた。」
などと、あちこちで吹聴されては、こちらも身が持ちません。
今年の役員を引き受けた人たちに、労をねぎらうわけでもなく、さらにここへ来て、お電話がけと最終決定という、さらなる負担を強いるんですか?
と、納得がいきませんでした。
先生がお電話がけする、という話も聞いたことがありますし、現役員がお電話がけする、という話も聞いたことがあります。選考委員とか、推薦委員とかいう役職があり、その方々がお電話がけするという例も聞いたことがあります。でも、うちの子どもの学校では、現役員がすべて負うクラスもあれば、先生がお電話がけしてくださるクラスもあるようで……。でも年度始めに役員を引き受けたときには、来年度の役員決めも仕事内容だという話は、一言もありませんでした。
お電話がけされる側の人たちは、役員決めに関して、何も苦労してないわけですよね。
「できません」「行けません」
と言うだけで、代案を出すわけでもなし。
行かなければ、誰かがやるだろうと思っている。
どうして、時間を作って集まった人たち、過去に逃げずに役員を受けてきた人たちが、また時間を割いて、お電話などかけなけらばならないのでしょう。
だいたい、「お電話がけ」って何だよ⁉
結局、今日集まったのは、役員を今やっている人と、過去にやったことがある人。その人たちが、やってない人に電話する労力、説得する労力、断られる精神的負担を負ってしまう図式ができています。なんでそこまで、逃げ回る人たちの面倒みてあげなきゃならないのでしょうか?
そして、先生方も、
やってくれそうな人に頼んでしまえば楽なんでしょうけど、
「2年連続になりますが、どうですか?やってみませんか?」
などと言うので、開いた口が塞がりません。あご外れそうです。
役員決めは保護者の問題で、自分達の仕事ではないという理屈なのかもしれませんが、先生方が率先して一部の親にだけ、その責任感に付け込んで、負担を強いるのもおかしいでしょう。
なるべくすべての親が、平等に親の責任を果たすようにするべきではないですか。
何らかの事情でできないのなら、
「こういうことでならお手伝いできます」
と、自分で代案を出すべきではないでしょうか。
結局、その場では、居ない人たちが対象なので決めることができず(先生は居る人たちの中で決めようとしてましたが)、結局、再度お便りで役員を募り、それでも決まらなかったら現役員と先生との話し合いで決めるということで、いったんお開きになりました。
でもでも、どう考えても、私には最終決定なんて、荷が重すぎます。
恨まれるに決まっていますから。
それに、 すべての候補者のの抱える事情を考慮していたら永遠に決まらないし、「やれない」と頑張る人にゴリ押しする勇気もありません。
結局、もし誰も受けてくれる人がいなかったら、自分が2年連続でやるしかないのかなという結論に達しました。
お電話がけ対象になっている人たちに、快く引き受けてくれそうな人など居ないのですから、時間とエネルギーをかけて電話しても断られるのがオチです。そして、無理矢理指名して恨まれるよりは、自分が2年やったほうが、まだ気が楽なのです。
こうやってまた、時間と労力を搾取されていく。
「いい経験」などと言っていられる時期は、もう、過ぎました。今まで、何度も、小中掛け持ちも含め、散々役員は受けてきましたから。
役員で得られる「いい経験」は、もうお腹いっぱいなのです。
どうして、これまでノルマを真面目にこなしてきた自分が、他人に丸投げの人たちのことでこんなに悩まなければならないのかと、腹が立ちます。
でも、私は、子どもに嫌なことから逃げ回る自分の姿を見せたいとは思いません。
どうせなら、
「んじゃあ、やってやるわ、もう(怒)!」
という背中を見せたい。
はあ……ビールが足りない……
飲まなきゃやっていられない……
再募集の段階で、どなたか出てきてくれるといいんですけどね……
結局、いつもやってくれる誰かの、個人の犠牲や努力の上にあぐらをかいて、なんとかその1年をやり過ごすというこの方式。
「なんだかんだ言って引き受けてくれる人」になりつつある自分。
ほとほと嫌になっちゃいました……。
愚痴の長文、失礼いたしました……。