「暑中お見舞い申し上げます。」
先月、書をたしなむ(たぶん書家と言ってもいいレベル)の友人から、達筆すぎるハガキが届き、しばし見入ってしまいました。
毎年、見入るんですが(^_^;)。
そして、彼女の字の持つ雰囲気、ハガキの手触りなどを味わううちに、手紙の世界に、しばし浸りたくなりました。
『ツバキ文具店』
もう何年も前に、物語の設定や、本の装丁に惹かれて買った、『ツバキ文具店』。
鎌倉を舞台にした、代書屋(代筆屋)さんのお話です。
文房具屋さんというだけでも惹かれる設定なのに、そこで「代筆」を請け負っているのです。
依頼人の背景を知り、依頼のあった手紙の内容にピッタリの便箋や筆記具を選んで、心を込めて代筆すると、当事者の人生を変えるほどの手紙になっている……。
代筆って、手紙って、そんな可能性があるんだ……と、静かな、それでいて確かな期待を、抱かせてくれます。
私は、文房具や便箋、シーリングワックスなど、手紙周りのものたちが好きなので、余計にキュンときてしまうのかもしれません(^_^;)。
主人公の「鳩子ちゃん」が、「ポッポちゃん」と呼ばれているのも、可愛い(*^-^*)。
ドラマもなりましたよね。
ドラマも観ましたが、音楽がとても素敵だなと思っていたら、サウンドトラックまで出ていました。
私は、ドラマはU-NEXTで観ました。
絢香さんによる主題歌「コトノハ」も素敵でした~(*^-^*)。
こんな本も出ていました。
このお話が多くの人に愛され、舞台となった鎌倉をめぐってみたいという人も多かったのでしょうね(*^-^*)。
学生時代に鎌倉に遊びに行ったことがあるのですが、その時にこの本を持っていたかったなぁ!
『キラキラ共和国』
続編の『キラキラ共和国』が出ていたのは知っていたのですが、やっとのことで読むことができました。
なんと、ポッポちゃんとあの人が、結婚していたヾ(≧▽≦)ノ!
まぁ、それはさておき……(^_^;)。
今回、この本の中で、タカヒコ君という、目が見えない少年が、お母さんに手紙を書いて欲しいとやってくるエピソードが、とても良かったです。
あんまりネタバレしてもなんなので、ちょっとだけ書くと、タカヒコ君の回は、ポッポちゃん、代筆屋さんなのに、代筆しないんです。
でも、母の日にお母さんに手紙を書きたいというタカヒコ君の依頼には、きちんと応えています。
代筆屋だからといって、なんでもかんでも代筆してしまうのではないところに、ポッポちゃんの代筆屋としての矜持を感じましたよ!
手紙を書きたい
『ツバキ文具店』と『キラキラ共和国』の手紙の世界が、あまりにあたたかく素敵なので、手紙を書きたくなってしまいました。
時代に逆行しているかもしれませんが(^_^;)。
なんでもメールで済む時代になって、それはそれで早いし便利だけれど、たまには、じっくりとエンボス加工などしてある素敵な便箋と封筒を選び、万年筆に好きな色のインクを入れ、シーリングスタンプで封をする、そんな手紙を、無性に書いてみたい今日この頃なのでございます(^▽^;)。
あぁ、どこかに、手紙を書ける涼しい部屋はないかしら~_(┐「ε:)_。
あぁ、どこかに、手紙を書く時間は落ちてないかしら〜_φ( ̄ー ̄ )。
シーリングスタンプセット ↓ 。
花文字(イニシャル)も素敵 ↓ 。
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