前回は、庭師と2人で、ぽやんちゃんの大学の学園祭に行ってきたエピソードを書きました。
今日は、その後のエピソードで、刹那君編です。
刹那君のバイト先に潜入してみた
ぽやんちゃんの大学は遠方なので、1泊で行くことにしていました。
そして、せっかくだから、刹那君にも会って帰りたいなと思い、刹那君の都合を聞いてみました。
すると、
「その日は夜にバイトが入ってるから、会う時間はないかもねー( ̄ー ̄)。」
とのことでした。
(刹那君は、採点やライター的な在宅のバイトもしてますが、その日の夜は飲食店のバイトでした)
だから、一度はあきらめてそのまま帰ろうと思ったのですが、だんだんママンの頭の中に、こんな声が聞こえてきたのですよ。
「そしたら、刹那君のバイト先で夕ご飯を食べたらいいのでは( ̄▽ ̄)?」
庭師にそれを言うと、庭師もニヤリ( ̄▽ ̄)。
「でも絶対嫌がるよなー。オレだったら、親がバイト先に来るなんて嫌だもん。」
「だよね。言ったら絶対来るなって言われるよね。でも、ぽやんがたい焼きを焼いてるところを見たら、刹那が働く姿も見てみたくなっちゃった……は Σ(゚Д゚)!変装していけばいいのでは!?」
などとバカ親っぷりを炸裂させつつ、刹那君のバイト先の飲食店に、お客さんとして潜入してみることにしたのでした!
↓ 詳しくは、ママ広場さんへの寄稿記事をご覧ください(*^-^*)。
ぽやんちゃんの大学から、スマホのナビを頼りに刹那君のバイト先に向かったのですが、途中で乗る電車を間違えたりして無駄に歩き回り、お店に着いた頃にはクタクタでしたけどね(^_^;)。
意外に大人だった刹那君の反応
お店に入ると、土曜日の夜ということもあってか、とても混んでいました。
でも、運よく隅っこの席に案内されたので、メニューで顔を隠しながら店内を捜索。
ホール担当だと聞いていたのに、注文して食べ始めるころになっても、刹那君が見当たりません。
しばらくは美味しくお料理をいただいていましたが、もうすぐ食べ終わるという頃になっても刹那君が見当たらないので、しびれを切らした庭師が、追加オーダーを取りに来てくれたバイトらしき男の子に、
「あのー、今日、刹那はバイトに入ってますかね? 私たちは刹那の親なんですけども。」
と聞いてしまったのです。
(お酒が入ったら変なスイッチも入ったのか、急に行動的に!)
すると、感じのいいバイト君が
「あ、中にいますよー。今呼んで来ましょうか?」
と言ってくれました。
「いやいや、忙しいと思うので呼ばなくていいですよ~。」
とは言ったものの、呼んでほしいのがバレバレですよね(^▽^;)。
バイト君は、
「わかりました。少々お待ちください(*^-^*)。」
と奥に消え、やっぱり声をかけてくれたのでしょう、ほどなくして、お店のユニフォームに身を包んだ刹那君が、私達の席にやってきました。
「何してんの!? 」
「何で居んの!? 」
「オレ、今忙しいの! 」
「めっちゃ働いてっから!」
と嵐のように言い残して、また奥に入って行きました。
あっという間のことで二の句が継げなかった私達でしたが、働く刹那の激写には成功( ̄▽ ̄)!
「ホールだって言ってたのに、いつから厨房にも入るようになってたんだべな?」
「ねー。でも…てことは、今日私達が食べたお料理は、刹那が作ったものだったのかもね( *´艸`)。」
「大人になったもんだなー( ̄▽ ̄)。」
などと言い合いながら、邪魔にならないように早々にお会計を済ませてお店を出ました。
(お会計は店長さんらしき人が担当してくださったので、「いつも息子がお世話になっております」的なご挨拶もできました)
でも、突然バイト先に潜入された刹那君は怒ってるだろうなと思ったので、バイトが終わったくらいの時間に、
「急に行ってごめんねー。でもしっかりやってて安心したよ。バイト先の人達も、みんな優しそうだよね。」
とLINEを送ると、
「まぁ…うちの店、楽しめたなら良かったんじゃない?」
という、意外に大人な返事が返ってきました。
最近刹那君は言動が大人びてきたところがありまして、この間も、推し活の話をしていて、私が
「推し活は楽しいけどさ、楽しければ楽しいほど、(引退なんかで)推しが居なくなってしまう不安も強くなっちゃうんだよね~。」
と言ったら、
「でも、(辛いことも含めて)感情の起伏があるほうが、人生は豊かだと思うよ。」
と言われました。
「なにーΣ(・ω・ノ)ノ!?」
「どうしたの?」
「急に大人発言して~!」
「あなた、最近、感情の起伏が激しいわけ?」
「さては、彼女でもできた?」
とたたみかけると、
「いや、浪人時代は心が死んでたから、あの1年に比べたら、今はいろんな感情を感じられるようになって、また心を取り戻したなって感じてるだけ。」
と言うので、刹那君が乗り越えてきたものを想い、ちょっとだけ涙が出ました。
(彼女できたのか疑惑については、うまいこと話題を変えられた感はありましたけど…)
とにかく、今回の1泊2日の旅では、ぽやんちゃんが焼いたたい焼きも、刹那君が作ったであろうお料理の数々もとても美味しかったし、大学のお友達やバイト仲間や店長さんなど、子ども達の新しい人間関係も垣間見ることもできて、とても有意義な時間となりました。
ぽやんちゃんからは、学園祭の時に、
「これ、私とおにぃから、ちょっとだけど、母の日のプレゼント。」
と、チョコレートをもらいました。
おそらくおにぃはお金を半分出しただけで、実際に選んだり買ったりしてくれたのはぽやんちゃんだと思いますが、私が昔から可愛い可愛いと言っているカファレルの缶入りのチョコレートを選んでくれたことが嬉しかったです。
この旅で激写してきた子ども達の写真を眺めては、次の帰省で会えるまで、また頑張ろうと思っている今日この頃です(*^-^*)。
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