我が家の今年の夏休みは、高校受験生を抱えた夏休みです。
いわゆる「天王山の夏」というやつです。
だから、大きなレジャーや旅行の予定は、何もありません"(-""-)"。
しかたがないので、昔、独身だったころの私の、海外旅行の思い出にひたってみることにしました。
グアムで日本語がカタコトに
社会人1年目の冬、お給料を貯めたお金で、友達とグアムに行きました。
女2人の貧乏旅行でしたが、若かったので、せっかくのグアムなのに台風直撃でビーチに行けなくても、免税店に向かうタクシーでぼったくられそうになっても、シャワーが水しか出なくても、何でもかんでも楽しく、ギャハハヾ(≧▽≦)ノと浮かれておりました。
日本に帰る日になって、空港の中にある免税店で、最後の買い物をしようと思い、化粧品を物色していた私。
とある口紅が目にとまり、
「あら、これ、いいお色だわ~( ̄▽ ̄)。」
と思ったものの、金額が書いてありません。
そこで、店員さんにお値段を聞いてみることにしました。
「エクスキューズミ~( ̄▽ ̄)。」
ここまでは問題ありませんでした。
ところが、なぜかそこで頭が真っ白になった私。
あわわ、何かしゃべらなきゃ。
何だっけ?
あぁ、そうだ、値段を聞くんだった……。
「ア~、コレ、イクラデスカ~( ̄▽ ̄)?」
(カタコトの日本語を話す外国人の方のようなイントネーションを想像してください。)
いぶかしげに、こちらをうかがう店員さん。
「こいつ……日本人ぽいけど日本語がカタコト……。何者……?」
(と、きっと思われてた。)
「ァ~、ゥ~、コレ、イクラ…デスカ~(;´∀`)?」
この時点で、自分の話し方がなんかおかしいな、と違和感を感じて若干弱気になっているものの、まだ自分の日本語がカタコトになっていることには気づいていない。
「はぁ……ಠ_ಠ……?」
(と言ってるような……なんか怒ってる?)
あわわ、あわわ……:;(∩´﹏`∩);:……。
すると、私が酸欠状態でパクパク(´Д` )しているのに気付いた友達が助けに来て、
「ハウマッチ<(`^´)>?」
と、逆切れ気味に聞いてくれました。
すると、その店員さんも、「ああ、なんだ、英語を話せる日本人が一緒だったか。」とホッとした感じで、値段を答えてくれていたようでした。
でもなんだか心臓がバクバクしちゃった私は、結局何も買わずに、すごすごとグアムを後にしたのでした。
帰りの飛行機の中で、友達に、
「あんた、なんで急にカタコトになってんの?しかも英語じゃなくて日本語が!」
と笑われましたが、自分でもサッパリ?でした。
前日まで、免税店で普通に「ハウマッチ?」と言っていたのに、どうしてその時だけ「ハウマッチ?」が出てこなくて、「コレ、イクラデスカ~?」なんてカタコトな日本語になったのか(^_^;)?
そりゃぁ店員さんも「なんだこいつಠ_ಠ?」と警戒しますよね(^_^;)。
あれ、何だったのか、今でも不思議なんですよね〜。
シンガポールでバスから転げ落ちる
これは仕事の一環で、シンガポールとマレーシアを旅した時のこと。
シンガポールでは、バスに乗ることになっていました。
そして、シンガポールでは歩行者優先ではないとかで、「バスから降りるときは、サッと降りてどかないと、車に轢かれかねないので、注意してください。」と言われていました。
いざバスを降りる時、私は、
「すばやく降りて、サッとどける( `ー´)ノ!」
ということにだけ集中していました。
ところが、降りようとしたら、バスのステップが思った以上に高く、私はガックンとなって、ドンガドンガと、バスから転げ落ちてしまったのです_(:3 」∠)_!
あまりの衝撃に何が起きたのかわからず、ドテンと道路上に転がる私_(:3 」∠)_。
あわてて駆け寄る上司や同僚たちヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3。
膝から流血しながらボーっとしている私を、抱えるようにして歩道のようなところに移動させ、バンソーコなど貼ってくれる同僚たちを見ているうちに、やっと「自分はバスから転げ落ちたのだ。」ということを理解した私。
「あぁ、すみません、ご迷惑をおかけして~(;´Д`)。」
と平謝りし、膝もヒリヒリ、心もヒリヒリだったことを覚えています。
その夜、自己嫌悪にさいなまれ、ホテルの部屋でヤケ酒を呑み、マーライオンよろしく、「マ~」と吐きました。
ネタのような、ホントの話です。
若かったなぁ……。
こうして振り返ってみると、しょうもない想い出ばかり(^_^;)。
海外まで行って、何をやってたんでしょうかね、私は( ̄◇ ̄;)。
もう20年くらい前のことですが(信じたくない)、有名な観光地を回ったことより、
「なんで日本語がカタコトなんだ、私( ̄◇ ̄;)!」
とか、
「だって、バスのステップが高いから気をつけて、とは誰も教えてくれなかったんだもん(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)!」
とか、小さな一瞬の気持ちの方を覚えているのが不思議です。
旅の想い出って、そういうものでしょうかね(^_^;)。
でも、冴えない想い出に苦笑いしつつも、また行ってみたいと思うのも不思議なところ(*^-^*)。
いつかまた自由なお金と時間を手にした暁には、ヨーロッパを旅行するぞ~ψ(`∇´)ψ!
あ、なんだか元気出てきた(*゚▽゚*)!
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