今週のお題「怖い話」
今朝、ボーッとしながら起きて、お弁当を作りにキッチンへ向かうと、薄暗いリビングの隅で、何かが動く気配がしました。
ん(゜-゜)?
じっと目を凝らすと、まぁまぁの大きさの蝶々のような蛾のようなものが、バサバサと飛んでいました。
:(;゙゚'ω゚'):!
怖くてソファから降りられない(T ^ T)。
どこかに居るはずという恐怖
慌てて電気をつけた時には、もう既にさっきの場所には居なく…見失ってしまいました。
でも、窓は開けていないので、家の中のどこかにいることは確か…。
こうなるともう…。
わたくし、ノイローゼですわ((((;゚Д゚)))))))!
ママン、い、今こそ、ネ、ネガティブ・ケイパビリティよ(/・ω・)/!
蛾のようなバサバサした生き物が家の中のどこかに居るのは確かだけれど、「わからないことがあっても、わからないまま、持ちこたえる能力」が今こそ問われているのよ、ママン!
そう自分に言い聞かせてなんとかソファから降り、ビクビクしながら、ひとまずお弁当3つを作り終えました。
「居ない」ことの証明は難しい
そこに庭師が起きてきたので、
「まぁまぁのサイズ感の蛾?がいるようだから、見つけて外に逃してくれない?」
と頼んだのですが、パヤーッとそこらへんの表面だけ見て、
「居ないねー( ・∇・)!」
と言って、朝食を食べ始めてしまいました。
庭師として、なんという怠慢でしょうか。
「あのね、例えばね、ある種類の蝶々が居るっていうことを証明するには1匹見つければいいけど、居ないってことを証明するのは難しい(まだ見つけられてないだけかもしれないので)って、養老孟司さんも言ってたよっ!
そんなねぇ、パヤーッと表面だけ見ただけじゃぁ、居ないってことの証明にはならないんだからねっ( `ー´)ノ!
あなたが出勤するまでに見つけて逃してくれないと、私は今日1日、怯えてノイローゼだからねっ( `ー´)ノ!」
↓ 「居ないことの証明は難しい」ことが書いてあったのは、確かこの本だったと思います。
必死で訴えたのに、怠慢庭師は、昨夜の残りの親子丼を嬉々として食べて、あっという間に庭ではない職場へ、出勤してしまいました。
続いて起きてきた刹那にも、頼んでみました。
「ねぇねぇ刹那、あなたなら、虫を見つけるの、得意でしょ? そして殺さずに外に逃がすことも、朝メシ前よね? ちゃちゃっとやってくれないかしら?」
「…あのさー、寝起きにめんどくせぇこと頼むの、やめてくんない? オレ、今日テストなの。それどころじゃないの。虫くらい自分でなんとかできるようになりなさい。虫は友達、はい、言ってみて。」
「言わんわっಠ_ಠ!」
なんて薄情な刹那なのでしょう。
ダメもとで、ぽやんにも水を向けてみました。
「あ、ぽやんちゃん、おはよう。あのさ、小さめの(この時点で虚偽)蛾みたいな虫、逃したりできる? ぽやん、昔はカエルもカブトムシも触れたじゃない?」
「今は無理なの。」
「…だよね〜。ははは(^▽^;)。」
なんて冷血鉄仮面なぽやんなのでしょうか。
結局、家族はみんな、私の恐怖にはいっさい寄り添うことなく、ワタワタと出かけて行きました。
孤軍奮闘そしてキャッチ&リリース
その後は、洗濯物を干していても、バサバサという音が聞こえてくるような気がして、気が気ではありませんでした。
んもう、怖いったらないんですけど(´༎ຶོρ༎ຶོ`)!
だいたい、勝手に人の家に上がり込んで、バサバサと我が物顔で振る舞うなんて、
なんて躾のなってない虫なのかしら!
恐怖は、もはや怒りに変わり、激怒しながら掃除機をかけ始めました。
暑くてゼエゼエ言いながら、キッチンの床に掃除機をかけて、買い置きのペットボトルなどを、よっこいせっとどかしたその時です!
バサバサバサッ!!!
ひぃぃ〜((((;゚Д゚)))))))!!!
いつの間にリビングからキッチンへ来て隠れてたの?
怖っ((((;゚Д゚))))!
心臓が止まりそうになりながらも、掃除機を持っていたことが幸いして、バサバサは、あっという間に掃除機に吸い込まれていきました。
恐るおそる、ゴミの溜まる部分を覗いてみると、その中でバサバサとまだ生きています。
掃除機のおかげでさほど苦労なく捕獲し、なおかつ自力では出てこれないところに勝手に入ってくれたことに安堵しながらも、今度は、
「これ、どうやってゴミを捨てればいいの…( ̄◇ ̄;)…?」
という難題が…。
フタを開ければ、バサバサと私の顔めがけて飛び出してくるやもしれないのです。
うーむ…(−_−;)…。
・
・
・
あ!
外で開ければいいか(*゚▽゚*)!
閃いたわたくしは、外へゴミ箱と掃除機を持って行き、灼熱の炎天下において、ゴミ箱の上で掃除機のゴミ溜めをオープン!
すると、ホコリがゴミ箱へファサッと落ちると同時に、奴もバサバサッと地面に飛び出しました。
吸い込まれた衝撃で、やや弱ってはいましたが、ヨロヨロと日陰の方へと移動していきました。
や、やったわ( ;∀;)!
ミッション終了よ!
もうこれで、家の中にバサバサは居ないはず!
家の中に入って、晴れ晴れとした気持ちでアイスコーヒーを飲んだのですが、その時、ハタと思いました。
あれ?
今朝見たバサバサは黒っぽかった気がするけど、さっき逃したのは、黄土色だった…。
え? するってぇと、なにかい?
家の中には、黒っぽいバサバサが、まだ居るかもしれないってこと((((;゚Д゚)))))))!?
・
・
・
…えぇもう、そのあとはまた「居ないことの証明は難しい」に囚われ、今も恐怖に怯えております。
む、むしはともだち…。
バサバサは、と、ともだ、ち…:(;゙゚'ω゚')…。
お化け屋敷より怖い、今日のママン城です。
↓ 嫌な虫を触らずに捕獲できる「虫虫ゲッター」。
これを買うことを、決意しましたわ(=゚ω゚)ノ。
高校生のいる暮らし
本と共にある暮らし