ママンの書斎から

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『わが子を「メシが食える大人」に育てる』(高濱正伸)

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もうずっと前に読んだ本ですが、最近、思うところがあって、またパラパラと読み返してみました。

 

 

わが子を「メシが食える大人」に育てる (ファミリー新書)

わが子を「メシが食える大人」に育てる (ファミリー新書)

 

 

 テスト前にしてはあまりに時間がない中、子どもたちに必死に勉強させようとしている自分に気づいたとき、ふと、

「こんなに子どもに勉強させなきゃと思うののは、そもそも何でだったっけ?」

と思ったからです。

 

学校で1番を取ってほしいから?……いや。

自分の虚栄心を満たすため?……違うな……。

 

ああ、そうだ。

「自立して、幸せに生きていってほしいから。」

だ。

 

と、本来の目的を思い出し、

「メシが食える大人」

というフレーズも連想ゲーム的に思い出したのです。

 

 

人工知能が発達して、今ある仕事でも、近い将来、コンピュータやロボットで事足りる仕事は無くなってしまうと言われていますよね。

 

学歴社会を否定しつつも、人柄だけ良くても仕事にはつながらない世の中になっていくのかもしれません。学歴は万能ではないけれど、学歴+人間力(人と信頼関係を築いて、協力して仕事ができるような力)がある人がいたら、その人がいちばん必要とされるに決まっています。

 

最近の学習塾は、挨拶をきちんとさせるなどして、

「勉強だけでなく人間力も鍛える」

ということを謳っているところが多くなってきたと感じますが、やはり

「勉強だけの人になってはダメ。人柄だけでもダメ。学力+人間力を備えた人を目指そう。」

という世の中の流れなのかなと感じます。

 

 

この本の著者、高濱正伸さんは、有名な「花まる学習会」の代表でいらっしゃいますが、やはり、学習塾でありながら、外遊びやお手伝いの重要性を説いて、人間力を鍛えることを提唱されていらっしゃいます。

 

学力と人間力とは、両輪となって、その人の人となりを作っていくものなのかな、と思います。

 

超低温世代の増殖。

 

要するに、意欲がない子どもが増えている。

計算力はあるけれども、精読力が求められる難問では考えることを途中で放棄してしまう。こういう「低温」な子どもは、社会に出てからも、思うような仕事をすぐにはさせてもらえなかったり、上司や取引先からの「理不尽」な要求をつきつけられたりすることに耐性がなく、すぐに辞めてしまうのだそうです。

 

これだと「メシが食えない大人」ということになってしまいますよね。能力を発揮する前に、心が折れてしまったり周りの人間とうまくやれなかったりするのでは、仕事が続かない……。

 

幼い万能感からはできるだけ早く抜け出し多少の理不尽には耐えて「やり抜く力」

を身に付けていかないと、「メシが食える大人」にはなれないそうです。

 

とはいえ、私も、とある事情から、最初に就いた仕事を辞めて、結婚、出産を経て今の仕事に至っているので、偉そうなことは言えません。

でも、経験から、

「自分ってすごい、自分は特別で、何でもできるし手に入る。」

という万能感は、幼少期は必要ですが、思春期頃までには

「自分の願いは、いつも通るわけではない。」

とか、

「自分よりすごい人はたくさんいる。」

ということを思い知らされていた方が、謙虚で、周りから学べる大人になると思います。

 

「理不尽」なことは無いに越したことはないけれど、残念ながら、生きている限りはずっと出くわすことです。

自分の命を脅かすような「理不尽」からは逃げるべきですが、小さな「理不尽」ではいちいち心が折れない強さがないと、と思います。

 

子どもたちにこの話をしたら、

「中学校は、じゅうぶん理不尽。」

と言っていました(苦笑)が、

「ぬるくてゆるい学校生活より、きっと将来のためになる!」

と、子どもにも自分にも言い聞かせて送り出す毎日です。

 

 

熱血とまではいかなくてもいいから、せめて自分の人生をあきらめないだけの熱量は持った大人になってほしいですからね。

 

そして学力です。

そのために、今、勉強を頑張っているんでした。

自分の生きたいように生きるために……。

 

 

高濱さんの本からは、そんな「熱量」が伝わってきます。

思い出せて良かった(苦笑)。

 

 

でも、高濱さんのさまざまなお話の中で私の心にいちばん響くのは、

 

「旦那は犬だと思えばいい。」

 

という説なんですけどね(笑)。

斬新(笑笑笑)!