緊急事態宣言が延長になりましたね。
昨年の今頃は、来年にはきっと状況が改善してるはずと思っていたのに、まさか1年経っても改善せず、
「ゴールデンウイークあけに解除か、いや、まだ早い…。」
などとやっているとは…(一一")…。
ワクチンなど、昨年より進んでいることもありますが、人々の暮らしに対する制限のかかり方は変わっていないということに、イラッとします。
いったいどこに怒りをぶつければいいのやら…。
ちょっとコロナさん……あんまり調子をおこきにならないで( `ー´)ノ!
ぶつけるべきところに、ぶつけてみました( ̄ー ̄)。
ママン城の周りの領地では、田植えが始まりました。
騒がしいけれど、こちらは、毎年変わらない光景にほっとするバージョンです。
変わったほうがいいこと、変わらないほうがいいこと、いろいろありますね。
まぁでも、城の外がどうであれ、自分の心はフラットに保ち(低め安定とも言う)、淡々と仕事をしようと思います。
今日は、最近仕事関係で読んだ本のご紹介です。
いとうみくさんの本
昨今の中学受験界隈で話題の作家、いとうみくさん。
まずは、『朔と新』(さく と あき)を読んでみました。
昨年の中学受験で、もっとも多く使われた小説だそうです。
ラサール学園中学校、栄光学園中学校、浦和明けの星中学校…あとどこだったかな?
ネタバレしない程度に、あっさりご紹介しますと…。
「自分のわざとではない行動の結果が誰かを傷つけてしまい、しかもその傷が、その人の一生を左右するほどに大きい問題になってしまったとしたら、あなたはどうしますか?」
という大きな問いを投げかけられる作品です。
そして、
「相手が失ったものと同等の自分の大事なものを失えば、それは償いに値すると言えるでしょうか?」
とも問われています。
また、逆の立場で、
「自分のせいではないのに、人生を変えるような大きな苦難がのしかかったとき、あなたは誰かを責めずに乗り越えることができますか? そのとき、自分の中でどう折り合いをつけますか?」
「しかも、そういうことが家族間で起きたら、家族とは、どのような関係性を築きますか?」
という問いかけも感じます。
児童書に分類されてはいますが、とても大きな、難しいテーマを扱っている作品でした。
受験頻出とはいえ、受験のためだけに読むのはもったいないお話だと思います。
むしろ、子ども達には、(受験問題がきっかけであるにしても)受験とは関係なく全体を深く読み込んで、よ~く考えて自分の血肉としてほしいようなお話です。
だからこそ、受験の題材にも多く使われるのでしょうけど、作品の強いメッセージから感じることをいったん脇に置いておいて、ひとまず設問に答えなければならないということが、なんだか興ざめなんですよね( ̄ー ̄)。
いとうみくさんの児童書はどれも評価が高いのですが、児童書という枠におさまりきらないテーマが多いように感じます。
『天使のにもつ』
『天使のにもつ』も、全体的には楽しくグイグイ読めますが、親子関係で気になるところのある子どもが出てきます。
中学生の職場体験の話なので、これから研修先を決めるという中学生が読んだら、良いヒントになるのではないでしょうか。
今はコロナ禍なので、職場体験も難しいのかな…(*´Д`)…。
こんなところでも子ども達から大事な経験を奪って…。
…ちょっとコロナさん、何度も言いますけど、あんまり調子をおこきにならないでくださるかしら( `ー´)ノ!?
ちなみに、刹那君もぽやんちゃんも、中2の職場体験は保育園でした。
2人とも、子ども達に遊ばれて帰ってきました(´艸`*)。
『カーネーション』
母娘関係の難しさを扱った作品です。
酒井駒子さんによる表紙にも惹かれます。
でも、
「母娘関係の悩みの渦中にいらっしゃる方は、心が元気な時に読んだほうがいいかも…。」
というレビューもありましたので、読むタイミングにはご注意くださいね。
いとうみくさんの作品は、家族について、とても考えさせられます。
大学の卒論テーマも「家族」だった私は、縁の深いテーマということで、出会ってしまったのかもしれません(^_^;)。
趣味の本は積んだまま
今は仕事関係の本を先に読まざるを得ないので、連休中に読みたいと思って大型書店で仕入れた趣味の本は、まだ積まれたままになっています。
コロナ禍が収束するまで、いっそ本で砦を作って隠れていたいですわ( ̄ー ̄)。
ママンが最近いなくなったと思ったら、うずたかく積まれた本の砦の向こう側で、コロナに向かって
「調子こくなー( `ー´)ノ!」
と文句を叫びつつ、仕事に追われてるんだな~とでも思ってくださると幸いです(^_^;)。
高校生のいる暮らし
本と共にある暮らし