ついに、私立高校の合否が発表されました。
結果は……。
合格でした!
本命の方と、難しかったチャレンジ受験の方も、なんとかひっかかった模様です(おそらくギリギリだったんではないかと思いますが)。
結果を受けてみると、息子も私も、嬉しいというより、ホッとしたという感じです。
まだ第一志望の公立が3月に控えていますので、喜び全開、というよりは、公立までのモチベーションがつながってよかった、という心境なのです。
正直なところ、難しかった方は、おそらく残念な結果になるのではないかと思っていました。息子本人もそう言っていましたし、私も、過去問の出来と当日の手応えを聞いてみて、無理かもなぁ、と思っていたのです。
そこをなんとかひっかかることができたのは、過去問をやっていたからだという気がしてなりません(それ以外の勝因は思い付きません)。
過去問は、手に入れられるだけ(4年分)手に入れてやってみたのですが、目標点をクリアできたのは2回だけでした。
特に、英語の力が足りないことがわかりました。単語力の不足、長文読解のスピード……。全体的に力不足を実感しました。
数学も、難しくて最後の問題までたどり着けませんでした(解けた問題も、必ず合っているというわけでもなかったですし)。
国語に至っては、漢字や文法も膨大だし、読解に関してはもう、何をどうやったら点数が伸びるかわからない。点数が取れるかどうかは、そのときの題材文による、という感じでした。
最近は、好きな数学がふるわず、もっぱら理社で得点を稼いでいた息子にとって、難易度の高い英数国のみの試験は、しんどかったはずです。
でも、過去問を通して、時間配分だけは作戦を練ることが出来ました。
どれを先に解いて、どれを後回しにするか。
残り15分の時点で、残している問題に着手するのと、解いた問題の見直しをするのとでは、どちらが点数に結び付きそうか見極めること。
あとは、マークシートだったので、選択肢を手掛かりにできる部分もあったと思います。
そういうことを少しでも練習し、意識できただけでも、過去問は本番の役に立ったと思います。
本命の方では、理社を含む5教科の試験でしたが、チャレンジ受験の方より難易度が少し下がる分、ケアレスミスをしないことに注力しました(しかし、おそらく彼は、やらかしていたはず)。合格できたのは、やはり理社が助けになったところが大きかったのかな、と思います。
結果として私立は合格することができましたが、私立の受験を通して、公立への課題が浮き彫りになりました。
公立までモチベーションを維持すること。
記述の精度をできる限りあげていくこと。
英語をもっと勉強しなくてはならないこと。
特に英数国のケアレスミスをなくすこと。
選択肢に頼らないで自分で正答を導くこと。
学習面以外でも、公立受験までにやらなければならないことがたくさんあります。
当日の交通手段やルートをどうするか(これが最も緊張する私)。
面接の準備もしなくては!
また、3月の公立のときは、今回の私立のように、試験前日まで学校が(冬休み中で)休み、ということはありません。前日まで普通に学校へ行っている中での体調管理。
また、試験当日の娘の動き(娘は普通に学校がある平日なので、もし送迎が必要なほどの悪天候だった場合、娘をサポートする大人も必要になります)をどうするか、などなど、私立受験時とはまた違った課題が山積みです。
第一志望はこれからで、浮かれてはいられないのだ、と、身が引き締まる思いです。
ちょっと話が前後しますが……。
息子が受けた私立は、合否は中学校にまとめて届けるという通知スタイルでした。ネットや掲示板での発表は無し。つまり、子どもは中学校の先生から知らされ、親は、子どもからの電話や帰宅を待つしか、合否を知る方法はありませんでした。
先生から結果を知らされる直前の緊張、どんな風に知らされたか、その時の気持ち……。そんなことを話す息子の顔を見ながら、息子なりに歩んできた道のりを想いました。そして、これから彼が歩む道のりを想いました。
部活の引退前に手首の持病が悪化し、最後の大会に出られるか危うくなりました。他にもいろんなことを同時進行で抱えていて、しかも手術をしなければならなくなったとき、息子はうつむいて、
「乗り越えることが多すぎる。」
と、つぶやきました。
その時は、受験までの道のりが、どんなに険しく、長く感じたことでしょう。
あるいは、とても高くて険しい山に思えていたかもしれません。
でも、それから、部長も手術も生徒会も、いろいろいろいろ乗り越えてきました。
そして今、私立受験という山を越えました。
またひとつ、大きな山を乗り越えることができたね。
長かったね。
険しかったね。
でもがんばったね。
おめでとう。
自分がこれまで歩み登ってきた道を振り返ったら、どんな景色が見える?
その景色を、忘れないでね。
そして、それを自信にして、これからの道を見据えるんだよ。
険しい山道は、まだまだたくさん続いています。
少し休んだら、また登山再開です。
いろんな想いがこみあげていて、さっぱりまとまりませんが(苦笑)。
このblogを読んでくださる皆様にも、今回、良い報告ができて、ホッとしています。
いつも見守ってくださって、本当にありがとうございます。
前述したとおり、あくまで第一志望はこれからです。
来た道を一度振り返り、行く道を改めて見据える。
そんな私立受験となりました。