先日、子どもたちが、新学期から使うノートを買ってくれと言うので、買いに行って来ました。
結構たっぷり買ってきて、ノートの在庫はしばらくは大丈夫、という状態になりました。
そして今日、
「高校からの数学の宿題の1つ(教科書の問題をを何ページまでやる、というもの)が終わった!」
と息子が言うので、どれどれ、と見てみると、どこにやってあるのかわからない……。
とりあえず、ノートの最初のページはチャートの例題が解いてあるようでした。
宿題は教科書の問題のはず……。
なぜチャートから始まっているのか理解できませんでした。
息子は昔から、何度言っても、ノートにインデックスをつけません。
日付けや、教科書なのか参考書なのかワークなのか、などの、あとから見たときに探しやすくするための情報を、ほとんど書かないのです。
ページ数と問題番号は書いてありますが、時間がたつと、どのテキストのものなのかはわからなくなってしまいます。
テスト前の見直しのときなどは、なんとなく時系列に並んでいる、ということだけを頼りに、見直したいところを探すということになるのです。
こういう「とっちらかったノートの取り方」をしているということは、頭の中も整理整頓されずに、さまざまな知識がとっちらかった状態で入っているということですよね。
これだと、知識にもインデックスがついていないのと同じで、取り出したいときにどこにしまってあるかわからなくて、すぐ出てこないはず……。
何かをしまうときには、取り出すときの取り出しやすさを考えて、整理しながらしまうということが大事だとわかってほしいのですが……。
こういうことは、男女の違いもあるのでしょうか。
娘のノートは、息子より年下でも、息子より几帳面です。
「……ねぇ……終わったって言ってたけど、どこに宿題やってあるの?最初のページの問題はチャートっぽいけど……宿題は教科書の問題でしょ?」
と私が聞くと、憮然として、
「やってあるじゃん!チャートのあとにやってあるよ!」
と息子。
パラパラとページをめくると、ノートの真ん中あたりのページの、しかも下3分の2ほどのところから始まっていました……。
「……あのさぁ……。あなただけわかっててもしょうがないんだよ……。提出と言われているんだから、点検する先生が見やすいように書いて出さないと……。こんな中途半端なところから始めてるノートを出しても、見つけてもらえないかもしれないよ?せめて提出するときは、付箋をつけて、ここからです↓ってわかるようにして出しなさい!」
「……(ムスッ)。」
男子って、こんなものでしょうかね?
あんなにノートを買ってきたのに、新しいノートの最初から始めるわけでもなく、使いかけの、しかもページの途中から、初めて高校に出す宿題を書き始める……。
その神経が、わからない私(笑)。
初めての高校からの宿題なのだから、気持ちも新たに、真新しいノートの1ページ目からやり始めるものとばかり思っていたので、あまりに大胆(?)な息子のやり方に、なんだかビックリしてしまいました(苦笑)。
おそらく息子は、ノートを倹約しようとか、授業が始まってから新しいノートにしようとか、何かそういう意図があったわけではなく、何も考えてなかったんだと思います。ただ、今使っているノートに、何も考えずに続けて書いただけ……。
もう高校生なので、自分なりのやり方で進めたい部分も尊重しないとやる気を削いでしまうかと思い、
「学校の授業のノートと塾のノート、自分でチャートなんかを進めるノートは分けたほうがいいと思うよ。」
と言うだけにとどめましたが、中学校では先生自作のプリントに書き込む方式だったり、板書をひらすら写すだけのノートの取り方だったりしたので、高校でのノートの取り方が早速不安です。
色分けなどに熱中して、キレイにノートを取ることにこだわる子は成績が伸びない、などという話もありますが、あまりにテキトー過ぎるのもどうかと……。
有名な数学者が、難しい数式をそこらへんの紙切れに、なぐり書きで計算していっているのを映画などで見たことがありますが、そういう天才肌の乱雑さともなんか違う、息子のざっくり感(苦笑)。
他人からはぐちゃぐちゃに見えていても、本人の中では整理されている、ということならいいのですけどね……。
でも、学校のノートは、提出を求められることもあると思うので、せめてテキストごとにノートを分け、日付や単元名くらいは書き、順番が前後したりするのなら入れ換え可能なルーズリーフにするとか、とにかくあとでわかりやすいように、整理しながらノートを取っていけるようになってほしいものです。
ノートの使い方1つ取っても、まだまだ工夫の足りない中学生です。
春休み中の中3生のことを、「高校0年生」と呼ぶらしいですが、「高校1年生」になるまでのあと2週間ほどで、どれくらい高校生らしくなれるでしょうか?
0から1への壁は、なかなかに厚くて高いような気がしています……。