※この記事は、2017年7月14日の記事をリライトしたものです。
息子の部活の、引退前最後の夜練が終わりました。
きつかった夜練習
入部当初から、夜錬最後の日まで、19時から21時という時間帯の練習には、ついに慣れることができませんでした。
朝は7時すぎには家を出て、学校で1日過ごし、夏場は延長の部活を18時半までやったあと、19時から21時まで夜練。夏休み中や冬休み中もありました。
あまりにハードで、息子は何度体調を崩したことでしょう。
私も、週2回の夜練の日は、とにかく息子が帰宅するやいなや夕飯を食べさせ、夜練に送り出すことに注力しなければなりませんでした。そのために、朝から、温めやすく、さっと食べられる夕飯のメニューや、出す段取りを考えるのが苦痛でした。
娘には、
「あなたは、頼むから夜錬のない部活に入ってくれない(;´Д`)?」
と頼んだくらい、この生活は私には負担でした。
息子自身は、夜錬に行きたい気分の日もあれば行きたくない日もあり、という反応でしたが、私には苦行以外の何物でもありませんでした。
親御さんのなかには、ご自身もその競技をやっていたり、子どもの部活にとても熱心だったりして、夜錬に何の疑問も抱かない、むしろ、強くなるためにはそのぐらいやって当然、という考え方の方もいらっしゃいます。
また、逆に、頑として夜錬には子どもを出さない、というご家庭もありました。
このあたりは各家庭で考え方の分かれるところだと思いますが、いちばん多いのは、我が家のように、
「行きたくはないけど、休む勇気もないから、ブーブー言いながらもとりあえず行く。」
という家庭ではないでしょうか。
とにかく、夜錬に行って頑張る人がいる以上、休んでいたら練習量で負ける、という気持ちもあり、スタメンに入りたいがため、強くなりたいがために、夜錬にも出てきた 息子です。
そんな息子をサポートするために、私だけでなく、夫も娘も、夜練のための家庭生活のリズム変更や送迎を強いられ、家族みんなで、必死でやりくりしてきました。
その夜練が、今日で最後……。
とても感慨深いです。
「やっと終わる。」
というホッとした気持ちもあるし、
「やりきった。」
という充足感もあります。
「学校の部活が全員強制なので興味のある部活に入ったら、もれなくスポ少がついてきた。」
というような感じで、こんなにハードにやる必要があるのか、どうして学校は夜練にはノータッチというスタンスなのか、と、さまざまに戸惑いながら、なんとかここまで来ました。
結局、戸惑いの答えは出ないままでした。
子どものサポートと一言で言いますが、親もかなりの努力を要したと思います。
2年生の夏からは息子が部長という立場になってしまい、ますます休みたくても休めない状況になりました。
私も「部長の親」というプレッシャーを常に感じてきました。
息子の部は父母会が無い部活だったので、父母会の会長でもなんでもないのですが、部長の親というだけで、なぜかいろいろと取り仕切ることを期待されていたように思います。
それが、やっとやっと、終わります。
安堵の引退前夜
この気持ちは、一言で言うと、
「安堵」
ですね。
やり遂げた息子。やり遂げた私。やり遂げた夫。やり遂げた娘。
それぞれの立場で、精一杯やってきました。
「嬉しさの入り混じった安堵」
とでも言うのでしょうか。
息子は、今日、とてもすがすがしい顔をしていました。
「やりきった感」の炸裂した、いいお顔(*´▽`*)。
最後の大会は、私の中では、もはや勝ち負けはどうでもいいことになっています(^_^;)。
部活の経験がどのような糧になったか、それは今はまだわかりません。
でも、とにかく
「よくやってきた!お疲れ様!」
と、息子に言いたいし、家族で分かち合いたい気持ちです。
今夜、最後の夜練から帰って来たあと、息子と握手しました。
不覚にも、ちょっと泣きそうになった私です(^_^;)。
もっと時間が経ったら、部活から得たことを整理できるのかもしれませんが、とにかく今日は、
「終わった……。」
という放心状態。
でも、放心しながらも、こんなにホッとした気分の夜は、いつぶりだろう……。
自分の学生時代の部活の引退前夜も感慨深かったけれど、子どもの部活の引退は、自分の時以上に感慨深いものなのですね。
ああ、疲れるったらないわ。
とりあえず、子どもたちが早々に寝た今、一足早く、お疲れ様の乾杯をしている引退前夜です。
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