ママンの書斎から

ミドフォーママンの考えごとなど

森昌子さんの子育てから学んだこと

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森昌子さんの子育てについて書かれた本を読みました。

 

 

先日、息子が好きな「ONE OK ROCK (ワンオクロック)」というバンドについて、少し調べてみた、という記事を書きました。

 

www.mamannoshosai.com

 

 

お父さんである森進一さんや、お母さんである森昌子さんの動画も観ましたが、森昌子さんが自らの子育てを振り返った書籍があると知って、森昌子さんが、ワンオクのボーカル・takaさんを始めとする3人の息子さんを、どんな風に育てられたのか、ちょっと興味がわいたのです。

 

 

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森昌子さんの子育ての信条

 

森昌子さんの子育ての信条は、以下の3つだったそうです。

 

~社会に出たときに先輩方に可愛がってもらい、いろんなことを教えてもらうために最低限必要な礼節を身につけさせる。

経験~あえて失敗を経験させる。また、幼少期に習い事を通してさまざまな体験をさせる。

独立~自立させるため、18歳になったら強制的に家から出して独立させる。

 

「森昌子さんの子育ては、結構厳しかったらしい」ということは聞いたことがありました。

そして、この本を開いてみたら、序章のタイトルが「森昌子流スパルタ子育て」でした(^_^;)。

おっとりしていて優しそうな、1歩下がってついていくような、世間からはそんなイメージを持たれるそうですが、

 

子育てに関しては「スパルタ」だった

 

と、ご自身でもおっしゃっています。

 

信条にある通り、礼節を身につけさせるため、兄弟間でも、年上の兄には敬語を使わせていたそうです。

 

物心つく3歳までは、長男を「1番」、次男を「2番」、三男を「3番」と呼ぶ。

 

というエピソードは、確かバラエティー番組でも話されていたと思います。

番号ってどうなの~(/・ω・)/とも思いますが、なかなかに独創的ですよね(^_^;)。

 

 

経験から学ばせるエピソードも、「スパルタ母さん」であった森昌子さんならではのものでした。

公園で大きな石があると、

 

「絶対転ぶだろうな、ラッキー!」

私はそんなふうに思う母親でした。

 

そして、案の定、お子さんが石につまづいて転んで泣き出すと、

 

「転んでよかったね、次からは気をつけようね。石のないところをちゃんと見て歩こうね」

 

と、諭したのだそうです。

 

私は「ラッキー!」とまでは思いませんが(^_^;)、子どもから失敗の経験を奪わないということを、しっかりと実践されていたことは、すごいなぁと思います。

 

18歳で自立させることについては、息子さんたちが産まれた瞬間から決めていたそうで、お子さんたちが中学の終わりくらいになると、

 

「さあ、もうすぐ高校生になります!18歳になったら家を出て自活してください。あと3年ですよー」

 

と言い渡したのだそうです。

こう言われると、子どももどうやって自活していこうかと考えるし、親の側でも、子どもが巣立つ前に、心の準備や、教えておくことの洗い出しなどができますね。

 

でも、ただ厳しかったわけではもちろんないようで、本のいたるところに、

 

どんなことがあっても、決して息子たちを見捨てないというのが、母親としての私の信条です。

 

エネルギーとなったのは、気恥ずかしい言葉ですが息子たちへの無償の愛、ただそれだけのような気がしています。

 

などの言葉がありますよ(*^-^*)。

 

 

子育てはみんなオリジナル

 

こういうスパルタ育児には反発の声もあると思いますが、森昌子さんがこのような育児にたどりついたのには、ご自身の育ち方が色濃く影響していらっしゃると思います。

 

森昌子さんの幼少期は、お母さまが病気がちだったので、おじいちゃんおばあちゃんに育てられたそうです。

また、10歳のころに転校した先でいじめられたこと、13歳でデビューして芸能界に身を置いたこと……森昌子さんだけのいろんな経験を経て独自に行きついた、森昌子さんだけのスタイルなのだと思います。

 

私は甘やかされて育った自覚があり、わが子にはそうなってほしくないという反面教師のようなスタイルで臨んだ育児です。

とても、人さまに子育てを語る資格などありません。

 

でも、息子さんたちがご活躍なので、森昌子さんの子育て法を知りたいという声が多く、書籍化の話が持ち上がり……。

最初は、私の我流の子育てにすぎませんから、とお断りされたそうです。

でも、周囲から説得され、最終的には、

 

「こんなやり方もあるのか」

「こんな失敗はしないようにしよう!」

そんなふうに子育てのヒントにしてもらえたらと、あえてお引き受けすることにしたのです。

 

と、執筆を決意されたとのこと。

 

誰かの子育て法が話題になると、批判も必ず出てくるものですが、佐藤ママにしても森昌子さんにしても、どんな母親にも自分の育った背景というものがあり、それをベースに自分だけの育児法ができあがっているので、本来、良いも悪いも無いものなんですよね。

親の数だけの育児法があり、それに伴う成功、失敗があるはずで、それでいいのだと思います。

私はいろんな子育てに興味があるので、どれが良いとか悪いとかではなく、知り得たものはすべてご紹介したくなっちゃうのですが、紹介したからといとって、私がすべてその方達の方法を取り入れているわけではありません。

真似したくてもできないことの方が多いですし、私には私の育ち方・考え方というものがあって、それとうちの子たちの性格とのコラボレーションできあがった我が家だけの方法というものが、やはりあるんですよね。

 

   

 

この本の印税は全額寄付

 

この本の素晴らしいところは、

 

印税を全額「あしなが育英会」を通じて子どもたちの支援のために寄付させていただきます。

 

というコンセプトです。

そして、

 

私、森昌子は歌手を生業(なりわい)にしておりますが、自分の一生を懸けた仕事は子育てです。

 

という、森昌子さんの言葉(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)。

 

スパルタとかなんとか、そういう方法論は枝葉末節のことであって、森昌子さんの、こういう、なんだか頭が下がっちゃうような精神性こそが根幹であり、息子さんたちがそれぞれ好きな道で「メシが食える男」になれた要因だと思うんですよね。

 

どんな子育てからも、学ぶことがありますね。

 

 

私のお気に入りエピソード

 

この本には、3人の息子さんのエピソードが、たくさん散りばめられているのですが、私が個人的に気に入ったエピソードがいくつかありました。

 

・冷蔵庫から卵を取り出して、「ひよこに孵るかもしれないと思って」布団の中で温めていた。

・小学1、2年生にして絶妙な相槌を打ち、1時間以上大人の来客の話し相手を務められた。

・ある子に小豆を使ってお箸の使い方を練習させていて、森昌子さんがつい力が入り、「ハイ、あともう10個ね!」と要求したとき、「ママ、もういいじゃない」と、他の子が助け舟を出した。

・お受験に合格してはしゃぐ母を、「ママ、ああいうことをするのはやめてよ。ボクはずかしかった。入りたい小学校に入れなかった子もいるんだよ。」とたしなめた。

・離婚後、森昌子さんが体調を崩して精神的にも落ち込んでいた時、「母さん歌手だったんだよね。歌ってみたら?」と言った。

 

ほかにもたくさんあるんですけどね……。これ、誰のエピソードでしょう(笑)?

気になった方は、ぜひ読んでみていただきたいと思います。

森昌子さんに関しても、ビックリするようなエピソードがたくさんありました。

私も、お若いころの(引退されるまでの)森昌子さんと、復帰後の森昌子さんの「ものすごく歌がうまい方」というイメージしか無かったので、お料理が出来なかったとか、ものすごい偏食だったとかいうエピソードには、驚きつつも親近感を覚えましたよ(*^-^*)。

 

長くなってしまいましたが、森昌子さん、もうすぐ引退だそうですので、この本で読んだ「スパルタ母さん」のイメージとも重ね合わせて、最後まで観させていただこうかな、と思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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