昨日、娘が早く帰れる日だったので、インフルエンザのワクチンを受けに、病院へ行きました。
問診票を記入するとき、急いでサササーッと書いたのですが、今日になって、出生体重を書く欄に、娘ではなく息子の出生体重を書いてしまったような気がして……。
気になるので病院に電話して、事情を話して問診票を見てもらうと、やはり息子の出生体重を書いていたようでした。
平謝りして、娘の出生体重を告げ、訂正していただきました。
あ〜あ〜、またやっちまったよ(−_−;)。
そして、今日は息子のワクチンの日でした。
高校生になったので、自治体の助成が無くなり残念ですが、この冬は旅行系行事が続くので、受けないと不安です(えぇい、ここは大枚はたこうじゃないの( `ー´)ノ!)。
少しでも金額の安い設定の病院を選び、娘とは違う病院で受けました。
今日は出生体重も娘の方を書かないようにバッチリ確認して、息子を学校の近くまで迎えに行きました(自力で帰宅するのを待ってからだと、病院の設定している予防接種の時間に間に合わないので)。
待ち合わせの時間より早く着いてしまったので、たまにはちょっと一息入れようと、美味しいと評判のカフェに入りました。
コーヒーにこだわっているお店で、コーヒーだけでメニューがたくさん。
浅煎りだとフルーティで、中煎りだとこんな感じで、深煎りだとこんな感じで、産地は……と、いろいろと説明していただいたのですが、ごめんなさい、私、あんまりよくわからない(*゚▽゚*)。
「こちらのお店はケーキも美味しいと聞いているので、モンブランも注文したいんです。」
と伝えると、セットにすれば、そのケーキにいちばん合うコーヒーが付いてくるとのこと。
「じゃあ、そのセットにします。」
……最初からそう言えばよかった…。
一生懸命コーヒーの説明をしてくださった店員さん、すみません(>_<)。
でも次は、浅煎りのフルーティなやつを飲んでみたいな!
でも、ケーキもコーヒーも、とても美味しかったです。
甘すぎないクリームに、深い香りのコーヒー。
お店のご主人のこだわりが感じられました。
久しぶりに、ゆったりした一人時間を楽しんで、すごく贅沢した気分でした(#^^#)。
息子と合流した後は、病院へ。
今日は出生体重も間違えずに息子のものを書いて、ワクチンも、あっさりと終わりました。
そして感慨深い思いに駆られました。
子どものワクチンの日に、私にカフェでコーヒーを飲む余裕があるなんて!
小さい頃は、
「今日も派手に泣かれるだろうなぁ"(-""-)"。」
と予想がつくので、予防接種の日は、私まで朝から緊張したものです。
よく、子どもを注射に連れて行くときは、
「変に取り繕って、注射しないよ、なんて言って連れて行くと、実際注射されたときに親子の信頼関係を損なうので、きちんと説明してから連れて行くようにしましょう。」
と言われたり、書いてあるのを読んだりしました。
でも、うちの子たちは、前日に言うと、当日までノイローゼみたいになってしまうし、当日の、できるだけ直前に、できるだけ明るく、
「今日は小さいお注射があるけど、がんばれたらすごいね!」
などと前向きに声掛けしたつもりでも、全力で拒否するか、柱の陰から
「チックンしない|д゚)?」
などと疑って出てこなくなったりして、ワクチンのたびに大騒ぎでした。
病院へ着いてからも、先に受けている子の泣き声が聞こえてくると、もう泣き始め……。
(今思えば、HSCだったのかな?)
終わった後も、お菓子を1つ買ったり、遠回りしてお散歩して帰るなど、何か気晴らしになることをしないと、気持ちの切り替えがなかなかできませんでした。
実は私も、子どもの注射や採血が苦手です。
息子が赤ちゃんの時、体調を崩して採血することになったことがありました。
「お母さん、押さえてて。」
とお医者さんに言われたのですが、ギャンギャン泣いてやめてくれと訴える息子を抑えることができず、私まで息子のつらさに共鳴して、泣けてきてしまいました。
すると、その年配の女医さんは、ポロポロ涙をこぼしている私を見て、
「あ、このお母さん、ダメだ。外に出てなさい!」
と語気を荒げて私を処置室の外に出しました。
中からは、数人の看護師さんたちに押さえられ、何度か失敗されて泣きわめく息子の声が聞こえてきます(母もいなくなってしまったし、どんなにか怖い時間だったろうと思うと、今でも胸が締め付けられます)。
こんなつらいこと、世の中のお母さんたちは、みんな耐えているの?
私には無理だ……。
やっと採血が終わって出てきた息子は、泣き疲れてすぐに眠りました。
でも、私は、女医さんにピシャリと言われた、
「このお母さん、ダメだ。」
という言葉がいつまでも頭から離れなくて、子どもの痛みに共鳴しすぎてしまう自分は、母親としてダメなのかも、と思うようになってしまいました。
(もしかして、私のこういうところ、HSPでしょうか?)
だから、毎年のインフルエンザワクチンは、子どもたちが泣かないで我慢できる年齢になるまで、子どもにとっても自分にとっても緊張する、嫌でしかたない年中行事?でした。
昨年の息子の手術の時も、全身麻酔の説明を受けたり、点滴の針を刺したり抜かれたりしているのをそばで見ているだけで、若干具合が悪くなりました。
できるだけ平気な顔をして、ヘラヘラするように頑張りましたけど(^_^;)。
今日、カフェでコーヒーを飲みながら、あのころの自分に、
「大丈夫。そのうち子どもはワクチンも採血も泣かないで頑張れるようになるし、あなたも平気なふりくらいはできるようになるよ。そして、これから子どものワクチンだというときに、カフェでケーキを食べてコーヒーを飲む余裕すら持てるようになるのよ(笑)。だから、今そうできなくても、落ち込まないで!」
と、言ってやりたいと思いました。
そして、あのときの年配の女医さんへは、
「子どもの健やかな成長を願う小児科の医師であるなら、そして母親としての先輩であるなら、どうか、若い母親に「ダメだ」とは言わないであげてください。」
とお願いしたい気持ちです。
昨日、今日と、子どもたちにワクチンを受けさせる中で、昔のことを思い出して、切なくなってしまいました。
そのわりには、ケーキ食べてたけども(笑)。