今日は、珍しく、子どもたちがどちらも部活がない日でした。
久々に、朝からゆったりと過ごしています。
といっても、アクティブに動き回らなければならない日にやり残してためてしまっている課題に取り組む日なんですが……。
でも、息子と娘が同じ時間に家にいて談笑しているのを見るのは、なんだか久しぶりの気がして、朝からほんのりと嬉しい母です(*^-^*)。
家事・家計を見つめる
普段の私はいつも時間に追われて、家事より在宅ワークが優先となることも多いので、今日のようにゆったりできる日は、家事がちゃんとできることが嬉しかったりするんですよね。3日と持たないけど(^▽^;)。
自由学園を創立した羽仁もと子さんの著作集(全21巻)には、「家事・家計篇」(第9巻)という巻があり、「家庭教育篇 上」(第10巻)「家庭教育篇 下」(第11巻)とともに、こんなふうにできたらいいなあと、何度も読み返してきました。
含蓄に富んだ著作集ですが、少々時代が古いので文体が少し読みにくいことや、全巻そろえることが大変だったりするためか、この著作集の中からいくつか抜粋している選集も発行されています。
ヨメレバにはイメージが無かったので、Amazonさんを貼っておきます。
羽仁もと子さんの実践
うちの子たちが通った幼稚園も、この羽仁もと子さんの考え方、自由学園の実践(はげみ表、パッと寝・パッと起きなど)を取り入れていました。
だからその幼稚園にしたとかではなくて、食育のしかたや、「子どもは遊びからすべてを学ぶ」という理念などを気に入って入園させたら、たまたまそうだったのです。
でも幼稚園の実践を良いなと感じ、羽仁もと子さんの著作を読んでみようと思うようになりました。
羽仁もと子選集『人生の朝の中(うち)に』の中の、「起きたての家」という章から、一部ご紹介します。
主人や子供の出かけたあとは、主婦も大切な勤めにつくときと考えて、すぐと仕事にかかり、午前中に一番主な仕事をかたづけるのは、ほんとうによいことです。午前よりも午後、午後よりも夜と、仕事の負担がだんだん軽くなるのはよい生活で、朝から晩までだらだらに仕事のあるのは、疲れるもとだと思います。
これは、明治・大正・昭和のころの話なので、主婦が一日中在宅している前提で書かれている部分は現代にはあてはまらないと思いますが、「午前よりも午後、午後よりも夜と、仕事の負担がだんだん軽くなるのはよい生活」というところに、今の私の疲れのヒントがあると思いました。
私自身、前々から、その日のメインの用事は午前中に持ってきたい派で、可能な頃はそうしていました。しかし、子どもたちが成長するにつれて帰りが遅くなったり、夜にさまざまな役員の会合が入ったりして、羽仁もと子さんがおっしゃるところの「朝から晩までだらだらに仕事のある」状態にだんだんと陥るようになりました。
息子が高校生になってからは、朝4時半に「朝の部」をスタートさせ、できるだけまだ元気な午前中のうちに、最低限の家事とメインの用事を済ませ、その後、どこかで20分程度の仮眠を取り、やっと「夜の部」まで自分を持たせる、という生活になっています。
疲れるはずだわ~"(-""-)"。
でも、こういう疲れる生活をしているのは私だけに限ったことではなく、日本の主婦やお母さんには、多いんじゃないでしょうか。
子どもの生活に合わせたらそうなってしまうんですから、家庭だけでどうにかできることでもないですよね"(-""-)"。
今朝ゆっくりめに起きて、たくさん洗濯をして、柔軟剤のいい香りと気持ちのいい風を楽しみながら洗濯物を干していると、鼻歌なんかも出ちゃったりして……。
そうすると、子どもたちの談笑もほほえましく感じるのですね。
疲れていると、何か母に隠れて悪企みでもしているんじゃ?と思ってしまう(^_^;)。
できれば毎日、今日のようにゆったりと、家事や家庭のあれこれを楽しめたらいいなと、思うんですけどねぇ……。
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