ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

『勉強大全』(伊沢拓司)レビュー

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久しぶりに勉強法の本を買いました。

東大王に出演していらっしゃり、YouTuberでもある伊沢拓司さんの『勉強大全』という本です。

 

 

昨年は息子が高校受験だったのですが、我が家の初めての受験だったので、何か指針が欲しくて、さまざまな勉強法の本を読みました。

 

でも、高校入学後は、その手の本から遠ざかっていました。

とにかく高校のやり方についていくのが必死で、勉強法の本を読んでも、学校からの課題に追われて、勉強法の本が勧めるやり方をそのとおりにできないというストレスを感じてしまうからです。

 

しかしこの春休み。

高校生活を1年終えてみて、課題に追われるだけの今の勉強のしかたで、本当に志望校に届くのか、1度振り返って、勉強法を検証したいと思うようになりました。

そこで、久しぶりに書店をウロウロしていたら、この本に出逢ったというわけです。

 

読んでみての感想ですが、まず、なかなかのボリュームσ(^_^;)。でも、平易な言葉で書かれているし、図表や挿絵も豊富なので、読みやすかったです。

 

 

 

1つのことから10個気づく力

 

この本を読んで知りましたが、伊沢さんって開成高校のご出身だったのですね!

クイズに熱中したり、行事に熱中したりと、必ずしも勉強だけではない高校生活だったようです。

高校在学時は400人中280位だったとか、高3の6月までゲームセンターで時間を潰していたとか書かれていて、開成生でもダラけたりするものなのね、と、ちょっと親近感がわきました(笑)。

でも、受験生として目覚めてからの伊沢さんの考え方を読んでいくと、1つのこと(例えば模試の結果など)から10個くらいのことを学ぶ力があるというか、「頭のいい人はこういう考え方をするのか!」と、感服するところがいくつもありました。

 

勉強は「時間」でなく「質」と「量」

 

よく、「1日何時間以上勉強する」という目標を掲げがちですが、例えば3時間机に向かっていたとしても、2時間ボーっとしていたら、勉強時間は実質1時間なんですよね。

「勉強時間」は、勉強の尺度になりがちですが、「勉強の質」を評価できないという欠点があります。

と、伊沢さんもおっしゃっています。

子どもたちの小学校や中学校で、家庭学習の目標として、「1日〇時間」とか「1日〇ページ」などと言われてきましたが、「集中していない〇時間」や「字を大きく書いて埋めただけの〇ページ」を積み上げても仕方が無いのになぁ……というモヤモヤをいつも感じていました。

「勉強時間」が、本番の点数アップに結び付いた勉強になっているのかを毎日分析しましょう。

要は「今日は何をできるようになったか」が大事で、30分でも成果があればそれでいいし、何らかの成果が得られていなければ、何時間かけようが、その日の勉強は意味をなさないものになってしまいますよね。目標として掲げるのなら、「1日1成果」などとし、それが得られたかどうかを毎日分析しなければならないと、改めて思いました。

勉強時間を比較軸に、自分の勉強の質と量を両方観測すべし!そうすれば、「勉強時間」という指標を活用し「勉強の質」を測ることができます。

なるほど。

自分の勉強の質と量を毎日観測することが大事なのですね。

 

 

 

数学には「数学語」で答える

 

伊沢さんは、東大模試で「数学0点」を取ったことがあると書いていらっしゃいます。

全問埋めきったのに、部分点すらもらえなかったという結果を、伊沢さんは次のように自己分析されました。

なぜ僕は0点だったか。それは僕の数学の答案が「我流」だったからです。数学の解答を書く際には、その論理がわかりやすく伝わるような言葉で書かなければいけません。手っ取り早く言えば、教科書に載っているような、数学的に用語を使う書き方が伝わりやすいということになります。

 それに対して僕は、自分の頭の中で「こんな感じで書いていけばできそう!」と考え、自分の感覚を自分勝手な言葉にして答案にまき散らしていただけだったのです。

 

本番のちょうど一年前に取ったひとつの「0点」は、本当に多くのことを教えてくれました。僕が「数学語」を喋れていないこと、勉強の絶対量が足りないこと、0点だからって数学力が0なわけではないこと、そしてなにより模試の成績からとても多くのことがわかること。この時から、僕の「自己観測」が始まったのです。

 

「数学語」? 何それ、私、喋れない(笑)。

でも、伊沢さんが言わんとしていらっしゃることはわかりました。数学に限らず、伝わる答案、点数が来る答案というものには、その教科ごとに、流儀というか型というか、セオリーがあるのだと思います。でも、それを無視して、我流の「自分語」で語ってしまったら、伝わらないということですよね。

そして、伊沢さんがすごいと思うのは、0点という結果から、「自己観測」の大切さに気付き、確実に実行していかれたことです。

ここでも「自己観測」「自己分析」というキーワードが出てきました。

 

現代文の勉強の仕方

 

教科別の勉強法アドバイスも載っていましたので、息子が悩む現代文について、熟読しました。

 

演習は文法事項で終わらせない

 

「『しかし』は逆接、『したがって』はこの後に結果を伴う……」みたいな勉強も必要なのは確かですが、こればっかりやっていても使いこなせはしません。英語と同じように、文法事項を勉強したら実際の文章で確認してナンボです。

あぁ……息子はこういうことをやりがちです(*´Д`)。接続詞や指示語などの文法事項から文章を読み解こうとする傾向にあります。でも、とても簡単な文章を読むときは、いちいち順接だの逆接だのとは考えていないはずなんですよね。文法から読み解くのも1つのテクニックではありますが、文法に特に注目しなくても文章の意味が入ってくるようにならないと、限界があるように感じています。

 

ミスの原因を具体的に分析する

 

現代文の勉強のキモは復習にあり」と提唱します。

 

自分の答案がある状態なら、模範解答と自分の解答を並べてみる方法も使えるでしょう。どこが模範解答と同じで、どこが違うかをチェックしていき、「なぜ必要な要素を欠いたのか」「なぜ不要な要素を入れてしまったのか」の2点について、本文を見ながら考える復習方法です。解答中の思考を振り返り、自分の解答をより論理的なものにするためには必要不可欠な作業と言ってもいいでしょう。それらの原因は、たどっていけばすべて本文にあります。「読み込みが甘かった」というような抽象的な反省ではなく、「この段落のこの言葉の意味がわからなかった」「ここで逆接になっているのに、順接のように取り違えてしまった」のような具体的な反省に落とし込むまでが復習です。

(太字・赤字は私によるものです)

息子も現代文の復習を嫌がるのですが、いつも記述で必要な要素を書きもらしたり、不要な要素を入れてしまったりしているのに、その理由を、ここまで具体的に検証したことはありませんでした。

骨の折れる作業ですが、こういう復習のしかたを身につけないと、いつまでたってもできるようにはならないんだろうなぁ(*´Д`)。

 

おわりに

 

万人にフィットする魔法のような勉強法は無いけれど、「どう自己分析して、どう修正していけば結果につながるのか。」ということについて、伊沢さんがご自身の経験から導き出した勉強法を、惜しみなく教えてくださっている本でした。

「今のままの勉強法でいいのかな?」と、漠然とした不安を抱いていましたが、この本を読んでみて、今の息子には、「自己観測」「自己分析」が足りていなさそうだと気づきました。毎日の成果の観測、模試の結果の分析……それらに割く時間を、どうにかして確保することが今後の課題です。

学校の課題、もうちょっと少なくならないかなぁ(T_T)。

 

この本には、ほかにも、暗記の仕方アウトプットの仕方など、なるほど!と思うことがたくさん書かれているので、受験生だけではなく、大人でも、何かを勉強している方には役立つ内容だと思います。

 ご興味がおありの方は、ぜひご一読くださいませ(*^-^*)。

 

本日は、マジママンがお送りしました(^_^;)。

 

 

 

 

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