ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

ネガティブ・ケイパビリティ

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最近、気になる言葉に出逢いました。

 

「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉です。

 

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ネガティブ・ケイパビリティとは

 

ネガティブ・ケイパビリティ(negative capability  負の能力もしくは陰性能力)とは、「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」をさします。

 あるいは、「性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力」を意味します。

 太字赤字は、私ママンによるものです。以下、同じ)

 

精神科医で作家の箒木蓬生さんが、ご著書で詳しく紹介されています。 

 

 

私達日本人の多くが、幼少期から学校や親を通して「できるようになる」「わかるようになる」ということを推奨されてきています。

 

そのような問題解決能力「ポジティブ・ケイパビリティ」とするとき、その対極にある考え方が「ネガティブ・ケイパビリティ」です。

 

そもそも人間の脳は、「分かりたがる脳」だそうで、分からないものが目の前にあると不安で仕方がなく、とにかく分かろう分ろうとするものなのだそうです。

 

ところが、世の中には、「分からない」もの(こと)の方が、圧倒的に多いんですよね。

わからないことを分からないままにしておくことは、脳にとっては本来ストレスなわけですが、「分からないという宙ぶらりんの状況をなんとか持ちこたえていける力」「ネガティブ・ケイパビリティ」であり、今こそ必要な能力だというのです。

 

コロナ禍で感じるストレス

 

「分からない、いつ分かるようになるかさえわからない」状況とは、まさに今のコロナ禍の状況ですよね。

 

今のコロナ禍において私達が感じているストレスは、ウィルスそのものに対する健康不安はもちろんですが、

 

「この状況はいつまで続くのか?」

「いつになったら、また自由に行動できるようになるのか?」

「元の世界には戻れないのだとしたら、どんな世界がやってくるのか?」

 

など、とにかく「先が見えない、わからない」ということに対してのストレスが大きいと思います。

 

 

我が家は受験生も抱えていますから、

 

「受験期の感染状況によって、そもそも試験は予定通り実施されるのか?」

「入試日あるいは追試日に、自分が健康でいられるのか?」

「感染状況によっては、急にオンライン試験に変更になるようなこともあるのか?」

 

など、「先のことがわからない」という状況で準備を進めなければならないというストレスがあります。

 

私は先の見通しが立たない宙ぶらりんな状況が苦手なので、しょっちゅう、

 

ムキー\\\٩(๑`^´๑)۶////!!!

 

となっています。

 

受験に挑むということは「ポジティブ・ケイパビリティ」の最たるものだと思うのですが、一方で、「ネガティブ・ケイパビリティ」も必要とされる状況…。

ベクトルが真逆なんですが…どうしたらいいですかね(−_−;)。

 

   

 

教育現場での必要性

 

帚木さんの「ネガティブ・ケイパビリティ」についての講義を聴いたスクールカウンセラーの方が、帚木さん宛てに書かれたお手紙を引用します。

 

「ネガティブ・ケイパビリティの考え方は、現在、生徒指導上の難問が山積みになっている学校現場にこそ必要な視点だと感じます。

 

今の時代は、「こうすれば、苦労なしで、簡単に、お手軽に解決しますよ!」のほうが受けるのです。でも、お手軽な解決ばかり求めてしまうと、何かが欠落していきますし、結局は行き詰まってしまいます。なぜならば、「世の中には、すぐには解決できない問題のほうが多い」からです。

 

ことによると、学校現場は、すぐに解決できない問題だらけかもしれません。したがって教育者には問題解決能力があること以上に、性急に問題を解決してしまわない能力、すなわち「ネガティブ・ケイパビリティ」があるかどうかが重要になってきます。

 

そして、私たちだけでなく子供たちにも、問題解決能力(ポジティブ・ケイパビリティ)だけでなく、この「どうしても解決しないときにも、持ちこたえていくことができる能力(ネガティブ・ケイパビリティ)」を培ってやる、こんな視点も必要かもしれません。

 

解決すること、答えを早く出すこと、それだけが能力ではない。解決しなくても、訳が分からなくても、持ちこたえていく。消極的(ネガティブ)に見えても、実際には、この人生態度には大きなパワーが秘められています。

 

どうにもならないように見える問題でも、持ちこたえていくうちに、落ち着くところに落ち着き、解決していく。人間には底知れぬ「知恵」が備わっていますから、持ちこたえていれば、いつか、そんな日が来ます。

 

「すぐには解決できなくても、なんとか持ちこたえていける。それは、実は能力のひとつなんだよ」ということを、子供にも教えてやる必要があるのではないかと思います。

 

長い引用になってしまいましたが…いかがでしょう?

教育現場ではもちろんのこと、家庭にも大人にも、今を生きる世界中の人々に大切な考え方、という気がします。

 

私は、コロナ禍での子どもの受験など、今まさに「すぐには解決できない問題」を抱えていますが、持ちこたえてさえいれば、いつかは落ち着くところに落ち着いて、解決していく…という言葉に、勇気をもらえました。

 

「毎日毎日、感染者数だけを発表されても…。それはいつまで続いて、いつになったら事態がマシになるのか、それがわからないとイライラするだけなんだけどΣ(-᷅_-᷄๑)!」

 

と、ニュースを見てはイライラしていたのですが、ウィルスについては、少しずつ分かってきていることもあります。「日薬」という言葉があるように、収束するその日まで、できることをしながら持ちこたえる、というスタンスにシフトしていけたら、少しは生きやすくなるだろうか…と思えました。

 

 

「ネガティブ・ケイパビリティ」…意識して身につけていきたいです。

 

今日はちょっと、真面目なマジママンでお送りしました(^▽^;)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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