2020.10.11.Sat.
ONE OK ROCK 2020
“ FIELD OF WONDER ” at Stadium Live Streaming supported by au 5G LIVE
前回からの続き(Online Liveレポ)です。
↑ 前回は、事前に公式trailerやメンバーによるインスタライブなどによって公開されていた情報についてのみ、感想を書きました。
今日は、このLiveで彼らが強く発信したメッセージについて、書いていきたいと思います。
きっと、届いたよね
Live中盤、いつものように、アコースティックバージョンが始まりました。
『C.h.a.o.s.m.y.t.h(カオスミス)』という曲を、Takaがアカペラで歌い始めます。
ONE OK ROCK - C.h.a.o.s.m.y.t.h. [Official Music Video]
この曲は、vocal.Takaの大切な友人達の名前の頭文字がタイトルになっていて、その友人達への変わらない友情が歌われています。
Takaはつい最近、この中の友人の1人を失いました。
そのことについては多くを語らずにここまで来たTakaですが、Liveでは、泣きそうな表情で夜空を見上げて、この友情の歌を歌いました。
刹那君は、
「あ、これ、あの人のために歌ってる…。」
と言いました。
「うん、そうだよね。絶対そうだよね。」
私もそう思っていたので、すぐに相槌を打ちました。
ぽやんちゃんも、微動だにせず、じっと聴き入っていたので、何か感じていたのだと思います。
伴奏するToruも、泣きそうな表情でした。
あんな表情のToruを見たのは、初めてかもしれません。
歌い終えたとき、画面の下の方に小さく、でもはっきりと、
“ C.h.a.o.s.m.y.t.h ” performed in memory of Haruma Miura.
と出ました。
三浦春馬さん…きっと、届いたよね?
「Liveが生きている証」とも言える彼らが、それを突然奪われたコロナ禍の中で、大切な友人までもが旅立ってしまったこと…どれほどの喪失感を抱いたことでしょう。
あくまで個人的な見解ですが、このバンドは、お世話になった人やバンド仲間など、近しい人を失い、見送るたびに、歌って叫んで…音楽で乗り越えているように思えます。
今回のこのLiveは、いつものように新アルバムをひっさげてのLiveではないので、一夜限りの、特別なLiveでした。いつものLiveとは、意味合いが違います。
「2020年は何かお祭り的なことがしたい」
と言ってくれていたのに、誰も予想できなかったコロナ禍によってそれどころではなくなり、世界中が、本当に辛く苦しい1年に…。
楽しいお祭りになるはずの今年のイベントは、自分達も苦しみながらも、なんとかして自分達にできることで人を救おうとする、そんな彼らのひたむきさに心打たれるイベントとなりました。
彼らも、オンラインでの無観客Liveなんて本意ではなかったでしょうけれど、集まることすら困難なこの時期のなかで、彼らが知恵を絞ってLiveをしてくれた気持ちや意味。
しっかりと、私にも届きました。
Takaが信じていること
Takaは、このLiveでは終始、
「前を向いて欲しい」
「生きて欲しい」
と訴えていました。
以下、TakaのMCを引用します。
この期間は、本当にね、流さなくていいはずの涙がたくさんあったような気がしますよ。本来だったら、今頃ここにお客さんもいて、アジアツアーやって、振り替えの公演もやって、きっと楽しかっただろうにと思うと、いったい今俺がいるこの空間は何なんだと、ふと思ったりもします。
今回のコロナで俺は、何ヶ月も何ヶ月も家にいて、いろんなことを考えさせられたけど…今までこの地球が誕生してさ、人間が生まれて、俺らみたいなジャンルの音楽が生まれたりとかいろんなことがあって、その過程の中でいろんなことを築きあげてきたはずなのに、全然コロナで役に立たねぇじゃん、何にも…って、思いました。
人間ってちっぽけだなぁって。
こんなクソウィルスごときに、俺らはビビって、前を向くこともできなくなるのかと…素直に思ったけど…。
でも、今まで自分達が培ってきたものが通用しない、そんな瞬間が来ないと、人間はきっと大事なことに気づけないんじゃないかな、とも思いました。
今、俺らにたぶん必要なのは、コロナに感染しない方法論を探すというよりも、お互いがお互いをちゃんと認め合って思い合うっていう、そんな大事な大事な、人間がいちばん大事にしなきゃいけない気持ちのような気がします。
それができたら、きっと俺はこのウィルスもどっか飛んでってくれると信じてるんだよね。
ほんとだよ。
バカバカしいこと、言ってっかもしんないけどさ。
いろんな人達の涙、見てきたし…。
だからこそ、愛ってホントに大事なんだなぁって、今回、改めて考えさせられました。
このMC、リアルタイムで観ていた時は、家族がいたので堪えましたが、アーカイブは1人で観ているので、毎回号泣してしまいます。
特に、
「ほんとだよ。」
のくだりは、、何度観ても泣けてきちゃいます(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)。
お互いに思いやれるようになったら、このウイルスもきっとどっか飛んでってくれる…
全然バカバカしくないよ…きっとそれは真実だと思う(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)。
この後も、曲と曲の合間や、あるいは曲の中の間奏部分で、Takaのメッセージには何度も心を揺さぶられました。
…でも、今日はもう字数が…とても収まりきらないので、続きはまた次回に…。
次回で完結できるかなσ(^_^;)。
次回も引用だけで終わっちゃうかも…そしたら次回の次回で完結を目指します。
今週の私のBlogは、ワンオクウィークになることをお許しくださいm(_ _)m。
高校生のいる暮らし
本と共にある暮らし