数日前から、子どもたちが、リビングにホワイトボードが欲しいと言い出しました。
事の発端は、娘が、息子に数学のわからないところを聞いたことです。
うちの子どもたちは、兄と妹で、得意な科目と苦手な科目が真逆(笑)。
理系兄と、文系妹という構成です。
数学で苦戦しはじめた娘は、兄に助けを求めました。
関数や図形の分野は、どうしてもグラフや作図が必要になりますよね。
妹にわからないところを聞かれて教えようとした兄でしたが、チラシの裏にチマチマと書くと、それを二人で顔を付き合わせて覗きこむことになるのが、二人とも嫌なんですって(笑)。
思春期だねえ(笑)(笑)(笑)。
ちっちゃい頃は、あんなにくっついて遊んでいたのに。
「ホワイトボードなら、チラシの裏を覗きこむのに比べたら遠くからボードを見るから、顔をくっつけなくても同じ図形を共有できるじゃん。だから、そんなに大きくなくていいからホワイトボードが欲しいんだよね。」と……。
ふーん。
なるほどねえ。
昔から、何かねだる時だけは結束が強いよね、あなたたち(苦笑)。
「まあ、考えとく。」
と答えて、置き場所や予算などを考えること、数日……。
黒板のように大きなものから、壁に貼れるもの、磁石がくっつくものや、持ち運び可能なものまで、いろいろなタイプのホワイトボードを見つけました。
ホワイトボード自体は100均にもありますが、以前娘の工作で買ったときに、すぐ枠が外れて壊れやすかったので、今回は100均のものは避けました。
それでもA4で1000円程度か、それ以下でした。
サイズが大きくなると、そのぶんお値段も張るようですが、我が家のリビングは黒板のような大きなホワイトボードを置けるほど広くないし、顔を寄せ合うことなく(笑)ちょこっと問題を教え合うのに使いたいだけなので、A4またはB4。A3もあればじゅうぶんです。持ち運びできるほうがソファーでも畳でも使えるので、磁石のくっつくA4タイプにしました。
そして、購入。
さっそく件の問題を書いて、使ってみました。
チラシの裏より、グラフも図形も大きく書けて見やすいそうです。
チラシだと、私や夫も一緒に覗きこもうとすると、チラシ周りの人口密度が高くなりすぎて無理なのですが(笑)、ホワイトボードなら家族全員で一緒に見ることができます。
息子は、学校や塾の先生の板書の特徴などを織り混ぜながら、妹にビシビシと当てて答えさせ、先生気分を楽しんで?いました。娘もニヤニヤしながらも、おとなしく兄の授業を受けていました(いつもはお兄ちゃんには強く出ているけど、教えてもらっているときは素直に聞かないとね)。
ホワイトボード、なかなかいいかもしれません。
人に教えることで自分の理解が深まると言いますが、ホワイトボードを使って兄妹が得意な教科を教えあえば、リビング学習の効果が倍増するのでは?!
と期待しちゃいます(笑)。
無事に妹がその問題を理解したあとも、兄と妹は、珍しく?仲良く理科の図を描いたりして使っていました。
手軽に書いて、手軽にプレゼンできるのが面白いのかなあ。
最近、息子は伸び悩んで、「勉強が苦しい」モードに入っていたのですが、
ちょっと目先が変わったのか、昨日は勉強がはかどったようです。
私もちょっと目先が変わり、もっと効果的な使い方はないか、考えてみました。
数日前に子どもが間違えていた問題を、こっそりホワイトボードに書いておいて、突然、
「ジャン!」
と、出してみようかな。名付けて、
「本当に身についていますか?ゲーム」(笑)!
これは最近息子と話していたことなのですが、例えば定期テストなどでは範囲がわかっているので、
「今は関数の問題をやっている。」
とわかって解いています。だから解法もすぐ思いつく。
でも、実力テストや模試や、入試の問題は、
「これは関数の問題です。」
とは書いていないので、どの分野のどの知識を使って(あるいは組み合わせて)解く問題なのか、パッとは思いつかないことがある。
だから各単元をやりこむことも大事だし、一方で、単元がわからない状態でパッとランダムに出てきた問題を解けるようにする練習も必要なんですよね。
ホワイトボードは、そのランダム問題を子どもに浴びせるのに最適ではないかと、思いついてしまったのです(笑)。
朝起きたら、何年生のどの単元からの出題かわからないけど、何か問題が書いてある。
学校から帰ってきたら、また違う問題が、何か書いてある。
今朝は文字式だったけど、夜は図形になってる、とか。
次の日は突然漢文の返り点を打つ問題、とか。
そんなの、嫌かな(苦笑)。
でも面白そうなので、せっかく買ったホワイトボードだし、とりあえず試しにやってみるか、と、画策中です。
ふふふ……今日は何の問題にしよう?……ちょっと楽しみ(笑)。