先日、私の母が誕生日で、75歳になりました。
私も連絡しましたが、子ども達からのお祝いメッセージLINEが嬉しかったらしく、たいへん機嫌が良かったですσ(^_^;)。
75歳が目標だった父
母の誕生日の日、直接会うことはできなかったので、私から電話をしました。
すると、母よりも父の方がなんだかはしゃいでいて、チーズケーキを買ってきたとかなんとか言って、浮かれていたのです。
父とも電話で話しましたが、
「ババちゃんは、今日で75歳になったんだよ〜ヽ(´▽`)/!」
と連呼しています。
子ども達にも、そのようにLINEしていたようです。
母が言うには、父があんまり75歳75歳言うので、
「あなた、ずいぶん75歳、75歳って言うじゃない。そんなに私が後期高齢者になったって言いたいの( `ー´)ノ?」
と文句を言うと、
「いやいや、オレにはオレの想いというものがあるんだよ〜。」
と言ったそうで、電話口で、私にも「オレの想い」とやらを話し始めました。
ぽやんちゃんの格言
私は
「そんなことあったっけ?」
と忘れていたのですが、子ども達が小さいころ、子ども達の自転車をジジババちゃん達と買いに行ったことがありました。
その帰りに、どういう話の流れだったのか思い出せないのですが、うちの父が、
「ジジはねぇ、せめて75歳までは生きたいなぁ(*゚▽゚*)!」
と言ったのだそうです。
すると、幼いぽやんちゃんが、
「ジジ、そんなこと言ったって、いつ何があるかわからないでしょう?」
と、諭すように言ったのだとか…。
↑ なにげにひどいσ(^_^;)。
でも、その一言で、父は、
「あぁ、そうだよなぁ、自分の想いがどうであれ、事故や病気や災害…いつ何があるかわからないんだよなぁ…。」
と、しみじみ感じたと言うのです。
↑素直すぎるジジ(^_^;)。
実際、数年後にコロナ禍に陥るなんてことは想像もできなかったわけですし、ぽやんちゃんが言うことも、あながちひどいだけではなかった、とσ(^_^;)。
だから、自分なりに目標にしていた75歳を、母が迎えられたということが、思った以上に嬉しかったのだそうです。
ワクチンの予約完了
そして、両親が住む自治体では、コロナワクチンは、高齢者の中でも年齢の高い人から打っていくそうで、母は後期高齢者になったおかげで、早い方のグループに入れたそうです。
だから、今年の誕生日は、後期高齢者になったこともお祝いもしなきゃいけないと言っていました。
ワクチンの予約開始日は、つながるまで家の電話とスマホから頑張るつもりでいたそうですが、直前になって、接種会場となる病院に直接出向いて予約を取ることもできるということがわかり、急いで行ってみたら、既に20人くらい並んでいたものの、無事に予約が取れたとのこと…。
「まぁ〜、お年寄りばっかり、いっぱい並んでたわ( ̄ー ̄)。」
とのたまった母。
あなたも立派なお年寄りよ~(=゚ω゚)ノ!
電話はともかく、ネットで予約を取るのは無理そうな両親なので、ワクチンの予約については私も心配していました。
だから、母も父も、2回目の予約まで確定したと聞いて、とりあえずホッとしました。
ジジちゃんの気づき
父は、
「誕生日おめでとう、というのはさ、誕生日のその日だけがおめでたいわけではなくてさ、それまで生きてこれておめでとう、という意味でもあるんだよね。歳を取ったら、そういうことがわかるようになったんだよ〜(*^-^*)。」
とも言っていました。
「後期高齢者になったら、保険証まで変わるのね。まったく、人を年寄り扱いして、失礼しちゃうわね( `ー´)ノ!」
と気丈な母も素敵ですが、母の誕生日ひとつで、ここまでいろいろと感じることができる父も素敵だよなぁと、我が親ながら思いました。
とはいえ、早くみんながワクチンを済ませて、両親が元気なうちにみんなで会って、美味しいご飯を一緒に楽しく食べて、好きなだけ笑い合いたいなと、改めて思いました。
こういうささやかな願いは、今、世界中の人々が切実に抱いているはずですよね。
どうか世界中の人々に、そんなささやかな願いが叶う日が、少しでも早く訪れますように!
そんなことを思った、母の75歳の誕生日でした。
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