息子が先月受けていた数学検定3級、無事合格したようです。
今日、ネットで合否確認をしたら、「合格」と出ていて、ホッとしました。
数検3級のレベルは中3終了程度、ということで、田舎の公立中のゆっくりペースの授業進度では、まったく追い付いていなかった範囲でした。
独学で、二次方程式と二次関数と、三平方の定理と相似と……重要単元を先取りしての受験でした(先取りといっても、きっちり仕上げられたわけではもちろんなくて、重要ポイントだけを押さえるのが精一杯だったのですが)。
この時期に未習単元がたくさんある数検3級を受けたのは、志望校に願書を出す前に、英検、漢検、数検をそれぞれ最低でも3級までは取ることを目標にしていたのと、夏以降、塾に通うことを考えていたので、塾の進度に少しでも追い付いておく必要があったからです。数検3級の7月受験は、否が応でも先取りをしなければならないので、塾の準備としてもちょうどいいなと思ったのです。
放っておくと楽な方へ楽な方へと流れる息子(苦笑)。何か目標がないと、先取りも進まないだろうなと思ったので、無理矢理数検のスケジュールを入れておいて良かったです(笑)。
最近、得意だと思っていた数学が模試で伸び悩み、昨日も塾の宿題でウンウン唸っていました(二次関数の放物線のグラフと、一次関数の直線のグラフが交わり、交点の座標を求めたり、グラフの中にできる図形の面積を求めたりする問題の、応用レベルができなくて……数検の問題より難しい問題だったのかも)。
このぐらいは出来ないとまずいだろうと自分でも感じるのか、ひらめかない自分に自信を無くして、数学に対するモチベーションが下がってきていたところに、数検が受かっていたとわかったので、また頑張る気持ちになったようです。
少々さらったとは言っても、まだまだ演習が足りていない分野なのですから、すぐに解法がひらめかなくてもしょうがない、と思うのですが、1度でひらめかないと落ち込んでしまうんですよね。もうちょっとタフに、粘り強く何度も挑戦しなくては!
「解説を読んで理解できても、それと自力で解けることは別問題。自力で完答できるようにならなければ、できたとは言えないんだよ。」
と、口すっぱく言っています。
まあでも、かくいう私は、高校時代に演習不足で数学を苦手にしてしまったので、偉そうなことは言えないんですけどね(苦笑)。
塾の先生が、
「数学で解法をひらめくかひらめかないかは、そういう問題をやったことがあるかないか、が大きい。」
と、おっしゃっていました。
確かにそうだろうな、と思います。
「このへんに、補助線引けばいいんじゃね?」
「この座標が、なんか匂う……怪しい……。」
などと(息子風に言ってみました(笑))勘が働くかどうかは、やったことがあるかないかという経験値にかかっているのだと思います。
高校時代の私は、「わからないので解説を読んで理解する」を繰り返しているうちに、気づいたときには、まったくひらめかない自分になっていました。
テストでは、たいてい大問1の(1)で最初の式を立て、「……①とする。」まで書いた後が続かず、あとは窓の外を見て過ごす、みたいな(笑)。
あのころ、もっと粘って、嫌でもガンガン問題を解けばよかったな、と思うので、子どもたちには諦めないでもう一歩頑張ってみてほしいのです。
折しも、先ほど、24時間テレビのマラソンランナーが、ブルゾンちえみさんと発表されたところです。
ブルゾンさんは、もう芸人をやめて田舎に帰ろうかと思っていたとき、最後の挑戦と思って作ったネタが当たって今の活躍につながったのだとか……。そして、その経験から、
「今、何かを諦めそうになっている人には、もう一歩だけ頑張ってみてほしい。そうしたらその先に夢があるかもしれないから。」
というようなメッセージを伝えたいということでした。
その場で一緒にテレビを見ていた娘に、
「ほらね、ブルゾンちゃんも諦めないでって言ってるでしょ!」
と言って、ハイハイとあしらわれ、塾から帰宅したばかりの息子に、
「ブルちゃんもね、諦めないでもう一歩って言ってたんだよ!数学もだよね!ね!ね!」
と迫ってウザがられた母でした(笑)。
「数学もマラソンも人生も、諦めないで!」
なんだか予想しなかった着地点に落ち着いた今日の記事です(笑)。
息子、数検合格おめでとう。次は10月、英検3級頑張ろうね。後がないから1発合格を目指そう(汗)!
娘、やっぱり3年生は忙しいってお兄ちゃんでわかったから、検定系はできるだけ2年生までに頑張っておこうね!
ブルゾンさん、坂本トレーナーも、体に気をつけながら、素敵な走りを見せてくださいね!
ママンの書斎から、応援してますよ~!