最近、予備校が始まった刹那君は、朝の支度に時間がかかっています。
洋服のコーディネートに迷っているのです。
先月までは毎日学ランで良かったのに、予備校は毎日私服。
少ない洋服をどう着回すかで悩んでいるんですよね(^_^;)。
「抜け感」と「こなれ感」
昨日の朝、時間をかけて着替えて、部屋から出てきた刹那君は、カーキのシャツ&ブラックデニムという出で立ちで、自分の部屋から出てきました。
…まぁ、悪くはない…可もなく不可もなく、と言ったところか( ̄ー ̄)。
でもなぁ、な~んか、もうちょっと改善の余地がありそうな…。
「は! わかったわ! 抜け感よ、抜け感! 刹那君、もうちょっと,
抜け感出してみたら(=゚ω゚)ノ?」
「抜け感って、なんだ(@_@)?」
「例えばシャツならボタンを1つ2つ開けるとか、袖をまくって少し手首を見せるとか、重ね着なら白をチラ見せするとか…なんならボタンは全部開けて、中の白いロンTを見せて、羽織として着たほうが春らしいかも。いずれにしても、キッチリ着すぎない感じかな。こなれ感っていうか…。」
「こなれ感って、なんだ(@_@)?」
「だから~、抜け感がある感じで〜…」
「抜け感はこなれ感で、こなれ感は抜け感?…はぁ?」
「ん~、つまりねぇ、とにかく、ちょっとだけ気崩せばいいんだよ。」
「学ランは第一ボタン開けるなって言われてたのに…。」
「制服は気崩し厳禁だったからねぇ(^_^;)。」
まるで新しい英単語を覚えるかのように、
「抜け感…こなれ感…抜け感…こなれ感…。」
と、ブツブツつぶやきながら、シャツのボタンを開ける刹那君でした。
その後、カーキのシャツの上にカーキのMA-1を羽織った刹那君。
ちょ、ちょっとちょっと、 カーキonカーキは、ちょいとミリタリーが過ぎるんじゃない(; ・`д・´)?
まるで戦地にでも赴くかのようだわよ(;'∀')。
「シャツがカーキなら、アウターはデニムに合わせて黒にしたら?」
「めんどくせーなぁ、もう~(-_-;)。」
「いや、面倒でもね、アウターを黒にすれば、上下で黒のフレームができて、中にカーキと白が見えてて、まとまりがいいと思うよ~。」
と言うと、
「これから毎朝こんなことやんのかよ…今年はファッションも覚えなきゃならんのか…家事も覚える予定なのに…忙しいな…(-"-)…。」
とボヤきながら、しぶしぶ黒のアウターにして出かけていきました。
ぽやんちゃんは自分で服を買って帰ってきたりするようになってきたのですが、
刹那君がファッションに目覚めるのは、これからのようです(^_^;)。
もう少し洗い替えの枚数を増やさないと洗濯が忙しいので、近いうちに、どう組み合わせてもそんなに失敗しないようなベーシックな服を、少し買い足しに行こうと思います。
要!衣食住のスキルアップ
刹那君の同級生の中には、
「俺、りんごの皮、剥けない。」
「俺は、野菜は一切食わない。」
と自分で言いながら、県外へと巣立っていった子がいるそうです。
その子はとても賢い子なので、必要に迫られれば、りんごの皮剥きくらいなら、あっという間に習得すると思います。
でも、野菜を一切食べないという宣言は、ちょっと心配ですね(^_^;)。
刹那君も、これまで全力で学校生活に注力してきたがために、衣食住のスキルは、まだまだ穴だらけです。
今年はもちろん受験勉強が最優先ですが、巣立ちに備えて、衣食住のスキルを少しでも上げておく準備期間にもしたいと思っています。
メンズの服というものは、奇をてらっていないベーシックなアイテムを、小ざっぱりと着ているのがいちばんカッコイイと思うママンであります。
勉強の気晴らしに、たまにはファッション誌でもインスタでも眺めて、着る楽しみにも目覚めてほしいなぁ、なんて…オホホホ( *´艸`)。
そしてそして来春には、満を持して、イケてる大学生としてデビューだわよ( `ー´)ノ!
(妄想は自由)
高校生のいる暮らし
本と共にある暮らし