テスト期間中のため、今週は息子が珍しく早く帰って来ています。
塾もない1週間なので、いつもより少し会話が増えて、久しぶりに息子のおもしろ語録が飛び出しました。
「適度に味の乗った白湯」
昨日は私がお味噌汁の気分ではなくて、
「何かお味噌汁以外で、簡単に作れる汁物、ないかしら〜。」
と、キッチンで言っていたら、息子が、
「あのさ〜、おれさ〜、好きな汁物があって〜。あの〜、適度に味の乗った白湯っていうの?そういうの、あるじゃん? おれ、あれ好きなのよ。あれがいいな。あの、五臓六腑に染み渡るやつ〜( ̄▽ ̄)。」
と、言いました。
適度に味の乗った白湯…。
なんだそれ(・・?)
ಠ_ಠ
ಠ_ಠ
ಠ_ಠ
は!
それはもしかして……出汁(だし)のことか?
「適度に味が乗った白湯って……何?」
と、もう一度確認すると、
「え?わかんない? だからさぁ、たとえばほら、白菜と豚肉のミルフィーユ鍋の時なんかのさぁ。薄味の、透き通ってる感じの、あるじゃん? ああいうの。」
白菜と豚肉のミルフィーユ鍋の時は、私はいつも、お出汁だけで味付けします。
塩気が足りなかったら、少し塩を足す程度。
なんだ、出汁(だし)かよ( ̄◇ ̄;)!
なんてボキャブラリーがないのだ(>_<)!!!
最初から「出汁(だし)」と言えば良いではないの!!!
出汁という言葉が出てこないから、己の持てるボキャブラリーのすべてを総動員し、あれこれこねくりまわして、最終的に出てきたのが、
「適度に味の乗った白湯。」
おかしいやらガックリくるやら"(-""-)"。
疲れているんだね
普段は肉肉星人の息子( ̄▽ ̄)。
とにかく肉ならなんでもいい。
どれだけあってもいい。
弁当は茶色最高!
そんな高校生男子です。
でも、一方で、汁物はお吸い物がいいとか、若干の味がついた程度のスープがいいとか言うこともあります。
こういう、優しい味の温かいスープを欲しがる時は、疲れている時です。
日々の疲れに加えて、今はテスト期間なので、体はもちろんのこと、メンタル的にも疲れているのでしょう。
キッチンからサポート
前回の記事で、息子の勉強をサポートしたいと書きました。
でも、試しに世界史の教科書を読んでみたら、笑えるくらい頭に入ってきませんでした(^▽^;)。
英語ももう、レロレロレロ〜としか聞こえません。読もうにも目がかすんで(^▽^;)…。
国語も、『山月記』に拒否反応(;´Д`)。
「あ、こりゃいかん、もう無理だ。」
と、早々にギブアップ……_| ̄|○……。
昨日のママンはおとなしく、キッチンからサポートすることにしたのでした(T_T)/。
息子ご所望の「適度に味の乗った白湯」を作り(昆布出汁と煮干出汁のミックス)、分葱を散らして、とろろ昆布をサッと放していただく仕様にしました。
そして、例によって写真を撮り忘れる( ̄◇ ̄;)。
まぁ……写真に残すほどのものでもありませんでしたしねσ(^_^;)。
息子の反応
息子は、
「おぉ〜ぅ〜、これこれ〜ε-(´∀`; )。」
と言いながら、ご満悦でおかわりしていました。
グルタミン酸の大量摂取で、心も体も落ち着いたかい?
一人暮らしへの夢
息子は大学生になったら、他県で一人暮らしをするのが夢なのだそうです。
他県で暮らす大学生になれるかなれないかは別として、この出汁の一件で、さらに夢が膨らんでしまったようです。
「あ〜、オレ、一人暮らししたら、出汁(言葉を覚えたもよう)は常備するかも〜。毎日ちょっとずつ違う味の出汁にしたりして〜( ̄▽ ̄)。」
…ふぅん…( ̄ー ̄)。
自分で出汁、取れるの?
そして、きちんと使いきれるの~?
ツッコミどころが満載でしたが、そんな夢も、今を頑張るモチベーションになるのなら、と、黙っておきました(^_^;)。
そして、息子がいつか家を出るときには、出汁の取り方の本や、出汁ストック用のポットなども、用意しないといけないかなぁ、なんて考えてしまいました。
「出汁パック送って。」
なんて言われる可能性も大だな~(一一")。
でも、一人暮らしの部屋で、一人お出汁をすする息子の背中を想像すると、ちょっぴりせつないママンなのでした……。
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