ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

全国学調の「英語」に思うこと

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昨日、全国学力・学習状況調査が行われました。

全国の小6と中3の子どもたちが受ける学力調査で、中3の娘は調査対象学年です。

 

 

 

新しい試み

今年度は、新しい試みとして、中3に英語が導入され、「聞くこと」「読むこと」「書くこと」「話すこと」の4技能をはかるようにしたとのことです。

 

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「聞くこと」「読むこと」「書くこと」は、普通にテストできることが想像できます。……でも、「話すこと」はどうやってテストするのでしょう?

 

文部科学省の発表によると、

「話すこと」に関する問題の解答は、原則として口述式によるものとする。

(出典:文部科学省ホームページ)

http://www.mext.go.jp/

(太字は私、mamanによるものです)

 

とあります。

 

また、

英語の調査時間は、「聞くこと」、「読むこと」、「書くこと」に関する問題は45分とし、「話すこと」に関する問題は、1学級当たり5分(準備や移動に要する時間を含み15分)程度とする。

(出典:文部科学省ホームページ)

http://www.mext.go.jp/

 

とも、書いてありました。

 

つまり、15分程度でPC端末のある教室に移動して準備して、全員の音声録音も済ませると……。

なかなか忙しそう……。

   

 

「話すこと」に関する問題の実施にかかる特例的な措置

文科省は、「話すこと」に関する問題について、平成31年度に限った特例措置を設けています。

⑴「話すこと」に関する問題については、設置管理者が各学校のICT環境の整備状況を把握し、各学校の状況を十分踏まえた上で、検討し、設置管理者の判断により学校単位で「話すこと」に関する問題を実施しないこととすることができる。

 

⑵「話すこと」に関する問題の実施状況については、調査実施後に文部科学省において確認の上、実施校の全国総数のみを公表する。

 

⑶中学校英語調査の結果については、「聞くこと」「読むこと」「書くこと」の合計を集計する。また、「話すこと」に関する問題の結果については、全国の平均正答数及び平均正答率を別に集計して「参考値」として公表することとし、都道府県別、指定都市別の公表は行わない。

 

⑷上記⑴により「話すこと」に関する問題を実施しなかった学校においても、「話すこと」に関する問題及び調査結果を活用した授業改善が行えるよう、調査実施後すみやかに、調査問題、正答例、問題趣旨及び解答類型を公表する。

(文部科学省ホームページ)

 http://www.mext.go.jp/

(太字は私、mamanによるものです。)

 

 

今年度だけの特例措置とはいえ、実施しないこととすることができる

そして、実施した学校の結果は、「参考値」として公表する。

 

こういう、わかったようなわからないような言い回し、どこかで聞いたことがあると思ったら……。

2020年の大学入試改革における「英語の民間試験の扱いについて」の曖昧さ・モヤモヤする感じと似ているのだと思い当たりました(−_−;)。

 

 

英語の民間試験で4技能をはかること、そしてその結果を入試に用いることの難しさ・問題点については、クリスマスローズ(id:naninani3)さんのブログに詳しいです。

 

edumama.hatenablog.com

 

edumama.hatenablog.com

 

(他にも受験や学習に役に立つ情報を、たくさん記事にしてくださっています ↑ )

 

全国的に課すものでありながら、できるかできないかは現場(各学校)にまかせる、というところが、大学入試改革の英語民間試験導入のやり方と同じですね。

 

大学入試改革の英語についての混乱ぶりと同じようなことが、今回の全国学調でも浮き彫りになっているのではないか、という気がしました。

 

娘の学校の場合

学調の日、帰宅した娘に話を聞いてみました。

英語の「話すこと」の調査について、いろいろと。

 

一応、実施はした

 「話すこと」の問題のときにパソコンルームへ移動して、クラスごとに、一人ひとりパソコンの前に座り、マイクのついたイヤホンをつけて、各自問題を聞く。そのあとで流れてくる質問に対して、一斉にマイクに向かって英語で解答する、というやり方だったそうです。

てっきり実施できないパターンかと思っていたので、実施できたということにビックリしてしまいました( ゚Д゚)。

 

周りの音が聞こえている

イヤホンのようなもの?はつけているけれど、完全に耳を覆っているわけではないので、周囲の音も普通に聞こえている状態だったそうで、早めに答えた人のスピーキングを聞いてから答える子も居たとか居ないとか……?

実際には、答える時間が10秒くらいしかなかった(娘の体感なので定かではありません)そうなので、他の人の答えを聞いてから答えていたらおそらく間に合いません。だから、そういったことはなかったと信じたいですが……。

このあたりは確証のないことなので断言できませんが、選抜試験などではなく「調査」なので、ほかの生徒のスピーキング内容が耳に入ってくる状況で行われてもいいものなのでしょうか?

あ、だから結果は「参考値」なの?

うーん、でも、一応テストのように採点して到達度をはかるわけですから、お互いに聞こえない状態で録音しないと、意味がないんじゃないの〜"(-""-)"?

 

難易度

娘は、英検3級を受験したときに2次試験でスピーキングを経験しているので、答え方の型のようなものはある程度覚えていたようですが、スピーキング自体が未経験という子(地方の公立中には結構居ると思われます)にとっては、ややハードルが高かったのかもしれません。

「わかんねー!」とボヤいた日本語がそのまま録音されてしまった男子もいたとか(^_^;)。

 

初めて導入するということで、全国的に、想定外のハプニングもいろいろ起きたかもしれませんね。

 

私の英語についての考え

私は英語の専門家ではないので、これはあくまで一母親としての私見にすぎませんが、これからの時代は、英語はできて当たり前(標準装備されているものという前提に立たされる)な世の中になっていくと思います。

あるいは、AIが英語を訳してくれたり話してくれたりするようになり、ある程度まではカバーできるようになるので、ただ英語ができるというだけでは、アドバンテージとしては弱い世の中になっていくのではないかと……。

もちろん、受験など点数化される場面では有利に働くでしょうけれども、例えば外語大や外資系企業など、周りがみんな英語ができるという環境に入っていきたい場合は、みんなできて当たり前、いうことで、アドバンテージとしては弱いということになりますよね。

 

こういうふうに言ったり書いたりすると、英語が得意な人や、英語の勉強を頑張っている人を否定・批判していると誤解されることが多いのですが、そういう意図ではありません。

 

英語は、できないよりはできるに越したことは無いし、海外経験も、無いよりはあったほうが、経験値が上がるに決まっています。うちの子どもたちも、英語の部活に入っていたり、英検を受けたりして、積極的に勉強しています。

 

でも、肝心なのは、英語そのものが流暢であることではなくて、英語で何を語れるのか、ということだと思うんですよね。

人格的な深み、一般的な教養、専門的な内容、相手の文化や背景を受け入れる器、そういったことを英語で表現できる人なら、きっと、どこへ行っても引く手あまたなのではないでしょうか。

 

そう考えると、母国語や他教科の勉強も大事だし、勉強以外の経験も大事ですよね。

 

受験であれ学力調査であれ、「英語の4技能をはかる」ということだけに終始しないようにしてもらいたいなと思います。

 

英語で何をしたいのか

 

では、英語を身に着けて何をしたいのか?

私なら……そうですねぇ。

え?私のことなんか誰も聞いちゃぁいない?……まぁ、そう言わずにぃ(/・ω・)/。

海外ドラマや映画を、字幕なしで、本当の俳優さんの声で聞いてわかるようになりたいです。そのほうがもっと楽しめると思うからです。

私が海外ドラマで最初に覚えた英語は「サノバビッチ(son of a bitch)!」という、強烈な罵り語なので、実際には使えませんが(^▽^;)。でも、このセリフを言う刑事役の、犯人に対する怒りがどれほどのものか、というようなことは、直感的にわかるようになりました。

 

それから、海外旅行や、外国の方とのおしゃべりも楽しめるようになれたら、人生楽しそうですよね〜(*゚▽゚*)!

 

動機はいささか不純かもしれないけれど、受験など外からの要請によって「勉強しなければならない」というモチベーションを持つ場合より、自分の内側から「できるようになりたい!」と湧いてくるモチベーションを持つ場合のほうが、成果はグンと上がるはずヽ(´▽`)/。

 

私は日に日に失速しているので、成し得ないかもしれないけれど(T_T)、せめて子どもたちには、どうせ勉強するなら、「試験に通るために仕方なくする英語」ではなくて、「楽しいからずっと勉強していく英語」であってほしいし、英語を学んだ先に、「英語というツールを用いてやりたいこと」が見えていてほしいな、と思います。

理想論かもしれませんけどね(^_^;)。

 

全国学調の結果の公表は7月だそうです。

どんな結果が出るか、注目していようと思っています。

 

 

 

 

 

 

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