息子たちの合唱の最後のステージが終わりました。
本番前の数日前にクラスで揉めたり(中学生にはありがちなトラブルですね)、何かとヒヤヒヤしましたが、毎日朝練もして、ずっと歌ってきた彼ら。
なんだかんだありながら、絆を深めて当日を迎えました。
うちの息子は鼻声がまだ治らず、不安だったようです。
でも、ずっと合唱部の女子から注意を受けていたことの1つ、
「鼻濁音の発音をきちんとする!」
が、鼻声のおかげで上手くなったと言われたそうで(笑)、私も当日の朝は、
「もう今日は、みんなで歌う最後のステージなんだから、楽しんだら?」
と声をかけて送り出しました。
そして、私も追いかけるように会場へ。
早めに行ったつもりでしたが、駐車場もあと2台分しか空いていなくて、ギリギリセーフでとめたほど盛況でした。
このあたりの各中学校の代表の3年生たちが集まっていたので、出演する生徒の数が半端なく、それに伴って観に来ている親の数も、とても多かったです。立ち見や、通路で見る人も出たくらいの人の多さでした。
「ここに来ている3年生はみんな受験のライバルで、親御さんたちもみんな受験生の親ということ……。でもみんな、受験の取り組みが間に合わないと嘆きつつ、この時期まで合唱にも精一杯取り組んできた子どもたちと、その親御さんたちなんだなあ……。」
と思うと、ライバルなのですが同志のような気持ちを勝手に抱いてしまい、他の学校の歌も、聴くたびに涙が出てしまいました(苦笑)。
最近疲れているせいでこんなに涙もろいのかと思いましたが、周りを見渡すと、お母さんたち、みんな泣いてるじゃん(笑)!
なんだ、私だけじゃないんだなと思いました。
子どもたちの歌声には、それぞれの、これまでのドラマや想いが乗っていて、それを知っているから余計に親は涙してしまう。
そんな会でした。
だから会場は異様な熱気で、汗をかくほど(苦笑)。更年期に微妙に足を踏み入れている年代のママンたちにとって、汗問題は深刻ですね。あちらこちらで、頭や顔から流れる汗をぬぐう姿が見られました。もちろん私も例外ではありません(笑)。
もう最後の方は、涙も汗もまとめて拭く!みたいなことになり、ドロドロママンがいっぱい(笑)。
でもきっと、子育てで得られる幸せってこういう瞬間なんだろうなと感じていました。
ドロドロになって、感動の泣き笑い。
そういう瞬間を味わえるのは、そこに至るまでのしんどい時間をたくさんたくさん、子どもと一緒に積み重ねたあとの、ほんの一瞬でしかないのですけど。
その瞬間のためにがんばるし、その一瞬の喜びが、それまでの苦しさを凌駕してしまうので、また次も頑張ってしまうという……感動って、タチが悪い(苦笑)。
息子も、やりきったと思えたようで、クタクタに疲れていたし相変わらず鼻声でしたが、いい笑顔で帰宅しました。
これでやっと、また1つ乗り越えたな、という感じです。
今月に入ってから、英検二次、実力テスト、合唱と、3つ乗り越えました。実力テストの結果は悪かったです。勉強する時間が充分に取れていないのだから当然なのですが、焦ります(涙)。
それにしても、1週間で3つって、山が多すぎ(泣)。
昨日は期末テストの範囲が発表されました。
もうテストにまみれ過ぎて、何の勉強をやってるのかわからなくなってきました。こんなにテストテストテスト!と、間違えた問題を解き直す暇もないほどテストに追われて、勝負の11月も何もあったものじゃありません。もうちょっとテストを減らして、じっくり解き直しさせたほうが、成績上がるんじゃ?と思います。
とにもかくにも、あとは生徒会だけ(まだ残ってるのかっていう……)。
あと10日ちょっとで生徒会を終えたら、やっと、勉強だけしていればいい状況になります。
それまで、体調、気力、持つかしら。
娘も、兄のヨレヨレの姿を見て、
「3年生って、こんなに忙しいの?」
と、青くなってます。
私は、娘の顔を見て、
「この子の時、もう1回、3年生の親をやるのか。」
と、やっぱり青くなってます(苦笑)。
しんどさと感動とが交互にやってきて、体だけでなく、心も忙しい秋です。