ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

膨大な蔵書をどうするか問題

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特に「読書の秋」だから、というわけではなく、私は年がら年中読書しているので、本や図書館や書店が好きです。

 

だから、そういうものを題材にしている小説などには、つい食指が動きます。

今日は、最近読んで面白かった、本と図書館を題材にした小説をご紹介します。

 

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『君と読む場所』(三川みり)

 

これは仕事の関係で手に取ってみた本なのですが、面白かったり考えさせられたりして、強く印象に残りました。

 

 

主人公は中3の男の子です。

この男の子が、ちょっと偏屈なおじいさんと、知り合いというか、お友達なわけなんですが…。

このおじいさん、名前が「七曲直(ななまがり すなお)」と言うのです。

 

ぎゃははは(≧▽≦)!

七つも曲がってるのに、「直(すなお」なわけ!?

いやだ、面白い(≧▽≦)(≧▽≦)!

 

この著者のネーミングセンスにロックオンされまして、どんどん読み進めたら、まぁこの七曲さんの偏屈なこと!

 

七曲さんは、ものすごい読書家で、蔵書が二千冊もあるので、家がゴミ屋敷ならぬ本屋敷みたいになってるんですよ。

それで、家の前を通る中学生なんかに、

 

「おい!そこの中学生!本、持ってけ!」

 

などと迫るわけです。

こんなおじいさん、近くにいたらタジタジとなってしまうけれど、ちょっとお友達になりたいかも(´艸`*)。

 

主人公の中学生と七曲さんの出会いについては、前作があるようです。

 

 

あるとき、主人公の中学生が、図書館で職場体験をすることになりました。

それを聞いた七曲さんは、自分の蔵書を図書館に寄贈したいと言い始めます。

ですがその寄贈、二千冊もあるわけで、図書館としても、保管場所に限りがあるため、すべてを書架に並べることはできない、場合によっては廃棄もあり得るが、そういうことも含めて、寄贈後の本の扱いについては図書館に一任してもらう必要がある、と司書さんに言われるわけです。

 

これを聞いた七曲さんは、

 

「司書が本を廃棄するなどと…!」

 

と怒りに震え、その司書さんを魔女呼ばわりする始末。

全然「直(すなお)」じゃない(^▽^;)。

 

でも中学生も、本には神様がいると聞かされて育った子なので、本を廃棄するということに抵抗を覚えます。

 

私も紙の本が好きですが、どんどん増える本の収納に困るのはよくわかるので、この問題はちょっと考えさせられました。

七曲さんほどではありませんが、まぁまぁな量の本に埋もれて暮らしておりますゆえ_(:3 」∠)_。

 

小説では、中学生達が中心となって、七曲さんの蔵書の行方をどうするか、司書さんも巻き込んで、みんなで解決策を考えます。

私は、この流れの中で、電子書籍に対する考え方も、新しい発見がありました。

 

最初はライトノベルなのかな~と思って、正直あまり期待してなかったのですが(すみません)本や図書館、書店や出版業界のの未来を考えるのに、とても良いお話でした。

 

   

 

『ライ麦畑でつかまえて』(サリンジャー)

 

余談ですが、七曲さんの偏屈さに触れてカチンときた司書さんが、

 

「なんか、ねぇ。…ホールデンみたいだわ」

 

と、『ライ麦畑でつかまえて』の主人公に例える場面があるのです。

 

恥ずかしながら、私はこの名作を完読したことがなく…。

学生の頃に読んでみたのですが、なんだか単調で冗長に感じられ、誌面のレイアウトもダラダラと延々続く感じが読みにくくて、途中で挫折したままになっていました。サリンジャーさん、ごめんなさいm(__)m。

 

でも、ホールデンが七曲さんのキャラと被るなら、読んでみようかなという気になり、今また挑戦しているところです。

 

 

名作に出逢う(受け入れる)にも、時期というか、タイミングというものがあるんだな~と感じました。

 

1冊の本をきっかけに、その前作や続編、その著者の他の作品や、本の中に出てきた別の作品と、「本が本を呼ぶ」状態になっていくのも、読書の面白さ、やめられないところですよね。

 

子ども達にも、そんな読書を経験してほしいなと思います。

うちの子達は今、読書する時間がほとんど取れない高校生ですが、大学生になったら、七曲さんのように、人に

 

「持ってけ!」

 

と言えるほどに、たくさん本を読んでほしいと思います。

 

七曲さんは、「本の自動販売機」と称して、不格好なベニヤ板の大きな箱にクリスマスツリーの電飾のようなものを半端に巻き付け、誰かが100円を入れると、その箱の中に入っている自分が本を見繕ってゴトリと出す、という怪しいことも嬉々としてやっていました。

 

私も、ママンの書斎の蔵書をどうするか、考えながら本を読んでいきたいと思います(^▽^;)。

 

いつかママン城の前に、怪しげなベニヤの大きな箱があったら、それは本の自販機です。

ママンが入っております。

こわっ((((;゚Д゚))))!

 

何が出てくるか、お楽しみですわよ~(≧▽≦)!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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