先日、高校受験生の娘が、学校の実力テストの後、悩んだ顔をしていました。
そこへ帰宅した息子とのやりとりです。
年号が覚えられない
先日の実力テストが返ってきて、娘は、社会のテスト(歴史分野)で「起こった順に出来事を並べかえる」問題を間違えてしまいました。
因果関係の把握と年号の暗記でなんとかなりそうな問いでしたが、そのあたりの詰めが甘かったようで……。
「年号を覚えるの、好きじゃない(一一")。」
と、げんなりしていました。
カッと目を見開いて覚える
そこへ帰宅した息子。
娘が年号を覚えるのが苦手と聞いて、何やら嬉しそうに寄ってきました。
「あ~、年号ね!オレはわりと年号覚えるの得意だったからさ(本人調べなので信憑性無し)、とっておきの覚え方を伝授してあげようじゃないのψ(`∇´)ψ! 耳の穴をかっぽじって、よく聞きなさい!」
「あ~、年号を覚えるコツはだな……カッと目を見開いて覚えるんだよψ(`∇´)ψ!」
(゜_゜)
(゜_゜)
(゜_゜)
はい?
何です?
カッと目を見開く(; ・`д・´)!?
これまた、なんて原始的な手法なのでしょう(◎_◎;)!
「…"(-""-)"…おにぃ、ほんとにそれで覚えられたの?年号の数字を見たら、カッと目を見開くって…? 本気で言ってんの…?」
「あ、おまえ、今バカにしたね!?カッと目を見開くと、脳に刺激が行くんだよ。これを今覚える!ていう強い気持ちでカッと目を見開くと、脳に焼き付くの!教科書を自分の目でスクショするイメージなの!わかってねぇなぁ…これだから中坊は…"(-""-)"…。」
教科書を自分の目でスクリーンショット…「カッと見開く」の「カッ」は、スマートフォンのスクリーンショット機能で言えば、あのシャッター音と言うことになるのでしょうか。
なんだか一理あるような無いような(^_^;)。
でも、カメラアイの記憶力に憧れていた息子らしい方法だと思いました。
「カメラアイ」とは
ご存じの方も多いと思いますが、一応カメラアイの定義といたしましてはですね……
<カメラアイとは>
まるでカメラのように、見たものを画像として覚えることができる瞬間記憶能力のこと。
自分の脳内に、見たものを画像で保存するようなイメージで、分厚い本を丸暗記することも可能なのだそうです。しかも忘れない。
この能力は、訓練で後天的に身につけられるような能力ではなく、先天性のものだそうですが、実際にこの能力を持つ人たちは、見たものを瞬時に詳細まで記憶し忘れられないがために、フラッシュバックなどの辛いこともあるそうです。
だから、無責任に羨ましいなどとは言えないものだと思いますが、息子は、中学時代の無邪気さで、一時期憧れたのです…。
実際にカメラアイの能力を持つ人たちが、見たものを記憶する時、カッと目を見開くかどうかはわかりません。
「カッと目を見開いて年号を覚える」という方法は、息子が自分なりに試行錯誤した結果たどりついた、オリジナルの手法です(^_^;)。
結局は自分なりに
「じゃぁ、おにぃは、社会の時間に、いつも目をカッ(゜.゜)!カッ(゜.゜)!とさせてんの? それ怖いって:;(∩´﹏`∩);:。」
「オレだってさすがに人がいるところではしねぇわ!そんな、オレがいつでもどこでも目からビームか何か出してるような言い方すんなよ(/・ω・)/!」
「まぁ、みんなそれぞれ、自分なりの記憶法を探っていくんだと思うよ(^_^;)。誰かにとって良い方法でも、自分にとっても良い方法かどうかはわからないんだから。〇〇(娘)はとにかくアレコレ試してみて、自分がいちばんやりやすい方法で覚えればいいよ。」
「……大学受験乗り越える頃にはさ、オレ、ほんとに目からビーム出せるようになったりしねぇかな( ̄▽ ̄)?」
「出るわけないじゃん(一一")!」
…いや、わからんよ…。
案外、娘のほうがビームを習得するのかもしれない、なんて思う母なのでした(^_^;)。
男子高校生のいる日常
女子中学生のいる日常
本とともにある暮らし
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