雪の中のセンター試験の様子が盛んに報道されたこの週末、我が家の高校受験生も、私立入試と格闘していました。
初日は、第一志望の公立より難しい(よって滑り止めにはならない)チャレンジ受験。
2日めは、滑り止めとしての本命。
センター試験の様子を報じたテレビでも言っていましたが、雪国の受験生にとって、
「試験会場に無事に辿り着けるか。」
ということは、最初にして最大のミッションです。
我が家も、早起きして、雪が降っていないか、道路は凍っていないかを確認し、中学校から定められた集合時間より15分ほどは早く着くよう逆算して出発しました。
無事にたどり着いたときには、心底ホッとしました~。
肝心の試験は……。
1日めのチャレンジ受験の方は、過去問の難しさに覚悟はしていましたが、やっぱり相当難しかったそうで、グッタリして帰ってきました。
精一杯勉強して臨みましたが、高校内容にも入っているんじゃ?と思われるほど難しかったこのチャレンジ受験は、当初の予定通り、
「受かったらラッキー!」
くらいに思っておくことにします(苦笑)。
「難しすぎるから無理して受けなくて良いよ。」
と言ったのに、
「いや、受けてみたい。」
と、自分の意思で挑んだこのチャレンジ。
その心意気だけでも、素晴らしかったと思うよ。
時間配分のコツをつかめただけでも、収穫と思いましょう!
2日めは、滑り止めとして本命の私立だったので、普通の顔で送り出しつつ、内心は
「今日こそ、手応えを感じてくれますように。」
と祈る気持ちでいっぱいでした。
試験が終わって、会場からどんどん受験生達が出てきたとき、みんなどこか晴れやかな顔をしていました。結果はどうあれ、ひと山越えた、というような……。
迎えに来ていた親御さん達も、どこかホッとした表情で、笑顔でお子さんを迎えていました。
どの親子にもドラマがあったはず。
みんな、受かるといいのにな。
そんなことを思っていると、うちの息子も出てきました。
少し友達と話してバイバイと手を振って、こちらに向かってくる息子。
「お疲れ様。今日はどうだった?」
「うん。まあまあ。昨日よりはだいぶ楽だった。」
「そっか。よかったね。」
すごく普通の、短い会話でした。
でもその短い会話には、いろんな想いが凝縮されていて、全国の受験生とその親御さんたちも、こんな感じなのかな、と思いました。
人生の中でとても大事な日を、まさに今、過ごしているはずなんだけど、あまりにも淡々と過ぎていく感じ。
長い長いと感じていたのに、終わってみるとあっけない、というような……。
第一志望の公立の入試も、試験まではどんなに長く悪戦苦闘したとしても、試験が始まってしまえば終わるのはあっけないほど速く、あっという間に過去のことになってしまうんでしょうね。
1日1日が大事だな。
勉強期間としても、親子の時間としても。
試験が終わるのを待っていた時間はとても長くて、何をしても落ち着かないので、やたら掃除をしていました。
鍋まで磨く始末(笑)。
落ち着かないから、というのもありますが、掃除をすると開運する、と見聞きしているので、
「どうか、うちの子に良い風が吹きますように。」
という願いも、やっぱりありましたね。
大事な試験の前日や当日は、「いつも通り」を崩さないのがいちばんいいと思いますし、うちの息子は、私がやたらとゲンをかついで
「キット合格しますように」
のキットカットなんて買ってしまった日には
「かえってプレッシャーだ!」
と怒ってしまうので、
息子が居ない間だけ、いろいろやっていました(苦笑)。
入試当日のお弁当には、さりげなくトンカツを入れましたがね(笑)。
心配は、全開にすると、時として呪縛になってしまうと思うので、できるだけ心のなかにしまって、息子と接する場面ではできるだけヘラヘラとしていることを自分に課していました。振り返ると、それが結構大変だったな、と思います(苦笑)。
何はともあれ、我が家の私立の入試は終わりました(と言っても、試験が終わっただけで、合否はまだ出ていませんが)。
明日は始業式(やっと!)。
そして実力テスト(涙)。
相変わらず過酷な日程なので、今夜は塾をお休みして、つかの間の休息を取らせます。
「目の奥が痛い。」
なんて言っていますしね(さすがに、2日連続の入試はキツかったんだと思います)。
頭痛につながらないといいのですが……。
ちょっと緩む必要性を感じています。
と、いうことで……。
緩め、緩め~!
今夜はみんな、緩むわよ~(笑)!
塾は休む、テレビもつける、私はビールも飲む(笑)!
今日の私立の合格を願いながら、また明日から、新たな気持ちで公立受験に向かっていこうと思います。