ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

『思いはいのり 言葉はつばさ』

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前回の記事で『プリンセスお母さん2』のレビューを書き、私もプリンセスお母さんのサブネーム「カトリーヌ・ママ子」のように、素敵なサブネームを考えなくては!と書いたところ、

 

www.mamannoshosai.com

 

ひめぐまさんから

 

 himegumatan

himegumatan 2020/08/24
「国民がすみません」のお言葉。この視点になかなか立てません。本物だと思いました👑ママンさんも素敵な視点で負けてないので戦士ジャンヌ ド ママン. オスカル ド ママンなんていかがでしょう😉

 

Sさんからは

 

 odanoura

odanoura 2020/08/24
カトリーヌ・ママ子あっぱれだが、我らがパイナパーヌ・ママ子もやるときゃやるぞと。メモしとこ⭐️ 

 

という案をいただきました。

 

ジャンヌとかオスカルは、プリンセス感も戦士感も感じられます。

ジャンヌ・ド・ママン…カッコいいかも( *´艸`)!

パイナパーヌも面白いけど、パイナパー言ったのは庭師だしなぁ…( ̄▽ ̄;)…。

 

それを庭師に言ってみたところ、

 

「オレ、パイナパー公爵って呼ばれてみたい(*゚▽゚*)!」

 

((((;゚Д゚)))))))

 

あなた、気は確かなの!?

まさかの貴族願望…_(:3 」∠)_…マジか…。

 

パイナパーヌ公爵夫人、ジャンヌ・ド・ママン

なんというか…

 

カオスじゃありませんこと(^▽^;)?

 

でも、ひめぐまさん、Sさん、素敵なサブネームの案を、ありがとうございましたヽ(´▽`)/。

 

 

 

『思いはいのり 言葉はつばさ』

 

ここ数日は、8月締め切りの仕事をようやくあげたので、束の間の休息期間ということで、以前から読みたくて積ん読していた本を何冊か読めました。

今日は、そのレビュー記事にしたいと思います。

 

タイトルと装丁の可愛らしさに惹かれて手に取ったこの本。

『思いはいのり 言葉はつばさ』(まはら三桃)

 

 

 

中国の女の子が主人公の小説です。

纒足(てんそく)という風習や、昔の女性の結婚生活の大変さなどが背景として描かれていて、その部分は本当に気の毒になってしまいます。

 

〈纏足(てんそく)とは〉

 幼児期より足に布を巻かせ、足が大きくならないようにするという、かつて中国で女性に対して行われていた風習をいう。

( Wikipediaより)

 

でも、この物語のメインはそこではなく、女性だけの文字「女書(ニュウシュ)」を習い始めた主人公チャオミンの、書くことを通した成長物語。

書くことで、自分と向き合う術(すべ)を覚えていくのです。

 

f:id:mamannoshosai:20200826102641j:image

 

文字や言葉の使い方

 

当時の女性達は、数人で集まっては、お裁縫や刺繍、女書(ニュウシュ)などを勉強したり教え合ったりする、サロンのような場を持っていました。

物語は、チャオミンが待ち望んだ、サロンに通い始めるところから始まります。

 

ちょっと脱線しますが、欧米でも、女性達が、お菓子やお茶を楽しみながら、キルトを縫ったり刺繍をしたりレースを編んだりする集まりがあったようですね。

 

大学時代の妙齢の文学部教授が、文学サロンという言葉を使って講義されるとき、

サロンってなんぞや…私もそのサロンとやらに参加してみたい…(*゚▽゚*)…!

とワクワクしたものですが、よく考えたら、私の祖母や母も、何人かで集まって編み物をしたりパッチワークをしたりしていたんですよね…あれもサロンっちゃサロンか?

 

女性には、国や時代を超えて、そういう集まりの中で、女性として生活に必要な技術や、心の持ちようを継承していく文化があったのかなと思います。

 

女書(ニュウシュ)の文字は、主に、女性同士の手紙のやり取りに用いられます。

女性が結婚する時に、姉妹の契りを交わした親しい女性から、新婦になる女性に宛てて、幸せを祈る手紙を書くのです。

 

また、チャオミンのお母さんは、結婚当時の辛い気持ちを女書(ニュウシュ)で書き綴って、心の傷を癒したものだと、チャオミンに教えてくれます。

文字を覚えれば、文字があなたの心を自由にしてくれると。

 

チャオミンは、女書(ニュウシュ)を覚えて手紙を書くたびに、自分の思いを的確な言葉で捕まえることの難しさを経験しながら、上達していきます。

 

ある時、チャオミンと姉妹の契りを交わした親しいお姉さんが、結婚で村を離れることになりました。

 

チャオミンは、優しく女書(ニュウシュ)を教えてくれた大好きなお姉さんに、習いたての女書(ニュウシュ)で、幸せを祈る手紙を書きます。

 

チャオミンのお母さんも、そのお姉さんに、あたたかい励ましの手紙を女書(ニュウシュ)で書きます。

 

辛い時は、書きましょう。

苦しい時は、歌いましょう。

 

言葉や文字は、人を励ましたり、苦しみを共有したり、幸せを願うために使うものだなと、改めて感じた一節です。

 

高価なものの使い道

 

チャオミンのお父さんは、危険な山に入って、薬草を取ってきては売る生活をしているのですが、苦労して手に入れて保管していたとても高価な薬草を、娘のチャオミンとその友達を救うために、いとも簡単に差し出してしまいます。

 

「ごめんなさい。私のために」

 

というチャオミンに、お父さんはこう言います。

 

「いいのさ。高価なものはそういうときのために使うんだ。いいかい、よく覚えておきなさい。生活をするために必要な分以外のお金は、贅沢のために使うのではない。人の命を救うときに使うんだ」

 (太字・赤字は、私ママンによるものです)

 

すーてーきー( *´艸`)。

こういうお父さんって、すーてーきー。

 

   

 

困難の乗り越え方

 

チャオミンのお父さんもお母さんも、娘のチャオミンはもちろんのこと、娘が大事に思っている友人達のことも、愛情をかけて救うんですよね。

もちろんそこには「私が救ってあげました」などという押し付けがましさはありません。

自然と体が動いてしまった、という感じで、人を助けるのです。

 

言葉とかお金とか…自分が持っている生きていく上で大事なものを、どんなときに、どんなふうに、使うのか。

 

そういうことを、チャオミンが、周りの人達から明るく素直に吸収していく、可愛らしい物語です。

 

纏足や、昔の結婚における女性の試練など、重たい側面もあるのですが、チャオミンのキャラクターが明るく素直なので、暗くならずに読み切ることができました。

周りをドンヨリーヌにさせない力が、チャオミンには感じられます。

 

明るく乗り切っていく力、素直に吸収していく力そういうものの大切さも、改めて感じました。

 

困難に直面したときの乗り越え方は人それぞれですが、明るく素直に身近な人から学んだり自分と向き合ったりして、言葉やお金は、できるだけ人を助けるために使う。

そんな生き方ができたらいいなと憧れます。

 

まはら三桃さんの作品は、読後感の良さが好きです。

中高生向けの小説が多いですが、この『思いはいのり 言葉はつばさ』は、小学校高学年からでも読めると思います。

 

ご興味がおありの方は、ぜひ(*^_^*)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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